銀座クラブのママが絞殺された。現場にでんでん太鼓が遺され、口にはおしゃぶりが。

まさかこんなことが!国防総省所属の科学者ポール・バークは愕然とした。

藤堂浩志はソマリア沖にいた。国外で武力行使ができない防衛省は、苦肉の策として浩志たち傭兵を海賊対策に派遣したのだ。

関東広域を震源地不明の大地震が襲った。この奇禍と共鳴するかのように、鬼道の鍵を握る美女・鬼奈村典子が覚醒の兆しを見せる。

探偵・新堂武彦が心疾患で急死した。いっぷう変わった刑事が集まる警視庁特殊捜査室の柏木警部補は、遺体のある病院へ向かう。

出版社社長の邸宅で開かれたパーティーで、人気作家エイモス・コットルが、余興のゲーム“幽霊の2/3”の最中に毒物を飲んで絶命してしまう。

親友・直海の祖母の家を訪ねたら、台所に見知らぬ少年が忍び込んでいた!煎餅を盗もうとしていた彼は、家主に見つかり慌ててとんでもない行動に…(表題作)。

名探偵の伊神さんは卒業、葉山君は進級、そして迎えた新学期。

嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」探し、精確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。

時は3月。

親切だけどお節介で早とちりなななせの親友・森ちゃん。

警視庁捜査一課の西本刑事は、相談があるという大学の同窓生篠塚美奈に会うため、横浜の外国人墓地に赴いた。

幽霊係二代目登場―?柏木雅彦、大喜びで御役ゴメン!?「幽霊が見えるんです!」柏木雅彦警部補を訪ねてきた青田刑事はそう切り出した。

延暦十六(七九七)年、京の官人・橘逸勢は修行の旅で讃岐の国の串谷村に立ち寄った。

三重県の原子力発電所で細管破損事故が発生。その事故で、外国人の不法就労者が死んだと内部告発があった。

天が村の傍らに与えた恵みとなるはずの筑後川。

反乱と無情な抵抗。全てを飲み込む大河との合戦に終止符を打つためには、神への供物が必要なのか―一大事業がはじまった。

天才科学者にして、真理究明の申し子―平賀・ヨゼフ・庚。古文書・暗号解読のエキスパート―ロベルト・ニコラス。

北村志織は、引っ越したばかりのマンションの自室で、怪奇現象に遭遇した。ありえない場所から人が語りかけてくるのだ。

神尾良子、職業・脚本家。デビュー作は映画になり話題となるも、その後は鳴かず飛ばずで、日々もがいていた。

完全犯罪のために必要不可欠な密室が、あともう少しで完成するというその瞬間、部屋の中に黒猫が入り込んでしまった!犯行計画を崩壊させかねない黒猫を密室から取り出そうと悪戦苦闘する犯人の前に、たまたま世界一気弱な名探偵が現れて…表題作をはじめ、蝋燭だらけの密室殺

運命の対決から3年―。

レオに突きつけられた要求は苛酷をきわめた。

響樹と季理子は長年の恋人同士。だが、響樹は銀座で出会ったエリカと恋に落ちてしまう。

刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。

神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。

西洋学研究学部の裏手を通る“悪魔の小道”。

過酷な自然、のしかかる重い疲労。死線をさまよい続ける極限状態にあって、人間が人間らしくあることは可能なのか。

所持金143円、全てを失った男は、深夜のデパートにうずくまっていた。

「声を聞いたら、殺される―」一年前から流行りはじめた都市伝説、「絶叫仮面」。

弱小地方球団・仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた山田王求。

ついに織江の正体を知った雙星彦馬。しかし彦馬は、それでも妻を信じて再び逢える日を待つ。

大財閥永山家の屋敷には、女当主・志津の70回目の誕生日を祝うため、家族が続々と集まっていた。

凄惨な地獄と化した“御影町”で、魔性の一族と“守護者”の最後の戦いが始まろうとしていた。

雷の季節に起こることは、誰にもわかりはしない―。

外資系投資ファンド会社勤務の野上妙子が休暇明けに出社すると、所属部署がなくなっていた。

みなとみらい臨港パークの公衆トイレで発見された、マスコミ界の重鎮・藤原公平の絞殺死体。

メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。

熾烈を極める麻薬戦争。もはや正義は存在せず、怨念と年月だけが積み重なる。

結城中佐率いる“D機関”の暗躍の陰で、もう一つの秘密諜報組織“風機関”が設立された。だが、同じカードは二枚も要らない。

国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。

イギリス東インド会社に勤めるクレイは、インド東海岸にある港街、マドラスに到着した。

悪名高きアドヴェンチャー・ギャレーを率いる隻腕のモア船長。並外れた商才を発揮しマドラス長官にまで上りつめたピット。

東京、大阪、ソウル、そして記憶の中にしか存在しない街―戸惑い、憂い、懼れ、怒り、それでもどこかにある希望と安らぎ。

俺はここで生まれ、育ち、歪んだ。東京の辺境、雑司ヶ谷。

殺害された少女がまとっていたのは、ローティーンに人気のジュニアブランドだった。

流通機構の拡充に迫られた幕末、飛脚問屋は変り種をあみ出した。その名も「通し飛脚」。

作家の横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と一緒に暮らしていた。妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになる。

