諏訪の妖狐: はやぶさ新八御用旅5
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いろいろ文句を言いながらももとうとうこの作品も読むことに。題材は魅力的です。あまり旅シリーズに取り上げられない甲州街道、そしてその先の諏訪湖、そこに武田信玄のゆかりの人々までが絡んでくるのです。ところが、悲しいことに、出来上がった作品はというと、実は一週間前に読んだばかりですが、もうその大筋すら思い出せないのです。これは読み手の記憶力の問題なのか。強引で性急なこじつけ、そしてストーリーの展開の中での「偶然」という要素への過度の依拠という著者のいつもの癖です。短編での「偶然」の利用はある程度全体のスピード感の維持という意味からconditionalには是認できますが、これほど舞台を大きくした「長編」でははたして是認されるのでしょうか?最後に明らかにされる犯罪もそのあまりもの矮小さに驚かされてしまいます。もしかすると著者の狙いは、時代を間違えて生まれてきた主人公新八のmisfitとしての「喜劇的な存在」を時代の閉塞さに対比して浮き彫りにするのが狙いなのかもしれません。そうであれば、このシリーズ全体に通して流れる何とも言えない不思議な非現実感も逆説的な意味で理解できるのですが。 | ||||
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以前から欲しかったのですが、近所の書店では、手に入りませんでした。 ありがとう。満足です。 | ||||
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平岩弓枝さんの作品を20年以上に渡って読み続け、特に「御宿かわせみ」と「はやぶさ新八」の両シリーズは、何度も読み返すほどのファンです。 最新刊を楽しみにしていた分、今回ほど読後に「?」と思ったことはありません。 いったいどうしてしまったのかと、残念な気持ちでいっぱいです。 前半はいつも通り、いくつかの謎が散りばめられていて、二つの事件がどう絡み合っていくのかという期待感がありました。 しかし後半、いよいよ謎解き&クライマックス!という場面で、いつの間にか新八郎江戸に戻っていて、なぜか向島のご隠居との会話で真相が明らかにされていくという流れになってしまいます。 二人の会話だけでは、事件の人物関係が複雑に絡み合っている反面、最後までつながりがわからない部分も多く、消化不良のままで終わってしまった感じがします。 前作の「北前船の事件」で、大竹金吾のお鯉への想いが推察されるような場面が見られたので、その辺りの展開も期待していたのですが、特に何か起こることもなく今回の物語は終了します。 ただこのシリーズの魅力が失われたわけではないので、お馴染みの登場人物を懐かしみつつ、新八郎と一緒に旅を楽しむ気持ちで読むといいのかもしれません。 | ||||
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