虚構の男



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    初公開日(参考)2016年05月
    分類

    長編小説

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    虚構の男 (ドーキー・アーカイヴ)

    2016年05月27日 虚構の男 (ドーキー・アーカイヴ)

    唖然とする展開、開いた口がふさがらなくなるラスト…早すぎたジャンルミックス作家L・P・デイヴィスによるストーリー紹介厳禁のサプライズ連打小説!本邦初訳。(「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.5:
    (5pt)

    半世紀前に出た「間違った記憶」ミステリー

    「叙述の罠」トリックや、「多重人格」トリックが使いつくされた後に来るのは「間違った記憶」ミステリーのようである。デイヴィスは50年前にそれを予見していたわけではあるまいが・・。
    虚構の男 (ドーキー・アーカイヴ)Amazon書評・レビュー:虚構の男 (ドーキー・アーカイヴ)より
    4336060576
    No.4:
    (5pt)

    ジャンル無関係に面白い。

    ごく平凡な日常風景から始まるが、途中でエスピオナージュものの趣きが現れ、最後はミステリタッチのSFに・・・。解説にも有る通りジャンルに捕らわれず、SFでもありミステリでもありスパイものでもありサスペンスでもある。早川書房を例に挙げるならミステリ文庫でもSF文庫でもオーケーと云う実に厄介な作品。しかし職人的な面白さに満ちていてグイグイと読ませられる。
    虚構の男 (ドーキー・アーカイヴ)Amazon書評・レビュー:虚構の男 (ドーキー・アーカイヴ)より
    4336060576
    No.3:
    (4pt)

    全10巻刊行予定、シリーズ最初の1冊です。

    書店では、かなり気になる場所に置かれている本書。「ドーキー・アーカイヴ」の意味は、フラン・オブライエンの小説のタイトルであり、アメリカの前衛的な小さな出版社の名でもあるそうで。なんでも、マイナーな異色作ばかりを出版していたんだそうで。その名を冠する、ということは、とうぜん「知られざる傑作、埋もれた異色作を幻想・怪奇・ホラー・SF・ミステリー・自伝・エンターテイメント等ジャンル問わず、年代問わず本邦初訳作を中心に刊行」するのが目的だそうで。
    なにやら、魅力的でございます。

    そんなわけで、本書の作家L・P・デイヴィスについても、日本ではほとんど知られていない、とのこと。まずは解説から、端的に説明を抜き出しておきます。
    本名レスリー・パーネル・デイヴィス。1914イギリス生まれ。従軍したり、画家になろうとしたこともあったが、眼鏡店を営む傍ら、煙草店も経営しつつ、小説を書きはじめた。「執筆活動で忙しくて、眼鏡屋をやっている暇がなくなったんだ。ちょうど、眼鏡屋で忙しくて、薬局をやっている暇がなくなったように」とのこと。店番をしながら、タイプライターを叩いていたようだ。英米では、比較的知られた作家であり、内容はまったく違うものになったが、ウイリアム・キャッスルにより映画化されたこともある、という。

    解説には「早すぎたジャンル混沌作家」とあり、折り返しをみると「どんでん返しに次ぐどんでん返しのエンターテイメントにして、すれっからしの読者をも驚かせる正真正銘の問題作!」などとあるので、よほど変わった作風かと身構えますが、出版当初ならまだしも、現在の「すれっからし読者」たちを、仰天させるような小説ではない。どちらかというと、「すれっからし読者」から、無性に愛される、そんな小説では、と思います。
    「どんでん返しに次ぐどんでん返し」の展開も、登場人物たちも、愛嬌があって可愛らしい。文章は落ち着いているのだが、物語そのものに、なんともいえない魅力がある。
    SFとしての見所は、1966年、イングランドにて、主人公の作家が描く小説が、50年後の2016年を舞台にしていること。あり得ないけれど、あながちあり得ないとも言い切れない(?)、面白い〈現代〉を想定しているので、読みながら小さく笑ってしまいました。この語りっぷりは、作家ご本人の性格なのか、才能なのか。何にしろ、どうにも憎めない1冊です。
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    4336060576
    No.2:
    (4pt)

    繰り返される相転移

    面白い。
    どこがと言うと、何度も相転移を繰り返しながら合理性を何とか維持してるところ。
    凡庸なストーリーも、独りよがりの離れわざも御免だが、デイヴィスは、独特の現実感覚で飛躍するストーリーをまとめ上げている。
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    No.1:
    (4pt)

    虚構の男

    地味な出だしから、予想外の展開、意表を突いた結末。面白いけれど、これがミステリではなく異種格闘技戦とすると、物足りない気もする。この人には同じように風呂敷を拡げながら、ミステリの枠内で風呂敷をたたんでしまう芸もあり、個人的にはそちらのほうに軍配を挙げる。とはいえ、もっと訳されてほしい作家である。

    解説では「早すぎた」ジャンルミックスの作家とされているが、果たしてそうか。初期の売り込みには苦労したようだが、解説者の言うように同時代にはJohn Blackburnもいる。ほかにも映画「メデューサタッチ」の原作者Peter van Greenaway、藤本泉を思わせる作風のP M Hubbard、やはり映画「雨の降る午後の降霊術」の原作者Mark McShaneなどがいるだろう。なかでもL P DaviesはSF色が強い作家とは思うが、それほど孤立した存在でもないのではないか。映画やTVの影響、時代の流れなど考える必要がある。やはり何よりも翻訳を。
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