粘膜蜥蜴



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初公開日(参考)2009年08月
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長編小説

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粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)

2009年08月25日 粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)

国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。父は町で唯一の病院、月ノ森総合病院の院長であり、権勢を誇る月ノ森家に、2人は畏怖を抱いていた。〈ヘルビノ〉と呼ばれる頭部が蜥蜴の爬虫人に出迎えられた2人は、自宅に併設された病院地下の死体安置所に連れて行かれた。だがそこでは、権力を笠に着た雪麻呂の傍若無人な振る舞いと、凄惨な事件が待ち受けていた…。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

粘膜蜥蜴の総合評価:8.77/10点レビュー 43件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

粘膜蜥蜴の感想


 月ノ森医院の御曹司・雪麻呂はその権力を笠に着る傍若無人な初等生である。同級生二人を招き自慢するものは医院の地下施設、死体を実験用に保存する惨憺たる光景だった。そして、もう一つのおぞましい光景。それは雪麻呂の世話人である富蔵という者、彼の頭は蜥蜴であった。

 粘膜シリーズ第二弾。角川ホラー文庫の上梓ながら推理作家協会賞を受賞した異色作である。年代は特に明言されていないが前作同様に戦時中のようだ。そして爬虫人という頭がトカゲの生物が受け入れられている。この奇天烈な設定をさも当たり前に展開するのも前作同様だ。
 とにかく繋がりの見えない事象の連続で第二章を終えて、どのように風呂敷を畳むのか心配になってしまうぐらいだった。そしてラストの一撃、もうミステリー調とはかけ離れた作風過ぎてフェアとかアンフェアとかの領域を超えている。

りーり
9EDFH0HC
No.2:
(6pt)

発想がユニーク

ストーリーはまともでした。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

とんでもないな・・・

前作同様、ぐちゃぐちゃのエログロなので、
推理作家協会賞受賞しているとはいえ耐性がある人向け。

子供の無邪気さ残酷さがそのまま大人になってやりたい事をしている感じで、
気持ち悪い所は気持ち悪く、でもユーモアを忘れずそんなに気が重くならない
絶妙な危ないバランスがとても気持ち良い。
富蔵のエールのシーンとかもう、良い意味で変態です。
乱暴な会話文と言い回しのセンスが今作も凄いなと思いました。

ハチャメチャな話なのですが、
最後に一気に物語を収束させたのが圧巻。

前作の髑髏の様な扱いを感じた
本編と外れた美樹夫のナムールの物語がいろんな意味で面白い。
単純に小説の伏線と捉えたり、蟲の気持ち悪さの雰囲気作り、
深読みして人種差別を感じられたりなどなど、、、
エログロのインパクトの裏側に作られている土台がすごい。

とんでもない本だなと思います。

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egut
T4OQ1KM0
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No.40:
(5pt)

一読の価値アリ

前作「粘膜人間」の世界観も若干残しつつ、ミステリ要素も加えた傑作。
どうか前作の世界観が苦手な方も、ぜひ本作を読んでほしい。
粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)より
4043913028
No.39:
(5pt)

独特の世界観

独特の世界観に圧倒されました。
次作も読むつもりです。
粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)より
4043913028
No.38:
(5pt)

フレフレぼっちゃん、イケイケぼっちゃん

飴村行のライフワークである(かどうか知らんけど)、粘膜シリーズの2作目です。

主人公は、ナイスボーイでモダンボーイな12歳、雪麻呂ぼっちゃん。
親の権威を笠に着て、ワガママし放題のクソガキです。
でも妙にイノセンスで、憎めない所もあります。

それにしても、ガキの分際で、看護婦さんと毎朝やり放題・・・・・・妬ましいにもほどがある。
あぁ、俺もこんな境遇に生まれたかった。

この親ガチャ小僧を中心とした、奇妙なドタバタの数々。
凄惨なバイオレンスあり、スリルに満ちた冒険あり、ドロドロの愛憎あり、アホらしい漫才あり。

前作「粘膜人間」と比べると、残酷度は3割減ですが、おバカ度は5割増です。
粘膜ワールド、やっぱり面白いぜ。

最後には驚くべき謎解きもあり、ミステリー小説としても高く評価されたそうな。

ただ、個人的には、その真相に納得しかねます。
だって、あの超絶おバカな「応援歌」を歌っていたのが、○○だったって事でしょ?

これ、馬鹿馬鹿しいと笑うべきなんでしょうか? 
それとも、演技していた「彼女」の心中を察し、涙すればいいのか?

あまりにぶっ飛んでいて、どう反応すればいいか分かりません。

こんな真実、ぼっちゃんが受け入れても、あっしには受け入れられねぇです。
粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)より
4043913028
No.37:
(4pt)

怖いもの見たさ

文字だけで世界を見せてくるところが小説家のすごいところだというのを実感させられました。

胸糞の悪さ気持ち悪さ、一見拒否したくなるようなものを止められずみてしまう。
そんな一冊でした。
粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)より
4043913028
No.36:
(5pt)

衝撃のラスト

リアルに想像を掻き立てる
グロテスクな描写には圧巻。
それでも前作の粘膜人間よりも若干
エグさは減っていて読みやすい。
本作はギャグ要素多めで笑えます。
そしてあまりに衝撃的なラストには
思わず声が出ました。
天才の発想としか言いようがありません。
粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)より
4043913028



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