(短編集)
雷の季節の終わりに
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最初の穏の世界観の描写は引き込まれる。暗い魅力満載で度を超した胸くそ悪さがなく、美しくずっとこの感じで行ってくれ、って感じだった。ただ半分近くになって穏を離れて冒険が始まってからはただの冒険小説みたいな感じになって、あれ恒川さんどこ行った? って感じになった。 一応最後まで読めたのは文章が読みやすくそれなりの展開があったから。 ただやはりこの方のお話は短編から中編が一番濃度が高く読後の満足感が高い。特に初期の夜市や風の古道あたりが好きな方は。 最近の著者の作品は初期のダークファンタジーのダーク部分が薄まった分、完成度は抜群に高い。自分としてもそれはそれで満足してる部分があるが、いつか初期の頃の雰囲気を持ったまま今の完成度を兼ね備えた作品を出して欲しい(長編)。まぁそんなん出たら宮崎駿レベルになってしまうけど。 贅沢なお願いかもしれないけど、初期のファンの密やかな願望がいつか叶いますように。 | ||||
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前半は穏という異世界を舞台に進行するが中盤から現世場面が入りはじめて時系列も多少入り乱れる。異世界と現世を完全に切り離さないのは作者の作風だろうけど好みは別れるかもしれない。 後半は異世界と現世を行き来するの工作員?が話の主体になる。異世界人の現世に対する認識や拉致など、どことなく穏=北朝鮮な印象も。 面白いのは確かだけどホラーやファンタジーとしては若干中途半端かもしれない。 | ||||
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10代の頃に図書館で読んで面白かったことを思い出して購入。恒川ワールドは何度読んでも飽きない! | ||||
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現世と隔絶された異世界「隠」を舞台にしたダーク・ファンタジーである。 現実社会と一方通行でつながり、雷季という季節をもつ世界。主人公は、風のおばけ(風わいわい)に取り憑かれている親のない少年だ。友達は、言われないいじめを受けている主人公に手を差し伸べてくれた美しい少女。ある日、主人公は、悪意に蝕まれた少女の兄に重傷を負わせた挙句、死に至らしめてしまった。 主人公は、幽界の狭間に立つ門番の示唆を受け、自分が生まれたであろう現世を目指す。直ぐに、殺人者として主人公を捕縛せんと追手が迫る。その中には、友達の少女の姿が…。 捕まれば死。異界の猛獣が跋扈する森をくぐり抜け、主人公は無事、生まれ故郷に辿り着くことができるのか。 著者らしい雰囲気のある作品だ。主人公の逃避行と並行で語られる現世の出来事。現世と穏の境界で、風わいわいの謎と共にすかっと全てが解き明かされる。実に痛快である。しかしながら、締めくくり方を含め、全体的にそこはかとない寂しさが漂っている。そこが、”らしさ”かな。 | ||||
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恒川光太郎の本は「夜市」ではまって以来ほとんど読んでいるのですが、まだ読んでいない本の中から今回これを選んでみました。 お得意の異界物になるのですが、現実世界との関係性が「古道」などともちょっと重なる感じで、長編の分読み応えはありました。 | ||||
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