呪われた町
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
キング2作目にして週刊文春の20世紀ベストミステリランキングで第10位に選ばれた名作が本書。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こんな町に住みたくありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻…中盤まであまりホラーっぽくないなぁと思いながら読んでいたら…小野不由美さんの「屍鬼」がこれをモチーフにしていたという意味が分かりかけた所で下巻に続く。ちなみに綾辻行人「Another」の榊原恒一が入院中に読んでいたホラー小説らしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進めて行くうちに、町が暗黒世界に包まれていく雰囲気を感じました。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「吸血鬼もの」とは知らず、実は読み始めた作品である。 単なるホラーとはいえない。 登場する人間たちを実によく掘り下げている。 キングをまだそんなに多くは読んではいないのだけれど(7~8作品ほど)、この作家の人間描写の深さについては、毎回、 感心させられている。 ミステリーとかホラーの概念を超えて、人間の奥深さをよくとらえている。 心の奥に、過去の痛みや思いを抱えている人間の心理をさりげなく描写している。 読み始めたら、止まらなくなってしまう。 キングの小説はいつもなのだれど…。 さりげない言葉の一つ一つが心に残る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代(とはいえ1970年代)を舞台とした、正統派の吸血鬼ホラー。「キャリー」に続く著者2作目ながら、代表作のひとつに必ず挙げられる傑作。日本国内での知名度はそれほど高くないように思うが、解説によると「シャイニング」「ザ・スタンド」と並び3Sと呼ばれ、高く評価されているという。 上巻の大半で、町の住人たちの人となりや生活ぶりが語られ、なかなか物語が前に進まない。ただ、そんな中にもどことなく不穏な空気が流れており、この辺りの不気味さを楽しめるかどうかで作品の評価が大きく変わる気がする。上巻の後半から下巻を通しては一気に吸血鬼ホラーが炸裂し、手に汗握る展開が続く。吸血鬼の行動形態は古典的ルールに乗っ取りながらも、主人公たちと駆け引きや頭脳戦を展開するところが新しいし、面白いと感じた。キングが好きなら必読の書。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進めていくとジワジワ怖さが迫ってきます。キング初期にして屈指の名作! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ジョイランド」に続いて読んだ2冊目です。まだキング初心者でどんな作風なのかよくわかっていません。この作品も宇宙人が知らない間に町に入り込んでくるSFかと思っていました(汗)。読んでみたら正統派の吸血鬼小説ではないですか。吸血鬼ものは小説も映画も大好きで「ドラキュラ」や「カーミラ」はもちろん、それ以前の古い作品も掘り出して読んでいます。ハマーの映画シリーズも大好きです。 最初は「アメリカに吸血鬼?」と思いましたが違和感がなかったのが驚きでした。アメリカを舞台した吸血鬼ものは映画でもどこかポップなイメージがあり結局は合わない気がしていたからです。もっともこれは東部のニューイングランド地方だから合ったのかもしれません。やっぱり西部のカリフォルニアとかだと無理な気がします。 90年代に大ヒットしたテレビドラマで「ツイン・ピークス」というのがありますが、雰囲気が似ていると感じました。誰もがお互い顔を知っているような小さな田舎町が舞台。最初は住民たちの群像劇が描かれていきます。わけあり、変人も多い。このあたりの奇妙な味は私は好きですがレビューを拝見すると賛否両論のようです。 そんな中にじわじわと浸透していく異常事態。明らかにおかしいのに自分の目で見るまで誰も信用しない、そうして危機は取り返しがつかないスピードで進行していきます。主要登場人物が容赦なく襲われ死んでしまうのにも唖然としました。その後、やるかやられるかの命をかけた吸血鬼退治の悲壮さが凄まじいです。 マッチョ志向のアメリカで一般的にはオタクといじられるタイプのマーク少年が、そのすぐれた知能でいじめをかわし、大人並みの冷静さで生き抜いていくのが印象的でした。自立しようとする娘スーザンを支配で引き戻そうとする偏狭な母親の毒親としての描き方も古びていなくて、老教師マークの聡明さもよかったです。 エルサレム・ロットではなくジェルサレム・ロットと訳されているのは意図的なものか?それともただ単にスペルをそのまま日本語にしただけでしょうか?エルサレムという名をつけたのには意味はあるのか気になりました。 あえて古典的な吸血鬼ルールを踏襲したところがよかったと思います。めでたしめでたしのハッピーエンドではなく残された者の心の傷やむなしさが悲しく、彼らはこれからどうして生きていくのだろうと考えさせられます。それにしてもこれで吸血鬼を完全に撲滅することができたのでしょうか。気になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ジョイランド」に続いて読んだ2冊目です。まだキング初心者でどんな作風なのかよくわかっていません。この作品も宇宙人が知らない間に町に入り込んでくるSFかと思っていました(汗)。読んでみたら正統派の吸血鬼小説ではないですか。吸血鬼ものは小説も映画も大好きで「ドラキュラ」や「カーミラ」はもちろん、それ以前の古い作品も掘り出して読んでいます。ハマーの映画シリーズも大好きです。 最初は「アメリカに吸血鬼?」と思いましたが違和感がなかったのが驚きでした。アメリカを舞台した吸血鬼ものは映画でもどこかポップなイメージがあり結局は合わない気がしていたからです。もっともこれは東部のニューイングランド地方だから合ったのかもしれません。やっぱり西部のカリフォルニアとかだと無理な気がします。 90年代に大ヒットしたテレビドラマで「ツイン・ピークス」というのがありますが、雰囲気が似ていると感じました。誰もがお互い顔を知っているような小さな田舎町が舞台。最初は住民たちの群像劇が描かれていきます。わけあり、変人も多い。このあたりの奇妙な味は私は好きですがレビューを拝見すると賛否両論のようです。 そんな中にじわじわと浸透していく異常事態。明らかにおかしいのに自分の目で見るまで誰も信用しない、そうして危機は取り返しがつかないスピードで進行していきます。主要登場人物が容赦なく襲われ死んでしまうのにも唖然としました。その後、やるかやられるかの命をかけた吸血鬼退治の悲壮さが凄まじいです。 マッチョ志向のアメリカで一般的にはオタクといじられるタイプのマーク少年が、そのすぐれた知能でいじめをかわし、大人並みの冷静さで生き抜いていくのが印象的でした。自立しようとする娘スーザンを支配で引き戻そうとする偏狭な母親の毒親としての描き方も古びていなくて、老教師マークの聡明さもよかったです。 エルサレム・ロットではなくジェルサレム・ロットと訳されているのは意図的なものか?それともただ単にスペルをそのまま日本語にしただけでしょうか?エルサレムという名をつけたのには意味はあるのか気になりました。 あえて古典的な吸血鬼ルールを踏襲したところがよかったと思います。めでたしめでたしのハッピーエンドではなく残された者の心の傷やむなしさが悲しく、彼らはこれからどうして生きていくのだろうと考えさせられます。それにしてもこれで吸血鬼を完全に撲滅することができたのでしょうか。気になります。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 51件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|