あるキング



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初公開日(参考)2009年08月
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長編小説

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あるキング (徳間文庫)

2012年08月03日 あるキング (徳間文庫)

この作品は、いままでの伊坂幸太郎作品とは違います。意外性や、ハッとする展開はありません。あるのは、天才野球選手の不思議なお話。喜劇なのか悲劇なのか、寓話なのか伝記なのか。キーワードはシェイクスピアの名作「マクベス」に登場する三人の魔女、そして劇中の有名な台詞。「きれいはきたない」の原語は「Fair is foul.」。フェアとファウル。野球用語が含まれているのも、偶然なのか必然なのか。バットを持った孤独な王様が、みんなのために本塁打を打つ、そういう物語。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.20pt

あるキングの総合評価:6.01/10点レビュー 192件。Dランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

あるキングの感想


▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.4:
(7pt)

あるキングの感想

怪獣が出てきたときは、これはミスリード的なものか?と思いましたが違いました。
魔女のような女性三人も、最後まで正体は不明。
こういうスタイルと思えば、全体に漂う中世的な雰囲気も味があるものとして楽しめます。

Hidezo
GX0TU62Y
No.3:
(5pt)

あるキングの感想

お気に入りの作家で、もともと非常に高いレベルに期待値がある為、通常レベルの作品では満足できないところに、ほかの作家の作品を読む場合と異なり、大きなビハインドを背負っている。

そういったことが前提とはなるものの、伊坂作品としては、内容も登場人物もパンチのない作品。

ヒトは自分の理解できる範囲でその少し上の能力を持ったモノを天才といって賞賛するが、理解不能な上回り方をした場合、嫌悪感を抱くしかない。

例えば陸上で、100mを10秒を切れば凄い、おそらく今後9秒を切るようなものが出てくれば おそらく世界の賞賛を浴びるであろう。が、仮に100mを5秒で走る人間が出てきた場合、ヒトは彼に喝采を浴びせるであろうか。。。

この作品の主人公もそういった、理解不能なレベルで野球の能力がある人間であり、それが故に なにかと不幸がもたらされる。

しかし、彼得意の登場人物の魅力も得意の伏線も、プロットも徹底的なヒール役も出てこない。

時と場合により、僻み根性の小悪党がちょっかいを出す程度。

そうして ファンタジーもワクワクドキドキの高揚感もなにもないままに、なんとなく終息を向かえる。

あと、シェークスピアのマクベスを知らなければ、更にこのおもしろみは半減するであろう。

とはいえ、どちらにしても、ん~非常に残念な駄作。  了

とも
4ND5R58B
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

あるキングの感想

作者自身が解説されているように、これまでの伊坂氏の作品と比べると、「機知に富んだ会話」「凝ったプロット」「練られた伏線」「他作品とのリンク」といった持ち味とも言えるレトリックが殆ど見受けられず、でいて、ある意味不思議な世界観がファンタジーで非常に難解という・・・
しかも、シェークスピアの某作品をオマージュしており(多分)、読んでいないとそれが上手いのかすら皆目見当がつかない。
確かに賛否が分かれそうな作品ですね。
ただ、らしくないようでいて「らしい」と思いましたけどね。
伊坂さんにしか描けないような気がします。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:
(5pt)

ミステリ-ではなく不思議な輪廻?の話

まず、本の帯でも書いてあるとおり、ミステリ-ではない為、期待するとがっかりするでしょう。

シェ-クスピアのマクベスのなぞらえて、野球を題材に、
予言どおり?野球の王になるために生まれてきた主人公の人生の話。

もちろん、マクベスを知らなくて当然に読めます。

ある意味、主人公は何があっても全くぶれず、周りが騒いでいるだけというところは面白みではあるが、
そんなに物語にヤマがあるわけでなく、淡々としている。

個人的に嫌いではないが、どうせならもっと独創的な展開にしてほしかった。
終わり方も変にきれいにまとめている感じで、ちょい残念。

タカタソン
HU0OGV5Q
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.187:
(4pt)

天才打者の短い一生を寓話的に描く |『あるキング』伊坂幸太郎

導入は仙醍という都市にある弱小プロ野球チームとそれを応援するとある家族(山田家)の話から始まります。熱烈な仙醍キングスファンの家族のもとに育つ劇的な天才野球児の話です。

