人類狩り



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人類狩り (創元SF文庫)
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初公開日(参考)1997年11月
分類

長編小説

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人類狩り (創元SF文庫)

1997年11月01日 人類狩り (創元SF文庫)

人類は星間戦争に敗北し、焦土と化した地球に爬虫類生命が侵攻した。ある日エイリアンの部隊長フランは、生き延びた地球人の子供と遭遇し、殺戮の掟にもかかわらず命を救ってしまう。狩る者が狩られる者となり、ここに人間とエイリアンの望みなき逃走劇が始まった。雪と闇の果てに待つものは? ヒューゴー賞候補となった、巨匠の初期作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

人類狩りの総合評価:7.60/10点レビュー 5件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

クーンツの器用さがいい方向に出た作品。

今回のクーンツは面白かった!!かなり高く評価できる。なぜなら設定、ストーリー展開に破綻がないからだ。SFということで作者なりの世界観が構築されたところがその要因だろう。
しかし、クーンツは異質な物を組み合わせ、そこから人情話を作るのが非常に巧い。今回も地球を滅ぼした異星人と人類の子供との交流が素晴らしい。
結末はやや急ぎすぎた感があるが、何よりもSFをも手中にしてしまうこの作家の力量に改めて脱帽。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(3pt)

今でも十分に愉しめる70年SF

異星人の攻撃により殲滅されてしまった未来の地球。探索に訪れた異星人フランは、偶然、地球人の少年レオを発見する。地球人の抹殺指令に背むきレオを見逃してしまったフランは、主任精神科医によってその罪を暴かれてしまう。フランは衝動的に同胞を裏切り、レオを連れて地球人の暮らす避難所へと旅立つのだった…。

戦闘能力を強化した追手<追跡者>、異星人たちの知能とつながる<フェザーシステム>、武器を自己生成する生物兵器<隔離者>など、70年発表の作品ではあるが、ガジェットは今読んでも新鮮だ。

異星人と地球人の少年との逃避行が物語の大半であり、彼らと追手との攻防戦が見所である。クーンツ 全盛期までとはいかずとも、ハラハラは撒き散らしてくれている。

誤解のために人類を滅ぼしたと気づき、良心の呵責に苛まれるフラン。<追跡者>らの攻撃をかい潜りフランは、レオと共に避難所に辿り着くことができるのか…。

ありがちな締めくくり方ではあるものの、今でも十分に読める作品だ(トカゲ型異星人と少年が自然とコミュケーションがとれる!点、除く)。
人類狩り (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:人類狩り (創元SF文庫)より
4488684025
No.3:
(4pt)

オールドSF好きな誰かへ

"あの警告は純粋の地球語だったーなまりのない地球語だ。しびれた腕をさすりながらあたりを見回すと、その人間が目に入った。"1970年発刊の本書は、ジャンルミックスした幅広い作風で知られる著者の初期作にして『ベストセラー小説の書き方』で自らとりあげた異種族間の交流を描くSF佳作。

個人的には既読の"すべての物語は語り尽くされている。新しいプロットなどはない"と真摯な語り口が印象的だった『ベストセラー小説の書き方』に唸らされる所があったので、本書もついでに手にとってみました。

さて、そんな本書はオールドSF風味たっぷりに人類に勝利した【トカゲ型エイリアンと生き延びた地球人の子どもの逃避行】と、その道中における交流を描いているわけですが。そう言えば?かっては頻出した【トカゲ型エイリアンって最近見ないな。。】と、どこか懐かしくも無駄なくまとまっていて読みやすかった。

一方で、著者の特徴とも言える『恐るべき子供』モチーフとはいえ、地球人の子どもの【登場時からの沈着冷静さ、というかふてぶてしさ?】には多少なりと違和感を覚えましたが。。まあ、その分、トカゲ型エイリアンの心境の変化は丁寧に描かれていたので、ページ的にもそれはそれで。といった所でしょうか。

モダンホラーの人気作家としての著者の原点が気になる誰か、オールドSF好きな誰かにオススメ。
人類狩り (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:人類狩り (創元SF文庫)より
4488684025
No.2:
(4pt)

知性賛美、暖かい心賛美のクーンツの原点

クー様 がベストセラー作家になる前の貧乏SF作家時代の作品だが、
長い小説書く能力が無い故に、
逆に感動のコストパフォーマンスは良いであろう。
現在のクー様 は1000P超えが普通だがこれは250Pもない。
短すぎるので読む楽しみを減らさない為に、
内容はあまり紹介したくないが、
知性賛美、暖かい心賛美のクーンツはこれからも読み取れる。
宇宙人に地球が侵略されて、地球が荒廃し、
地球人の生き残りは隠れて生活しているのだが、
廃墟になった都市で、本屋漁りする脇役が素晴らしい!
金を払わずにいくらでも本を持って行ける環境に喜んでいる脇役は私の理想である。
全人類が滅びたとしても、本屋と図書館が全滅しなかったら、
そこは天国だよねw
人類狩り (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:人類狩り (創元SF文庫)より
4488684025
No.1:
(4pt)

切なさがしみ出す佳作

モダンホラー作家として有名なクーンツだが、初期にはSF作品を中心に執筆していたことは良く知らなかった。
冒頭の特異な設定から物語はゆっくり始まる。ストーリーが進むに連れて、テンポは速まる。そこに繰り広げられる逃避行は非常に映像的であり、手に汗握る。しかし本作の本質は「切なさ」にある。はじめから少しずつ「切なさ」がしみ出してきて、エンディングでそれが破裂してしまう。
人類に対するシニカルな視点があふれている点も見逃せない。
人類狩り (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:人類狩り (創元SF文庫)より
4488684025



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