明日もいっしょに帰りたい
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花束は毒のようなイヤミスかと思ったら、どれもハッピーエンドの恋愛小説。それもすべて女性同士のラブストーリー。実業之日本社さん、お堅い出版社のイメージが強かったけど、百合ものの小説をシリーズ化して出版しているのですね。萌え萌え系のラノベを出してみたり、ニッチを狙う路線に転換してるのでしょうか? 小説の内容は 極めて単純で なんの波乱もどんでん返しもないシンプルなもの。誰もが驚くほどの美少女と出会った そこそこきれいな主人公とが、出会うと同時に互いにひかれあって結ばれる。掲載される4話とも すべて同じような展開。相手が同性愛者であるかわからないので 愛をつげてよいものか悩むところだけが唯一の葛藤であって、そのあとは相手も同性愛者でした、相手も私が好きでした、ハッピーエンド とワンパターンの展開。愛が成就してよかったね、とイヤミスとは真逆の ハートウォーミングではあるけれど、小説としておもしろいかは微妙ですね。 | ||||
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「多様性」という言葉が浸透してから「男らしさ女らしさ」や「女々しい」という言葉を聞かなくなった現代に性別,世代,環境及び関係を問わず「人の数だけ恋愛の形はある」を改めて感じさせてくれる作品内容でした。 「髪を切る」という古典的な行為の意思表示,追い込まれた環境での「やれるか、なんて考えている時間も惜しい。やるしかない」という覚悟,大切な人の窮地を救うため不審者と対峙した際の行動,大切な人に自分の日常をどこまで見せられるか,そして「大切な思いは言葉に出さないと伝わらない」ということを自身の立場,状況に置き換えつつ,作品に引き込まれました。 本作を通じて永らく忘れていた「人を好きになる」ことの素晴らしさを,「愛してその人を得ることは最上である。愛してその人を失うことは,その次によい。」という言葉とともに思い出しました。 LGBTQなど性的マイノリティだけでなく人種,信条,国籍,社会的身分,門地等への偏見,批判的な人がいるのは現実ですが,「宇宙船地球号」の乗組員として考えれば同じ人間としてわかりあえる問題だと信じたいです。 ミステリー,時代作品に続き,本作のような恋愛もの,作者の多岐に渡る才能に満ちた作品も満足ですが,「記憶屋」や「霊感検定」等の続編やスピンオフ,怪談も楽しみにしております。 | ||||
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