幽霊屋敷の女: はやぶさ新八御用帳10
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ここ数か月継続してこのシリーズを読んできましたが、これが同新八「御用帳」シリーズの最終巻です。同シリーズは80年代後半から90年代にかけてほぼ十年にわたって書き続けられたようで、この巻で終了となっています。その後、「御用旅」シリーズが番外編として発表されていますが、この番外編の作品としての質の劣化は悲しいかな時間の経過と共にさらに悪化したようです。ただ新八シリーズはこの御用帳(十)で一応の高みに達したといってもいいでしょう。たしかに話はどれも単純ですが、そこには一応の「型」が完成されていたようです。 いつも変わらぬ登場人物とある種の規範的な秩序を前提とした人間関係、その秩序を崩していく貨幣経済、事件の発端となる変わることのないテーマ、そしてゆっくりとしか進まない物語の中での時間、これらの特徴はつまるところマンネリズムですが、ある種の完成を後半の巻では示しています。書き手も読み手もこの型に慣れてきたのです。本書での最後はこの「型」からのある種の飛躍か型の破綻を期待していたのですが、そのようなものはありませんでした。あたかもまた同じようなストーリーがこれからも繰り返されていくような余韻、というか余韻のなさ、を残して締めくくられます。読者の好みは時代と共に変わります。はたしてこのシリーズをもう一度再読することはあるのか、それはわかりません。、 | ||||
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