夢幻の書
- SF (392)
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ネタバレしますので、気になる方は無視の方向で。 中盤が最高なんですよ。 最後の<魔王子>ハワード・アラン・トリーソングはかつて夢見がちな虐められっ子で、 同級生たちにさんざん酷い目に合わされてきたらしいんですよ。 30年経って、その復讐をするんです。 地元で開かれた同窓会にたくさんのヤクザみたいな部下を連れてって、同窓会を乗っ取って、 自分が受けた虐めを何倍にもひどくしたような暴力を、かつての虐めっ子たちに振るうんです。 屈辱的なあだ名をつけた奴には焼き鏝でそのあだ名を刺青したり、「ケツを冷やしてろ」って言った奴には氷の椅子に座らせたり、 犬に追い掛け回させたり、禁酒主義な音楽の先生に酒をしこたま飲ませてヴァイオリンを演奏させたりと、それはもうやりたい放題。 私はこのシーンを読みながら笑いつつ、同時にホロリと涙が溢れそうになりました。 その気持ち、分かるぜトリーソング。 パッとしない虐められっ子が地元を飛び出して、大人になって成り上がって、金と暴力をたっぷり身につけて、肩で風を切って同窓会に参上して、 積もりに積もった恨みを晴らす・・・もうね、泣けますよ。 しかもこのトリーソング、実は大きな秘密がありまして、それはタイトルの<夢幻の書>が彼の・・・おっと、流石にこれは言えません。 この<夢幻の書>もある意味では泣けるポイントです。 いわゆる中二病を経験した方なら痛いほどトリーソングの気持ちが分かると思います。 この<魔王子>シリーズは、5人の魔王子たちこそが主人公だとよく言われますが、 <夢幻の書>を読んでその通りだなぁと思いました。面白い! | ||||
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最後の相手は魔王子の中でも 非常に謎の多い相手であるトリーソングという男。 そんな彼は、1枚の写真の発見により その正体が見えてきます。 ただ、最後の相手だけあります。 早々簡単には尻尾は見せませんし、 強いで定評のガーセンですらその尻尾をつかんでも 1度仕留め損なっています。 タイトルはこの作品の途中で出てくる トリーソングに関わる品物です。 これが元ですべてが進んでいくことになります。 今回もマドンナがいます。 でも今回はちょっと特殊だったりします。 それは読んでからのお楽しみ。 文章は総じて地味なので ハラハラものを期待する人には向かないかも。 | ||||
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