(短編集)
ビッグ・ドライバー
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「ビックドライバー」「素晴らしき結婚生活」2作品収録。どちらとも作中、読者を嫌で辛い状況に置く。特に、さいしょの「ビックドライバー」は、これでもかと主人公を痛めつける。彼女の心中と他者との会話の掛け合いが、話の展開にリズムをつけている。「長年連れ添った相手の秘密を何気に知る」という怖さ。その後の妻の苦悩と行動。前半の夫婦の長年「いかに仲睦まじい」ところを読まされた後の展開は面白い。両作品の最後は清々しい。オカルトではないが、身近に感じる恐怖物もよい。 | ||||
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中編のミステリが2編。 表題の『ビッグ・ドライバー』は暴漢に暴行された女性の復讐劇。女性が読むと胸が悪くなるような内容。冒頭から強い筆致で読ませる。「これは…!」と期待したが途中から主人公(作家)が自身の作品の主人公やカーナビとやたらと会話をはじめるに至り「なんだこりゃ」。臨場感、ストーリーの重みが台無し。 『素晴らしき結婚生活』は平凡でやさしい会計士の夫が殺人鬼であることを知ってしまった妻の苦悩。 ラスト、静かな余韻の結末は意外だった。 | ||||
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キングは最強最高ですね。とにかく昔の短編集などを再販してほしいです。 | ||||
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ビッグドライバーに関しては 女性としては納得できない点もあります。 だれもがジョディーフォスターのように強くはない。 それでも、小説としては成立しているので星4つ。 | ||||
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ただただ上手いの一言。ホラーの帝王の冠は伊達じゃない。 今までキングの作品は長編しか読んだことがありませんでしたが中編も濃厚。読んでいてこちらの息が詰まってしまうような、圧倒的な緊迫感は本作でも健在でした。 表題作「ビッグドライバー」はレイプされ危うく殺されかけた女性の復讐劇を描いた中編。復讐そのものよりも復讐するに至るまでの心理描写がリアルで巧い。 ひどく痛めつけられた相手に対してやり返すというのはものすごく勇気のいるもの。我が身の安全を第一に考え泣き寝入りするか?それとも復讐するか?この辺りの心理描写が秀逸です。 もう一編は「素晴らしい結婚生活」。明るいタイトルですが内容はもうとんでもない。個人的には表題作より満足感が高かった一作。 三十年近く連れ添った最愛の夫が連続殺人鬼だった。その事実をふとした出来事をきっかけに妻が知ってしまうという展開ですが、こちらもそうきたか!と思わせられるストーリー運び。 些細なことですが長年一緒に過ごした相手だからこそ騙しきるのは難しいと苦悩する妻にハッとしました。相手を知っているということは相手にも知られているということ。そういった些細な部分をさらっと書いてしまえるからこの作家はすごいんだなぁ。完全なるハッピーエンドとはいきませんが締め方も綺麗です。 どちらも話としては一本道で特にひねりというものはないのですがそれでも最後まで読ませる力がとにかく強い。 精神的摩耗の激しい、ハラハラできるホラー小説をお求めの方は是非。 | ||||
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