(短編集)
少女探偵は帝都を駆ける
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芦辺拓先生の長編二作目『殺人喜劇のモダン・シティ』で探偵役を務めたものの、その後は活躍の機会にめぐまれず、ぽつりぽつりと散発的に発表されるばかりだった美少女探偵平田鶴子の中短編をまとめた一冊。 時は1930年代、太平洋戦争直前の大衆文化が華やかで享楽的で、ところどころで不穏な政情も垣間見えるという御時世。2022年4月時点の目で読んでいるとウクライナへ侵攻するまでのロシアの日常もきっとこんな感じだったのだろうな、といたたまれない気分になるのであります。 レトロでモダンな大阪を舞台にした短編6編(それぞれ30~40ページ程度)に中編のボリュームの表題作(約90ページ)を収録。ミステリとしてのクオリティはばらばら、不可能状況の解明はいちおうの辻褄はあっているもののどうやって推理できたの?というような真相も中にはあって、本格ミステリというより、古風ゆかしい探偵小説といった呼び方がしっくりくるのであります。 修学旅行で遭遇した事件が描かれる表題作は「少女探偵は帝都を駆ける」とのタイトルがまったくの嘘だとはいえないものの、鎌倉や日光の出来事の方が扱いが大きくて、何だか肩透かしな感じ。本格的に帝都東京で平田鶴子が活躍する探偵譚はいつの日か読めるのでしょうか? | ||||
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『殺人喜劇のモダン・シティ』の続編。平田鶴子と宇留木記者のコンビが活躍する短編集だ。 昭和初期の大阪が舞台となっており(ただし、表題作は別)、エノケン、映画撮影、ラジオ放送、テレビの放送実験など、いかにもな「モダン・シティ」っぷりが発揮されている。 ミステリとしてはいささか物足りない気がしないでもないが、読む価値はあると思う。 マニアックな蘊蓄が詰め込まれているのも楽しい。 | ||||
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