又右衛門の女房: はやぶさ新八御用帳3



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初公開日(参考)1991年05月
分類

長編小説

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新装版 はやぶさ新八御用帳(三) 又右衛門の女房 (講談社文庫 ひ 1-40)

2017年04月14日 新装版 はやぶさ新八御用帳(三) 又右衛門の女房 (講談社文庫 ひ 1-40)

地震が続く江戸。南町奉行所も対応に追われる中、刀剣鑑定の名家に嫁いだ高木良右衛門の娘が「離縁」を言いだした。困惑する高木は新八郎にその話を漏らす。時を同じくし鑑定家に持ち込まれた名刀をめぐり大事件が起こる。表題作「又右衛門の女房」ほか、次々に起こる怪事件に新八郎が対峙する。シリーズ第三弾。(「BOOK」データベースより)




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No.1:
(3pt)

安直だが安定した構図

第一巻、第二巻とは違い、第三巻では、「短編」の集合というフォーマットを踏襲しています。ここでこのシリーズの原型が確立されたのかもしれません。この原型は、その後の作品でも変わらないようです。まず、このフォーマットの下では、「謎」とはストーリーの展開の触媒ではあっても、それ自体の「解読」は本書では一義的な重要性を持ちません。謎はほとんどの場合、たわいのないものが多く、極端な場合は最後の一ページで安直に片づけられて(explain away?)しまうケースさえ存在するほどです。第二に、「はやぶさ新八」という中心人物自体の存在感の薄さです。話はたしかに「謎」と「新八朗」を核として展開されますが、新八はそれ以上の存在ではなく、あくまでも本作品の魅力は、新八を核として存在する人間のネットワークなのです。新八自身は、いつも登場する新しい女性に目移りする単純で深みに賭けるパーソナリティとして造形されているほどです。そのネットワークには、武士だけを中心としたものではなく、様々な階層の人物が含まれており、時代を反映して商人の存在が濃厚なのです。もはや「武士」はこの商人の勃興と存在感の大きさに振り回されるかわいそうな存在なのです。第三に、この構図が繰り返し異なる具体性のディテールの下で展開されるのですが、その「安定した」構図が読者にはたまらない魅力を持つのでしょう。本書ではある安直な構図の下で、第一巻で姿を消したことになっている「お鯉」が構図の不可欠なパーツとして復活します。そして出来上がったのこのフォーマットなのです。本書での新八は28歳、時代は1800年前後でしょうか。
はやぶさ新八御用帳 (3) 又右衛門の女房Amazon書評・レビュー:はやぶさ新八御用帳 (3) 又右衛門の女房より
4062053837



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