ノパルガース
- 異世界 (87)
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短い作品ですが、普通の状況下では知覚できない寄生生物?というアイデアを突き詰めて、波乱万丈の物語が語られています。 アイデアとしては、精神に寄生する存在に操られているという大ネタが核ですが、そこからさらにアイデアを発展させたり、そのアイデアを出し入れするタイミングや、ひっくり返すことで、読者の安易な予測を裏切ってびっくりするようなストーリーを描き出しています。 またアイデアに溺れることなく、物語としての着地点をきちんとしている点も作品として優れている点だと思います。7割くらい読んでもこの調子で終わるのかと思いますが、見事に決着をつけてくれます。 感覚的には、3倍くらいの長さの小説、もしくはドラマシリーズなら大技のどんでん返しが入ることを考慮して2シーズン分くらいに広げられるアイデアを詰め込んだ感じです。 50年以上前の作品ですが、21世紀の今読んでも古びた印象は無いと思いますので、SFファンはぜひ読んだらよいと思います。 | ||||
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訳者の伊藤典夫さんが「埋もれた小傑作」と述べているが、これは謙遜しすぎである。「埋もれた大怪作」と呼ぶべきだ。 ある科学者が宇宙人に拉致された。寄生生物の駆除に協力しろというのだ。こんな動機で接触してくる異星人というのも珍しい。 前ふりだけで充分に驚きだが、常軌を逸した展開が待っている。 寄生生物ノパルの本拠地ノパルガースで殲滅戦を行うよう強要される。拒否すれば地球を滅ぼすという。そんな無茶な。 主人公は友人やガールフレンドを巻き込んで大騒ぎするが、事態はいっこうに好転しない。 得意の異星文明はほとんど出てこない。が、やっぱりヴァンスだ。ノパルに憑かれた人間は、憑かれていない人間に激しい嫌悪感を抱く。 だから自身のノパルを駆除したとたん、周囲のすべてが敵になるのだ。妙にひねくれた設定がヴァンスらしい。 いったいこの話、どこへ着地するんだ?と不安になるほどストーリーが暴走する。最後は50年代的な無理やりな理屈で決着をつける。 似た話さえ思いつかない、ジャンル不明の怪作である。 | ||||
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ヴァンスは大好きな作家。 それだけに、いわゆるヴァンスらしさのない作品に当たると、 読後のがっかり感は大きい。 残念ながら、この作品は久保書店の「宇宙の食人植物」以来の がっかりさんであった。 ヴァンスに宇宙を救う話は似合わないと思うんだよねえ 何かA・E・ヴァン・ヴォークト風の書いてみましたら、結果 あんまり面白くなかったですみたいな 立ち読みした時点では買うのを躊躇した本ですが、でもヴァンス だからあえて買っちゃいました。 | ||||
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休日の昼下がりにテレビでやっている映画を見始めたらわりと面白くて最後まで見通してしまうというそんな作品。 未知の存在との対決や結末はやや地味ですが、低予算のアイディア勝負の味わいもあり、気楽に読めます。 | ||||
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このような古き良き時代のSFを出版する早川書房に 敬意を評して★三つ! | ||||
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