はやぶさ新八御用旅 東海道五十三次
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東海道五十三次は一つの定番です。いろいろなところですでに使われたある意味では使い古されたフォーマットです。とはいえあまりにも魅力的なものでどの作家も無視できないものです。この「はやぶさ新八」シリーズもこの番外編ともいうべき御用旅シリーズではこのフォーマットを無視できなかったというわけです。もっとも僕は本書のsequelである中山道の方から読み始めてしまったのですが。 中身は予想以上に込み入っています。というよりこのシリーズでの旅は、はもとの目的があいまいというかあまり明確にされていないのです。こんな状況で旅に出されたのでは迷惑千万と言わざるを得ませんが、そこはお愛嬌。案外書きながら。先の筋を考えているのかもしれません。そこに似たようなdecoyが仕掛けられているのです。どちらが本筋なのか読者には明らかにされません。やっと本筋が明確になるのは浜松に至ってからでしょうか。 たしかに細かいヒントや布石はあちこちに埋め込まれています。ただあまりにもさりげなく織り込まれているためなかなか気づくことはできません。道中の描写も定番の域を出ません。著者は実際に東海道を歩いて取材したのでしょうか?宿場の描写と言えば、食べ物の名物をただ羅列して登場人物の一人に食べさせているようなお手盛りです。 とはいえこの作品はこういうものなのでしょう。いつもの登場人物、役回りは変わらないが作品ごとの新しい人物による刺激、もはや「戦」がない太平の世の中での定番のわかりにくいプロット(お家騒動!)、そして水戸黄門流の大上段。そして旅が醸し出す若干の異なるフレーバー。ただただページをめくっていけばいいのです。もう少し読むだろうね。 | ||||
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