(短編集)

竜が最後に帰る場所



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    初公開日(参考)2010年09月
    分類

    短編集

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    竜が最後に帰る場所 (講談社文庫)

    2013年09月13日 竜が最後に帰る場所 (講談社文庫)

    しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。降りしきる雪の中、その集団に加わったぼくは、過去と現在を取り換えることになった―(「夜行の冬」)。古く湿った漁村から大都市の片隅、古代の南の島へと予想外の展開を繰り広げながら飛翔する五つの物語。日常と幻想の境界を往還し続ける鬼才による最重要短編集。 (「BOOK」データベースより)




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    No.39:
    (5pt)

    読後感が何とも言えない。

    「ここではないどこかに連れて行ってくれる作家」という呼び声高い恒川先生らしく、何とも言えない気持ちになった。満足なんだけど淋しいような感じ。もう会えないんだなーと見送っていくような、喪失感みたいな気持ちになった。
    竜が最後に帰る場所Amazon書評・レビュー:竜が最後に帰る場所より
    4062165104
    No.38:
    (3pt)

    ムラがある

    ゴロンド<鸚鵡幻想曲<<迷走のオルネラ<風を放つ<夜行の冬
    竜が最後に帰る場所Amazon書評・レビュー:竜が最後に帰る場所より
    4062165104
    No.37:
    (5pt)

    おすすめです。

    どの話もユニークで面白かったです。特に、夜行の冬のゾワゾワ感、鸚鵡幻想曲の主人公のめげない感じが好きでした。
    語りすぎずに、テンポがいいので、ついつい読んでいってしまいます。オチや内容も好みなので、おすすめします。
    竜が最後に帰る場所Amazon書評・レビュー:竜が最後に帰る場所より
    4062165104
    No.36:
    (5pt)

    鸚鵡の話がお気に入り

    珍しく現実世界のお話も混じっているけど、真骨頂はやはり幻想小説系。私は表題作より鸚鵡の話がよかったかなあ。よくあんな着想が浮かぶものだ。
    竜が最後に帰る場所Amazon書評・レビュー:竜が最後に帰る場所より
    4062165104
    No.35:
    (5pt)

    喉越しがいいのは仕事が丁寧だから。

    文字表現の〈読みやすさ〉とは、
    漢字がひらかれているとか、
    難しい言葉をつかわないとか、
    時系列を複雑にしないとか、
    そんな大雑把なことではなく、
    もっと、ほんとにさりげない、
    センスと言いかえてもいい、
    細かい工夫の積み重ねだと、
    読書をするたびに感じます。

    恒川光太郎さんは、
    そこをすごく気にされていて、
    読者が気づかないような、
    細かい細かい工夫を、
    作品の隅々までされています。

    ジャンルがファンタジーで、
    ここまで読みやすい文体だと、
    マンガみたいな小説だと、
    軽く見られることも、
    もしかしたらあるかもですが、
    (漫画が小説より劣るとは、
    ぼくは全く思いません)
    読みやすさの本質とは、
    リズム感や丁寧な言葉の並べ方など、
    気配りが徹底され、客観されている。
    プロ意識がなにより重要ですし、
    ぼくはプロのそこを、
    すごいなといつも尊敬します。

    ファンタジーというと、
    どうしても、
    決まった表現をなぞる、
    ゲームや童話世界のようなものを、
    想像してしまいそうになります。
    が、恒川光太郎さんは、
    すぐに理解できるシンプルさに、
    見たこともない個性を混ぜ込み、
    いつも驚かせてくれます。

    面白い本、優れた作家は、
    1ページも読めばわかります。

    1ページでパッと虜にされるからです。

    恒川光太郎さんは、
    そういう作家さんだと思います。

    この短編集は、どれも好きでしたが、
    一番気に入ったのは、
    オウムの話でした。

    御本人が「いきあたりばったり」
    と語られているとおり、
    え、ここから先、つづくの!?
    と驚かされ、なにこれ、
    どーなるの? と心配になるような、
    わけのわからない展開になり、
    おいおい、狂ってるのか? 
    という着地をします。

    ちゃんと纏まっているのですが、
    自分の筆力を信じているからこそ、
    そんな、迷宮を掘り進めるような、
    失敗しかねない恐ろしいことに、
    挑戦したのだろうなと思います。

    いきあたりばったりと聞くと、
    そんなの読む価値あるの?
    なんて心配になりますよね。

    でも、たぶんそれは下書きの話で、
    仕上げはキチンとされているので、
    退屈なところはないです。

    迷子になったような不安感を、
    いい意味で味わえました。
    プロットが優れていようと、
    いきあたりばったりだろうと、
    キチンと細かいところまで、
    丁寧に仕上げてあれば、
    物語の生み出し方なんて、
    どーでもいいと思います。
    逆に言えば、仕上げが雑なら、
    どんなに発想がよくても、
    プロットがたくみでも、
    プロ意識は感じないと思います。
    最近、他の作家さんの本を読み、
    何冊か、あまりの雑さに呆れて、
    途中で読むのをやめてしまい、
    それがとても悲しかったので、
    これこれ、これがプロだと、
    すごく安心させてもらえて、
    嬉しくなりました。

    竜の生態を描いた表題作
    (タイトルは違いますが)
    すごくよかったです。

    あと、クズどもの残酷さを描いた、
    『迷走のオルネラ』も、
    好みで言えば一番でした。

    他にもまだまだあります。
    盛り沢山な短編集です。
    竜が最後に帰る場所Amazon書評・レビュー:竜が最後に帰る場所より
    4062165104



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