デスペレーション
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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今度のスティーヴン・キングが舞台にしたのはネヴァダ州の砂漠にある小さな鉱山町デスペレーション。チャイナ・ピットと呼ばれるアメリカ最大の露天掘りの銅鉱山の町だ。 | ||||
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『神は残酷だ』成る程・・・。壮大なスケールで映画でも観ているような緊迫感。ラストも素晴らしい。リチャード・バックマン著の『レギュレイターズ』を購入しようと思う。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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大好き!とは何故か言えず、スティーブン・キングかぁ〜と、ボヤキつつ映画はほとんど観ています。 あー面白かった!とも言うことも少なく、ちょっとどんよりした気持ちになったりしつつ、やっぱり次も観てしまいます。 キングの本を読むのはこれが初めてなのですが、やはりサクサクとは読み進めず、かといって読まずにもいられずという感じです。 理由は、「怖いし、読んでいてトホホな気分になる」「でも何とかなるんじゃないかという希望も感じられる」から。 そこがこの作者の魅力であり手腕なのでしょう。 まだまだ途中ですが、男の子(デヴィッド)が良くて、灯火のように先を照らしてくれているのが救いです。 私は荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」が好きなのですが、そのストーン・オーシャンというシリーズのエンポリオ君とデヴィッドが重なります。 どーしようもない状況の中でも失われない希望、という点で両者は似ていて、そんなところが自分がキングに魅かれる理由かも、と読みながら思いました。 | ||||
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ハイウエーを妹の車を移動させるために運転していた夫婦が、保安官に停止を命じられる。 後ろのバンパーがなくなっていたからなのだが・・ なんと、車の中から(おそらく妹のものである)袋に入った大麻が見つかった!! パトカーの後部座席に乗せられた夫婦が向かった街、その名も「デスペレーション」で待ち受ける恐怖。。。。 スティーブン・キングの空想ミステリー!!! 一気に読んでしまいました。 デスペレーションの鉱山の秘密。。。 ちょっと「放射能汚染??」なんてことも 思ってしまいました。 | ||||
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皆さん書いていますが、テーマは「神は残酷か?」です。 私は、肉親を理不尽に亡くした直後にこの小説に出会いました。 あの子が死ななければならなかったのはなぜなの、あの子が何かしたの、私が何かしたの? 怒りしかなかった私がこの本とであったのも、David が友人の怪我をきっかけに変わったことと何か似ている気がします。 単純にバイオレンスホラーとしても楽しめますし、Davidの迷い、怒り、そして祈りを自分に重ねるにも良書です。 最後のオチは日本語で読んでいるとわからなかったのですが、TV版をみて目からうろこでした("John"という名前がヒントです)。 ぜひ、オチのからくりも見つけ出してみてください。 God is Love. | ||||
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楽しい旅行に出かけたはずの一家4人が、警官に停車を命じられ、砂漠のなかの田舎町に連れて行かれます。そこから始まる恐怖の物語、表紙の人形(持ち主の幼い娘は真っ先に殺されてしまいます)で怖さを感じた人は、読むのを止めたほうがよいと思います。町の人たちは1人残らず殺されますし、コヨーテ、ガラガラヘビ、サソリ、毒グモなど、怖いものがてんこ盛りです。ネタばれは避けますが、小説が書けなくなって大型バイクで旅に出た中年作家は、キングの分身のような気がします。ただし、神が出てくる話は、無信心者が多い日本では少し理解しにくいかも知れません。、 | ||||
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アメリカの地方都市を訪れていた夫婦が警官に捕まり、その警官がやがて・・・というお話。 ここでキングが描いているのはアメリカの特に南部によくあったという暴力の歴史、小説で言うとフラナリー・オコナーやジム・トンプスンが描いた暴力の歴史を自己の中で独自にホラーとして咀嚼して描いたのではないかと思いました。元々アメリカという国がネイティヴから土地を略奪して出来た国で暴力で勝ち取った歴史をみれば判る通り、現在でも学校等で銃撃戦が行われたりとその暴力の病理に迫る為に本書を書いたのではないか、と思いましたがどうでしょうか。 世の中は金かファックか暴力で動いていると思いますが、偏見かもしれませんが特にアメリカではその傾向が他の国や地域よりも強いイメージがあり、テレビ等の暴力描写の規制は強いのに戦争ばかりしているというアメリカという国の総体を捉えようとしたのが本書の試みではないかと感じました。姉妹編の「レギュレイターズ」と違いこちらはキング名義のせいか神や信仰の問題にも触れているし、いかにもキングらしい作品だと思いました。 この時点でもかなりの数のホラーを書いているのに未だにホラーにこだわりその領域を広げようとしている所は偉大だと思います。上記のような深読みは別にしても単なるホラーとしても面白く読めるので、機会があったらご一読えおお勧めしておきます。 | ||||
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