仙醍なんて書いたらほぼ仙台だろって感じますが、これを読んで球団設立当初の楽天イーグルスを思い出さすには居られませんでした。仙醍キングスは弱小・常敗チーム。一方現実の仙台のチームといえば楽天ですが、新規参入の際は体制づくりがビハインドのなか、当初リーグダントツの最下位、当時の田尾監督は常にへの字口であったことを思い出します。

・・・
さて、山田家の天才野球児の王求(おおく)、名前からして(横書きで球(たま)とも読める)野球の神様から祝福されているかのような彼は、小学生時には引退したプロ野球選手の球を軽々とホームランするほど。中学時代もその名はとどろくも県大会どまり、そして高校では訳あって中退。しかし、幸運もあり仙醍キングスに入団。

そしてぼろくそに打ちまくる。ないしは敬遠か死球。結果として6割・7割打者という驚異的な成績に至る。

・・・
自分にストイック、野球にしか興味がない。

それはそれで素晴らしいことであるも、はるかに他を凌駕した才能を持つ彼。その姿勢や存在が気に食わない連中も多い。明示はされていないものの、彼はチームの監督にこっそり刺され、この世での生を20年と少しで去ることになります。

ここに私は、凡人の衆愚、嫉妬を見た気がしました。主人公山田王求への日本的出る杭は打たれる的バッシング。

・・・
実は、主人公山田王求へのバッシングは、彼の父山田亮が犯してしまった殺人にも理由がありました。

そのため彼は高校を退学せざるを得ず、またどうにかプロ野球でプレーできることになるも、常に殺人者の子として後ろ指をさされることになったわけです。

ここで気になるのは、加害者家族に人権はあるのか、という話です。被害者家族は金銭的に補償され、また精神的にもケアされるべきだと思います。加害者本人も法の下に罰せられるべきでしょう。その中にあり、加害者家族、なべてもその子どもはどれくらいの責任を負うべきなのでしょか。

作品ではこうした価値判断については一切明言はありませんでした。しかし、温厚な仙醍キングス監督が狂人じみたクレーマーの差し金を受け入れた末に山田王求を刺したことに及んだシーンから、「大衆は加害者家族を抹殺する」「大衆は加害者家族を許さない」、と感じました。もちろん、被害者家族の気持ちを離れて、大衆はうねりを作ります。

加えて、シェークスピアのマクベスから”Fair is foul, foul is fair”という文句を度々引用し、善悪の相対性、善悪は大衆による都合によって決定される、というメッセージを勝手に受け取りました。このあたりのストーリー展開、歯止めが効かない流れ、にゾクっときました。

・・・
ということで一風変わった伊坂作品でした。

天才打者の短い一生はバッドエンドで終わり、明言されない寓意が霧のように立ちこめる作品でした。その点でも、伊坂氏の純文学的エッセンスが感じられる面白い作品だったと思います。

伊坂作品のファンはもとより、野球好きの方、純文学好きの方、倫理学やジャーナリズムに興味がある方にはお勧めできる作品でした。
あるキングAmazon書評・レビュー:あるキングより
4198627797
No.186:
(3pt)

オークキング

主人公=山田王求=あるキング
マクベスをオマージュした話。
ドラクエVのモンスター オークキング
2匹目の仲間の名前=マクベス
偶然?計算?
あるキングAmazon書評・レビュー:あるキングより
4198627797
No.185:
(4pt)

ドラマ化

エンターテインメントとしては面白いので、世にも奇妙な〇〇などでドラマ化すると良いなとは感じた。ただ伊坂作品としてはひねりが無くて少し物足りないか。マクベスを絡めたのは良かったが、広がらなかった印象。
あるキングAmazon書評・レビュー:あるキングより
4198627797
No.184:
(5pt)

最高!

やはり最高!
あるキングAmazon書評・レビュー:あるキングより
4198627797
No.183:
(2pt)

SOSの猿に近いファンタジー感

仙台の野球チーム大好き狂人に育てられた化け物級ルーキーの伝記的なお話。
主人公は周囲のやっかみとかに屈せず黙々と成すべきを成していたんだが・・・。終始閉塞感漂う話だったなあという印象。
あるキングAmazon書評・レビュー:あるキングより
4198627797



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