幻惑密室
- 神麻嗣子の超能力事件簿 (8)
- 超能力 (64)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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西澤さんお得意のSFミステリーであり、シリーズ物の1作目なのですが、厳密には本作中でも触れられていますが「念力密室」という短編が本編中の時系列的な意味での1作目らしいです。しかし、本作から読んでも問題ありませんでしたし、作者自身があとがきで本作から読むことの不都合の無さを保証しています。 | ||||
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西澤さんらしいSF設定のミステリーの秀作!神麻嗣子、能解警部とタイプの違う二人の女性に囲まれる保科匡緒が羨ましい(笑) | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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作品内容より滔々と述べられるフェミニズム論、いかに男が愚かで醜悪かを述べられているんだけど、あまりに酷いのは「将来的に男は必要なくなる」「男は生物的に劣っている」というどう考えても差別的=ジェノサイド的発想といってもいい、を述べられていることである。例えば男を女や特定の人種に変えて同じことが言えるのか。あまりに酷い。フェミニストがたまに言う「男が不要になる未来」というのはその延長線上に「女が不要になる未来」もあるわけで、ただジェノサイド的な発想であるだけじゃなく、頭が悪く想像力がない。これを男が書いてるのがほんと頭痛いな。 | ||||
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超能力者問題秘密委員会出張相談員の神麻嗣子の第2弾。今回の超能力者はハイパーヒプノティズム(超催眠術)を操り、ある社長宅の外へ出れないという暗示を全員に掛けてしまうのだが、そこに社長殺人事件が起こる。いったい犯人は誰か?超能力者は誰か?おなじみの美人警部能解匡緒とミステリー作家の保科匡緒も登場して、3人で関係者を尋問し、ああでもないこうでもないと推論を出し合う。途中、保科が結構執拗に男尊女卑論を頭の中で繰り広げ、自分でがっくりきてしまうところなどは微笑ましいが、保科自体はなかなかいい人柄だと思うし、能解警部や神麻が保科のマンションのスペヤキーを持つことになって仕舞うのは、心の拠り所として二人に求められているからなのだ。事件の方はなかなか上手いトリックが仕掛けてあるし、どんでん返しがあるのもいい。 | ||||
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西澤氏の初期に顕著なSF設定の本格ミステリーの初のキャラものシリーズとして現在も続くチョーモンインシリーズの記念すべき1作目で、長編である。 3作目の念力密室の短編と時系列が絡まっているが、そのまま最初に読んでもさほど支障はない。 時間SFかと思わせて、意識の誘導が主ネタで、冒頭の奇抜な展開は面白いが、レビューにあるように、アイデア自体は短編向きで長編をやるにはやや薄めのプロットかなという感じがする。 が、それを補うのがキャラものの利点で、標準以上の出来に仕上がっている。 | ||||
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ウルトラワンマンな社長宅で開かれる新年会に、 男女二人ずつ、四人の若手社員が招待された。 四人に共通する接点は特になかったのだが、男二人は 仕事のできないダメ社員、女二人は社長の愛人だった。 新年会に招かれた理由について、四人が思いを巡らせている うちに、なぜか彼らは、外に出ることができなくなってしまった。 電話も通じなくなっており、途方に暮れていた彼らは、 何者かによって殺害された社長の死体を発見する……。 本作で扱われる超能力は〈ハイヒップ(超催眠術)〉。 強烈な暗示を相手にかけて、実際にはあり得ない“幻”を、 あたかも現実のことのように思い込ませてしまう超能力です。 その能力を持つハイヒッパーは、(ヒップワード)を言って暗示をかけるのですが、 暗示を受けた者が、同じ言葉(ベイビイワード)を無意図的に第三者に伝えても、 暗示を波及させることになる、〈ベイビイメイカー〉という力もあわせ持っています。 一見、かなり反則な超能力に思えますが、使用する上での境界条件もキチン と設定(有効時間は一時間。同じ相手に同じ暗示をかけられるのは一回きり。 ヒップワードを重複して使えるのは最高四つまで、など)されており、整合性 とフェアネスは保たれています。 そうした設定を理解した上で、本作の事件を見ていくと、ポイントとなるのは以下の二つ。 母屋にあった死体が階段の下に移動したことと、凶器に社長のネクタイが使われたこと。 一方、動機に関しては、作者独特のセクシュアリティにまつわる思索を読み解く必要があります。 | ||||
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1999年の講談社ノベルスの文庫化。 「神麻嗣子」シリーズの第1弾。しかし、刊行順とは別に、シリーズ最初の作品は『念力密室』に収録されている「念力密室」。順番に読んだ方が良い。 トリックはなかなか。設定や超能力が活かされており、ひねりも効いている。しかし、結末についてはガッカリだった。確かに、これしかないというのは分かるのだが、納得できない。 とはいえ、最近の作品に比べると、きちんと考えて執筆された一冊。 | ||||
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