鬼勘の娘: はやぶさ新八御用帳4
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文句を言い続けながらも、いや第四巻まで来てしまいました。この第四巻が、もしかするとこの「御用帳」シリーズのピークなのかもしれません。著者だけでなく読む側もだいぶ慣れてきたようです。ないものねだりをしてもしょうがないのです。相変わらず変わらない平凡で安直なフォーマットなんですが、作品とプロット構成上の無理と気負いがなくなり、自然に江戸の太平の日常があちこちに過ぎていくのです。とはいえ人間が時代の殻を脱ぎ捨てることはできず、そして人間である限り、永遠にもめごとと争いの種は尽きません。前者がいわゆるお世継ぎをめぐるお家騒動であり、後者が男女の仲です。この二つをモチーフとしながら、日常は江戸の様々な場所を舞台に展開しながらも過ぎていくのです。その繰り消される日常とそこでのスパイス、そうワイドショーみたいなもんですわ。繰り返されるテーマはいつも同じ、ただ具体性のディテールはいつも異なる。でも読者は永遠にこの構図に魅惑されているのです。第四巻では、鬼勘の娘「こかん」が登場します。颯爽とした登場の仕方ですが、新八との関わりはまだ淡いものです。さて今後は? | ||||
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新八郎の口調が東吾さんと重なりますし、身分をわきまえた者たちの新八郎への言葉遣い、 特に元岡っ引きの勘兵衛の言葉遣いは『御宿かわせみ』の長助を思い浮かべます。 新八郎に声をかけられて、勘兵衛やほかの岡っ引き下っ引きらが嬉しそうにやって来るというのも 『御宿かわせみ』を思い出させます。 凶悪すぎる事件ではないところにも救われていますが、超多忙であるはずの南町奉行根岸肥前守の 所作にユーモアとゆとりが見られるのも好もしいです。 この人は本当に激務をこなしているのか、甘い物おいしい物を食べたがっているお爺なのか…。 また、新妻郁江と心の恋人お鯉、新八郎の今後も気になります。 | ||||
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