〈カラオケdondon〉の奥まった一室。そこはお客に貸さない部屋。

スコットランドの地方都市で、帰宅途中の女性教師が何者かに襲われ、殺されかけた。

アモリー家に伝わる由緒ある屋敷、ローン・アベイ館。

スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。

兄と二人暮らしのローガンは、兄の殺害現場に居合わせるが、目撃したのは走り去る犯人の車だけだった。

法廷弁護士にして裁判官である美貌の修道女フィデルマが、鋭い推理で数々の難事件を解決する。

音を頼りに謎を追う。ファンタジック・ミステリー。

娘の手術費用のため、やむなく誘拐を決意したミョンジュン。

家族全員で出かけるはずだった日帰りのさくらんぼ狩りツアーに、ふとしたことから父と二人で行くことになった桐子。

太平洋戦争勃発直前の昭和十六年の夏、日本・中国・アメリカの五人の若者が槍ヶ岳の頂上に立った。

「私たちはどうしようもなく、別々の体を生きている」 夫婦。血を分けた子を持ち、同じ墓に入る二人の他人。

埼玉県草加市で男児の変死体が見つかった。

独り暮らしの初老男性が絞殺死体で発見された。捜査線上に浮上したのは家事代行業の地味な女性。

5年前に起きた「猫殺し事件」をきっかけに、異世界へ散り散りに飛ばされてしまった魚住二葉たち同級生7人。

著名な女流作家・大原鳳月が死んだ。

クー・クラックス・クラン誕生の地、テネシー州プラスキ。

名ヴァイオリン職人のジャンニは、ヴァイオリン製作学校の講師でもある。

ふるさと祭りで突発した、ブラスバンドの男たちによる集団暴行事件。

娘の名はクリーオウ、自称22歳。

大学院生の隆一郎と、見た目は少女だが猫又のお双。奇妙で平穏な生活を送るふたりの元に、誘拐予告事件の相談が舞い込む。

一ノ宮家からの招待を受け、衣更月をつれて当主として初めての旅行に出かけた花頴。

炎暑のヴェニスを訪れた二組の夫婦。

美容師の舞は、結婚して一年になる夫に対し暴力を振るう自分を止められずにいた。

湖のほとりにある「お休み処・風弓亭」の三姉妹。

元自衛隊レーンジャーで今は代行業を営む降矢浩季は、結婚式当日に失踪した新郎の行方を捜していた。

君と全力で生きた時間が僕の未来を変えたんだ 母の死をきっかけに幸せを遠ざけ、希望を見失ってしまった瑞樹。

松城署の同期の刑事2人、桐谷と高坂。高坂は収賄容疑で逮捕されたが、処分保留で釈放。

「お前は記録世界の住人だ」本好きで内気な男子高校生、直実は、現れた「未来の自分」ナオミから衝撃の事実を知らされる。

卒業式会場に向かっていた中3の羊歯子は、気づくと暗い部屋で目覚めた。隣に続くドアには貼り紙が。

酒場、賭場、娼館が集まり、この世の極楽ともいえる一大歓楽地・楽園島。

探偵にできるのは、謎を解決し先に進むことだけだ。独特の探偵術を駆使し、困難で不愉快な調査でも決して諦めない。

訓練中の米空母を鳥の大群が襲った。乗組員は全滅、最新鋭の見えざる戦闘爆撃機が行方不明に。

手の怪我から四カ月ほどして、徳川竜之助は柳生全九郎の死を知った。

榎本武揚が隕石から作ったという流星刀だが、刀身の成分を調べた結果、偽物と断定。

沖縄で退魔師の修行を積んだというプロデューサーの伊東氏は、男性カメラマンから相談を受けていた。

世界に外も中もないのよ。

幼い女子を次々と拐す「黒い魔物」が、団員・篠崎始の妹と小林少年を拉致。

人里はなれた山村で、年老いた父親の看病をしながら暮らすひとりの男。ある日、女性が訪れて自分の叔父が殺されたことを告げる。

片田舎で、特にやりたいこともなくて、成績もよくなくて、モテない高校生。

1768年。革命前の爛熟したパリで、女の惨殺死体が発見された。

九十キロを越す巨体、無作法、口の悪さは超一級―そんな型破りの“アンチ・ヒーロー”、ダルジール警視は、その桁外れの魅力でミステリ・ファンの圧倒的な支持を受けてきた。

