帝都探偵 謎解け乙女
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帝都探偵 謎解け乙女の総合評価:
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最近流行りのライトノベル風ミステリーです。キャラクターに魅力があり、物語に引き込まれてしまいました。大正時代が舞台ですが、難しいウンチクもなく読みやすいと思います。最後にどんでん返しがあるのですが、読み終わってから思わず表紙を見返して唸ってしまいました。 ただ残念なことに、作品の性質上映像化や続編の製作がほぼ不可能とゆうことでしょうか。主人公のキャラクターが魅力的なだけに、このまま埋もれてしまうのがもったいない作品です。 | ||||
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最終話で話の落ちが出てくるが、ちょっと物悲しかった。この作家のいつもの作風でしょうか、実は結構好きです。 | ||||
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本著者の作品で読んだ2作品目です。 前作の"幻影館へようこそ"は現代でしたが、本作はうって変わって大正時代。 本作を読み終わって更に"なないろ金平糖"を読み終わってから、全てが同じ著者だと気がつきました。(寛太らしき人物が出ていたので) いずれも本屋でざっと見てから購入したのですが、それだけこの著者の作品が自分に合っているのかと思います。 ストレスなくスムーズに読め、最後には思いもしなかったどんでん返しが用意されている。 本作も途中で感じた違和感が最後の方で分かったとき、やられたと思いました。 出来れば、続編を読んでみたいと思います。 | ||||
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伽古屋さんの話というか、世界観が大好きです。 大正時代という舞台設定をよく活かしているし、 きっと調べものをよくなさっているのだろう。 大物作家なんかはこのあたりがいい加減になっていて、 時代考証が滅茶苦茶な方もいらっしゃる中、 (「この時代にそんなのないし」とか「まだ輸入されてないよ」とか) 自分の書き物に関して誠実な方だと感じています。 今回も女学生と人力車の車夫という組み合わせからして、 かなり期待して読んだのですがうーん、少し期待しすぎたかもです。 まず人物設定ですが、少女探偵(実はピエロ役)と、 車夫(こちらが本当の探偵役)という組み合わせ、 読むまでずっと忘れていたのですが、 「あれ、これどこかで読んだことあるかも」と思っていたら、 北村薫『街の灯』の設定によく似ています。 お嬢様とお抱えの運転手というコンビですね。 そういえば、あの話も戦前の東京を舞台にしていましたね。 ものすごい既視感を覚えました。 付け加えていうとホームズに憧れたり、 ホームズ気取りの素人探偵というのも、 漫画などではよく出てくる設定です。 本小説最高の問題点がこれだと思います。 「なんかどこかで読んだことあるかも」という感じ。 これが最後までぬぐえませんでした。 ラノベ系ミステリは主人公の人物設定が肝だと思います。 このプロットを固めて、オリジナリティを確立すれば、 著者の緻密性や独特の世界観から考慮して、 もっと素晴らしい小説に出会えると思うのですが 現時点では☆3が妥当かなと。上から目線で恐縮です。 | ||||
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同じ著者の『なないろ金平糖』もそうですが、大正時代を舞台にしており、その点がユニークで手に取りました。 (ちょっと高飛車な)お嬢様と車夫、そしてお嬢様が探偵役をもって任じながら、謎を解くのは車夫の青年、という、図式としては 『謎解きはディナーのあとで』(東川篤也)のヴァリエーションに近い感じで始まります。 しかし四つの事件とも、大正時代の東京の雰囲気を漂わせるもので、依頼者の女学生や、彫刻家、未来から来たと称する男など、少し非現実的な感じがこの物語の《大正時代》とよくマッチし、独特の世界がたちあがっている、と感じました。 謎解きも、だれかが糾弾されて終わるのではなく、微妙に煙りが立ち消えるような後味で、むしろ幻想味を増しています。 そして最後の章では、どんでん返しが何段も続き、そういえば伏線があった、と、その重層構造の設定に驚きました。 各事件の決着の付き方の淡さの意味が腑に落ち・・・ ラストのどんでん返しは強烈でした。 このどんでん返しの連続も含め、トリッキーというか人工的な大わざを決められた感じで、読後はやや茫然、そしてしばらくたつと、 作者の創りあげた《大正時代》の世界が、独特の風味とともに心の中に定着しました。 このラストではシリーズにならないかと思いますが、なってほしいと願うインパクトの強い作品です。 | ||||
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