あれは、ぼくがやったのか―?目を覚ました八雲の側にあった、血まみれの遺体。

郡司朋成と栗城洋輔は、同じ大学に通う真知花梨とともに鈴鳴村を訪れた。彼らを待ち受けていたのは奇妙な伝説だった。

天才的犯罪プランナーにして職業的窃盗の第一人者ジョン・ドートマンダー。

1860年ニューヨーク。

ハリソンの正体が19年前に誘拐されたイギリス貴族の娘を探している弁護士だと知るよしもないメリー・ローズは、いつしか彼に激しく惹かれてゆく。

砂漠の国セディカーン。留学中のアメリカから数年ぶりに帰省する途中、ジラはテロリストに人質として捕えられてしまう。

どしゃぶりの雨が降る真夜中の森で、彼女は忽然と姿を消した―元FBI犯罪心理捜査官クインシーは、妻レイニーが行方不明との報を受け、現場に駆けつけた。

1991年、湾岸戦争の末期。三人の傭兵がクウェートの砂漠で戦闘機に襲われ、瀕死の状態に陥った仲間を二人が置き去りにした。

バトゲに渡された写真から、ヴェーラは意外な事実を知った。問いつめる彼女に、バトゲは秘密を語る。

17歳を目前に自殺した姉。

マンハッタンに住む平凡な一家が深夜に惨殺された。

取調室で被疑者死亡事件を起こした男性刑事、瀬川文秋。物心つく前に親に捨てられ孤独に生きてきた女性刑事、功刀沙矢子。

海辺の古い邸で凍った美しい女の全裸死体が見つかり、小さな町を震撼させた。

この仮面を被ると一年間、王となれる。

昭和11年、女学生・平田鶴子は修学旅行のため大阪から東京へ向かう列車にいた。

あの少年名探偵・虹北恭助がついに帰ってきた!フランスの田舎村にあらわれた亡霊の正体とは―?歩く大木と、触れた人が崇られる岩の謎とは―?陽炎村へ向かった美少女高校生・野村響子ちゃんをワトソン役に虹北恭助の推理が冴える!はやみねかおるの新本格ミステリ魂がいっぱ

ブレア政権から約三十年後のイギリス。EU加盟以来、この国はみずからを失いつづけてきた。

「死んじゃった…あたしが殺したの」有坂香織は、妹の部屋で見知らぬ女性の死体に遭遇する。

イザベルは、古都エディンバラに住む、知的で好奇心溢れる女性哲学者。

人は、死んだらどうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、凰介の母は病死した。

スーキーの友人が何者かに殺され、彼女自身もメナードなるスーパーナチュラルに襲われて瀕死の重傷を負う。

道警本部まで加担し、組織的犯罪に手を染める中央署の腐敗に、近隣の南支署が気づいた。

道警本部まで加担し、組織的犯罪に手を染める中央署の腐敗に、近隣の南支署が気づいた。

頭の中で強く「現状をセーブしたい」と思うだけでいい。脳に針を突き刺したような感覚が走れば「セーブ」は成功。

わたしが搦め取った男でございますか？これは確かに多襄丸と云う、名高い盗人でございますー。

美女が、ホテルが燃えてしまう…。才色兼備の超エリート警察官僚・薬師寺涼子―通称お涼さま。

広島県警の警部が射殺された。被害者はマル暴のエース、足利辰己。

古書店“文車堂”で、龍造寺は小夜子、白石たちには詰問され、“有鬼派”大生部には襲撃される。

夏休み、人けのない校庭に男の死体が転がっていた。校内には十五人の生徒だけ。

一人息子が誘拐された。身代金の額はわずか十五万円。

元自衛官・真田武男は首相の特命を受け、緊急事態に対応する調査官であり、“十支族”の末裔、芳賀恵理たちを守る存在でもある。

舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。

風光明媚な温泉町、湯布院。この静かな町で、疑獄事件の渦中にある前文部次官秘書が首を吊った。

「三年坂で転んでね」―帝大生の兄が怪死する直前に残した言葉を手掛かりに、東京の坂を巡る実之。

自由こそが全てに勝ると考える井掘哲也。誰からも命令されないと泥棒になったが、運悪く刑務所暮らし。

少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。

日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。

名探偵・信濃譲二は、とある小劇団にマネージャーとして参加し、万能ぶりを発揮し始める。

本所のボロ屋敷に住む無役の御家人・土橋木兵衛は剣術も情にも弱く、他人から「へっぴり木兵衛」と呼ばれている。

文化祭まで、あと10日にせまったある日、下校途中の高校生・外村零児は、空間を裂いて現れた女・ティムと遭遇した。

どんな謎もあっというまに解決しちゃう、スーパー小学生、宵宮月乃。

うぐいすという少女は変わり者である。いつも図書室にこもっていて、教室に顔を出すことはない。

夜な夜な宿の屋根裏から聞こえる不気味な足音…まさか幽霊!?宿を切り盛りするナタリーは頭を抱えていた。

最近、おじいちゃんがおかしいわ。イングリッドは祖父のアイルマーの様子が気になっていた。

ジョナサン・クィンはフリーランスの“掃除屋”。政府機関に雇われ、諜報工作の現場から痕跡を消し去るのが仕事だった。

ぼくが飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。

不器用にしか愛せなかった、あの頃。そこにはただしっとりと冷たい雨が降り注いでいる。

冷戦の最前線西ドイツでスパイ戦争に巻き込まれたマッコークルは、無事に帰国し、連れ帰った恋人フレドルと結婚してワシントンに〈マックの店〉を再開した。

「あたしたちがやろうとしているのは…殺人なのよ」そう言って双子の姉妹が向かったのは、南海に浮かぶ、終ノ島。

「頭狂人」「044APD」「aXe」「ザンギャ君」「伴道全教授」奇妙すぎるニックネームの5人が、日夜チャット上で「とびきりのトリック」を出題しあう推理合戦!ただし、このゲームが特殊なのは各々の参加者がトリックを披露するため、殺人を実行するということ。

刑務所内での密室殺人。社会派でありながら超本格。

小説家を目指す赤井は、ある日河川敷で必死に助けを求める少女と出会う。知らない男に追いかけられていると訴える少女。