断片のアリス




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初公開日(参考)2018年02月
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長編小説

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断片のアリス (新潮文庫nex)

2018年02月28日 断片のアリス (新潮文庫nex)

狂った VR 内の殺人ゲーム 予測不能の脱出ミステリ。雪と氷に閉ざされた現実世界から離れ、人々は生活のほとんどを VR システム ALiS の中で過ごしていた。傷つくことのない穏やかで平和な仮想空間で。しかし突如、椎葉羽留は囚われた。痛覚も“死”も存在する恐怖の VR クラスタに。ログアウト不能の狂気の館で、連鎖する殺人。そしてたどりつく、この創られた世界の真相と、彼女の正体とは !? 衝撃の結末に驚愕する VR 脱出ミステリ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

断片のアリスの総合評価:8.00/10点レビュー 6件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

断片のアリスの感想

ログアウト不能のVR空間。仮想空間には存在しないはずの痛覚が発生し、閉じ込められた館内で殺人事件が発生。
現実世界は災害により退廃し、仮想空間内で暮らす近未来のSF模様。ログアウト不能により状況の手掛かりを得る為に館まで向かう話は冒険ファンタジー。たどり着いた館内での事件はデスゲーム+ミステリ。と言った具合に色んなジャンルが展開します。
ここは好みの分かれ所だと思う点で、多ジャンルが読めて好きという人もいれば削って内容を濃くした方が良いと思う人もいるはず。私は後者。館まで向かう前半は必要ないのでは?制作途中で物語の方向転換をしたのかなという印象を受けました。設定が繋がっておらずバラバラな印象です。
VR空間内のルールが不明なのでミステリとして読むのも難しい。殺人で返り血を浴びたとしてもアバターの着せ替え機能でクリーンニングできる為犯人が特定できないなど仮想空間を利用した設定は面白いが、こういったゲーム感覚を知らない人はチンプンカンプンかと思う。場面の想像がし辛い文章なので個人的になんとなく『ソードアートオンライン』『不思議の国のアリス』、その他デスゲーム、バトルロワイヤル系の作品の景色を頭に浮かべながらの読書でした。

300P台の本中、200P過ぎるまでしっくり来ない作品でした。ですが終盤の結末は見事。この結末を最初に構想してから本作を描いたのかなと思うぐらいよく出来てます。SFやゲーム作品で結構見慣れておりますが、終わりよければ印象良しという作品でした。

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No.5:
(5pt)

SFとミステリー

仮想世界の中で捕らわれてしまい脱出を目指すのですが、描写が読者にとってフェアなので落ちは早めにわかってしまうかもしれません。
理由は最後に分かりますが、黒幕は正直です。
現代よりかなり未来の話になっています。
断片のアリス (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:断片のアリス (新潮文庫nex)より
4101801185
No.4:
(4pt)

最後まで読んでからもう一度最初を読み返す作品

たまたま自分がこの作品の前に読んだ本の終わりがこの作品に似たようなオチだったので
運悪くそのような事態に陥るとまた?と言う感じがします。

今よりもVR以外は退化してしまった未来の
VRを使って生活をするハルという女性が主役のミステリーと脱出物です。
VRに閉じ込められピノッキオの童話になぞらえた世界で脱出を試みるのですが…
この中にはもう一つの童話が重ねられています。
最後まで読んで、最初から読み直して
そして登場人物紹介頁の前をよく見ると納得できると思います。
最初からその頁をなんとか読み取ろうとしてしまうと面白さが半減してしまうのでお勧めはしません。

グロテスクな表現も有り、表紙の女性は誰なのか、
脱出ミステリーともう一つの謎を同時進行で考える楽しみがある作品でした。

読みやすく、トリックもわかりやすく書かれており
今の世界の問題点も少しだけ提示しているように感じました。

本当にこの前に読んだ本が同じ系統で無ければ星5でした。
脱出、ミステリーが好きな方にお勧めです。
結末については賛否あると思います。(主人公の有り様として)
断片のアリス (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:断片のアリス (新潮文庫nex)より
4101801185
No.3:
(4pt)

アリスといいつつピノキオ好きにオススメ

このお話では宿屋がゴール地点なのですが、元ネタのピノキオは宿屋に到着した後も展開があるので、そっちも見たかった!
最初からシリーズ展開予定とかならできたんだろうなあ。
断片のアリス (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:断片のアリス (新潮文庫nex)より
4101801185
No.2:
(4pt)

ミステリーに見えますが...

氏の作品、"幻影館へようこそ"以降、拝読していますが、その後の多くの作品が大正時代を中心に書かれているのに対し、本作品はAR技術を取り入れた"幻影館"より更に未来を舞台にした作品です。

VR内で拉致されたメンバーたち。
下手に現実の世界に引き戻そうとすると意識が戻らない可能性も示唆され、拉致されたメンバーは元の世界に戻るため、囚われた世界の探索を開始するが...

童話の世界とミステリー要素が融合してスタートするが、VR内と言うこともあり、通常の世界ではあり得ない様々な設定も可能に。
一見、ミステリーに見えますが、実は...

最後に思っても見なかった結末が登場。
そこで冒頭のシーンの真の意味が分かります。
読みやすく、わりと楽しめました。
断片のアリス (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:断片のアリス (新潮文庫nex)より
4101801185
No.1:
(4pt)

多様な要素

面白かったです。ラストの展開に驚きました。児童文学、バトルロワイヤル、ミステリー、多様な要素がある作品だと思いました
断片のアリス (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:断片のアリス (新潮文庫nex)より
4101801185



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