紅花染め秘帳: はやぶさ新八御用旅6
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これが現在出ている御用旅シリーズの最新作です。もともとは雑誌への連載です。初出は2013年です。なんだかんだ言ってこのシリーズも10年以上続いたわけです。今回の旅はみちのく、それも白河から酒田という渋いけど魅力的な場所です。でも、これも はやぶさ新八御用旅(三) 日光例幣使道の殺人 (講談社文庫) のレヴューで述べた著者の特徴がそのまま再生産された作品ですわ。事件のわけのわからない発端、唐突な旅立ち、読み手を混乱させるdecoy(今回は新八自身がdecoyにされているようです)、そしてわけのわからない大上段。そしていつものように悪者として扱われる薩摩の密貿船。酒田湊の描写は一瞬の輝きを感じさせますが、それだけです。そのあとはわかりにくい江戸と現地のフラッシュバックが繰り消されるだけです。 正直なところ、このような構成の作品がぶつ切りで雑誌連載されていたなんてなかなか信じられません。この種の作品には大なり小なり共通する現象なのですが、読んだばかりにもかかわらず、もう一度事件の筋を復唱しろと言われてもできないのです。一瞬のカタルシスと旅シリーズなりの面白さを味わさせてくれればそれなりの満足感はあるのですが、今回はそれにも若干欠落するようです。ここで楽しめるのは新八をめぐるいつもの人間関係だけなのです。未読は はやぶさ新八御用旅(五) 諏訪の妖狐 (講談社文庫) でまだ一作残っていますが、はたして次作はあるのでしょうか? | ||||
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面白いので、こちらを執筆してほしい。 みんなの願いではないかな! | ||||
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まるで「あらすじ」をそのまま発表したようなスカスカの作品だ。本シリーズも随分読んできたが、これは酷い。本作で新八郎は山形に行って帰ってくるだけで、ほとんど何の見せ場もないし、探索の過程を一切描くことなく謎解きを始めて、大団円というのだから、読者を馬鹿にするにもほどがある。謎解きにしても分かったような、分からないような。消化不良もいいところ。 山形に行ったところで刺客が襲ってくるでなし、危地がまるでないから、物語がさっぱり盛り上がらない。旅の途中でいわくありげな武家の姉弟と遭遇して、これは事件にどんな関わりができるのかと思っていたら、その後全く出番なし。彼らは一体なんだったのさ。 おそらくもっといろいろ書き込んでいかなければならないところ、体力か集中力がなくなって放り出してしまったのだろう。そうとしか思えない。平岩弓枝の名がなかったら、およそ出版に値する水準ではなかろう。老いたのか? 誠に残念だ。 | ||||
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