闇の中の猫



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初公開日(参考)2009年09月
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長編小説

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闇の中の猫 (ミステリ・フロンティア)

2009年09月29日 闇の中の猫 (ミステリ・フロンティア)

ドッペルゲンガーを見たという少女に頼まれ、その正体を探ろうとした矢先、会員制サイトの掲示板の書き込み通りに彼女が殺された。ミステリ愛好者が集うそのサイト“猟犬クラブ”はパスワード制で、第三者が簡単にのぞけるものではない。“キャット”と名乗る不気味な書き込みの投稿者は、果たして誰なのか?会員同士で互いの正体がわからないまま疑念だけが膨らむうちに、“キャット”による新たな書き込みと、それをなぞるかのような事件が再び起こる―。島田荘司推薦の新鋭、堂々デビュー。 (「BOOK」データベースより)




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No.1:
(4pt)

ネットの本格ミステリ愛好家たちへの挑戦状

島田荘司がペンネームの名付け親、という気になる新人作家。たしかに島田荘司が好きそうな、密室あり、サイコパスあり、シリアルキラーに発展する本格ミステリ。ネットの本格ミステリファンサイト<猟犬クラブ>に書き込みされた通りに、女子大生が殺されます。10名しかいない会員制サイトなので、容疑者は絞られるのですが、果たしてメンバーに殺人犯がいるのかどうか。語り手の中心となるのはメリヴェールというハンドルネームの英文科学生・深町麟。殺されたのは同級生の樋口佐和子で、彼女は、社会人を経て入学してきた美人の高市美保子に興味を持ち、彼女にそっくりな女性まで見つけてきてなにやら探ろうとしていた様子でした。語り手が<猟犬クラブ>10人プラス犯人で、しかも現実とネットでの姿と両方から語っていきます。(せめて一人称か、三人称かどちらかにしてほしい)これもまた読者を混乱させる意図があるのでしょうけれど。このもつれた紐を最後に安楽椅子探偵の小波涼が解きほぐしていくのですが、シリーズものの途中のように書かれていて彼の正体がいまいちはっきりしない。新人らしい勝手さや、設定の甘さがそこここに見えるのですがそれを凌駕して、ミステリは考え抜かれています。それぞれの人間ドラマはありきたりなのですが、それが連続して起こった場合、どんなふうに世間は混乱するのか。さまざまなミステリを読んできた著者だからこそやってみたいと思ったのかもしれません。
闇の中の猫 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:闇の中の猫 (ミステリ・フロンティア)より
4488017576



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