雪に閉ざされたカナダの森奥で、一人、また一人と殺されてゆく。

横溝正史生誕120年記念復刊! 横溝正史の異色傑作! 臨海荘の大ホールでは、大勢の男女が集うパーティが催されていた。

北陸地方の海沿いにある小さな駐在所で警官が失踪。県警本部は個人的な都合で失踪したと処理する。

作家の元に集まった五つの幽霊屋敷話。

真琴から宮野と茉衣子の“コンビ”に下された指令は―ある少女を拉致して第三EMPまで連れて来い!というもの。

北朝鮮が核ミサイルに燃料注入の危機に際し、京都に隠れていた「本物の内閣」が登場した。二条総理を中心に事態を収拾。

女子大生・塚川亜由美はホテルのラウンジで、昔の家庭教師・岐子と出会った。

弁護士の伯父が何者かに殺害された。

旅籠屋の舟吉に用心棒をしてほしいと頼まれた浪人の九郎兵衛。商人殺しの下手人の疑いがある若い僧に狙われているというのだ。

果てしなくくりかえされる愛憎。反転する虚実。

トモダチゲームは、完全に終わったと思っていた……。

大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。

数年にわたって修行の日々を過ごした西国を去ることに決め、福江島から船に乗り込んだ空也は、長州藩の萩城下に降り立った。

東京地検刑事部の検事・最上僚。

二十二年前、妻と姦夫を成敗した過去を持つ地方藩の執政・阿部重秀。

IWGP第2シーズン、満を持してスタート!ストリートの“今”を切り取り続けてきた本シリーズ。

国際的にも有名な画家・遠山三彩の絵「向日葵」が贋作と鑑定された。

湖畔のキャンプ場に展開する恋愛模様…そして、殺人。

杉原爽香、十七歳の冬。爽香の中学時代の恩師安西布子と河村刑事は、美術館で久々のデート。

国民的女優ローレルが少女時代に目撃した、母をめぐる恐ろしい出来事。

優秀な二重スパイとして10年の歳月を過ごしたマンディとサーシャ。

医者なんて、大嫌い！ 「このミス」大賞＆大藪賞作家、渾身の連作ミステリー。

歩容解析――人間の歩き方で個人を特定する技術。

寿司を海苔でくるんで真ん丸にした、見た目はおにぎりで食べると寿司──そんな「おにぎり寿司」という変わり種が品川で流行っているという。

一九三八年、チェイスの処女作である本書の登場で、本格推理王国のイギリスに、はじめてハードボイルド派が誕生した――富豪令嬢を誘したギャング、この獲物をねらう第二のギャング、冷酷無惨な殺し屋にタフな私立探偵、性と倒錯と非情……ハードボイルド派の

行方不明の親友・秀介を追って――春馬は地獄の地へと飛びこむ! 渋神中の2年生に上がるはずだった、始業式の日。

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

江戸八百八町のその名も高い、神田白壁町の長屋にひとり住まいの捕物名人、それは泉屋文七こと、人呼んで“千両文七”!従う子分は合点勘八!さて、事件は…!?文七の長屋を訪れてきた武士は、肥前小城七万三千二百石、鍋島紀伊守の江戸屋敷の用人直江景樹と名乗った!突然の

夏樹と冬子は、高校時代、男女だけれど「親友」だった。

「ああいう男はとり除かねば」文政半ばの年末、江戸城内外で奥祐筆組頭・越後織部は謀議を重ねていた。

新川綾が事故に遭い手術をした。綾には幼い娘・青葉がいるが父親である新川昭男は仕事でまったく連絡が取れない。

今井明子は認知症予防も兼ね、彦根城の観光ボランティアをしていた。

ファストフード店のトイレで死体で発見された男性は、未来を悲観して自殺したのだと思われた。

もう耐えられない―画家の矢沢辰生は、異常なほど嫉妬深い妻の暴力に苦悩していた。ときには死の恐怖すら感じるほどだった。

警視庁にこの人あり！　大貫警部は捜査一課の迷惑な「お荷物」。聞き込み先で酒を飲み、いちゃもんをつけ飯をたかる。

A国MD州で現金輸送車襲撃事件が発生。

「精神ダイバーとは人間の頭脳に潜入し、その秘密を探り出す特殊能力を持つ超戦士である」『蓬莱山の黄金』『鬼道の力』そして空海の秘法『四殺』を手中にした者が日本の覇王となる…。

北海道警察本部刑事部捜査第一課に所属する吉灘麻耶は、ある事件で負った怪我をきっかけに、“廃墟に限定して、そこで起こった過去の情報を視ることができる目”を持つようになった。

「我が王国を取り戻すために――」 友との誓いを胸に、少年はいま立ちあがる。

市井の噂話から千代田のお城の秘密まで。

宮沢賢治ゆかりの地、岩手県花巻市へ休暇で訪れた鑑識官・志賀洋子。

そのテロ組織の名は「V（ブイ）」。 目的は、流血によらず現政府への不信感を国民に抱かせ、その転覆をめざすこと。

億万長者の老人が森江法律事務所へ遺言書作成の相談に訪れた帰途、密室状態の袋小路で殺害された。

「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。

次はお前だ!恐怖の「殺人リスト」にまた一人の名が記された―会社のコピー室に置き忘れられた一通の書類から始まった連続殺人事件。

スズキさんは40歳で、広告会社の副社長。妻と一人息子と暮らす、いまでは立派な中年だ。

大作家にだまされた女の復讐劇、昼食会の料理で呼吸困難になった男の理由、愛車を盗まれた依頼人に一矢を報いた私立探偵、店頭の毒物混入事件の真犯人は?過激なセックスに溺れた堅物の弁護士の悲劇、八歳のときから悪の道に入った男、真人間をめざしたが…英国推理作家協会ゴ

世界的人気を誇るロックバンド、ロー／レズ。

時間を巻き戻せるチャンスは10回。

タンポポは主張している。自分が四人を斬殺したことを。

孫の桃子の住む長屋で起きた女絵師・お貞殺しの全容も掴めないなか、お貞の友人であり、愛坂桃太郎とも旧知の仲だったおぎんまでもが何者かに殺されてしまった。