隣の家の少女



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初公開日(参考)1998年06月
分類

長編小説

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隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)

1998年06月30日 隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)

1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―。キングが絶賛する伝説の名作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.33pt

隣の家の少女の総合評価:7.47/10点レビュー 210件。Cランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

隣の家の少女、感想&備忘録


▼以下、ネタバレ感想

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ナタ
9AJ0TZ5W
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

隣の家の少女の感想

*最悪の読後感* というランキングをもつ某サイトで、いつも上位にいる作品です。(最上位でも不思議はありません。)
怖いもの見たさで買ってしまいましたが・・・
噂に違わぬ迫力です。
本書は、amazon では酷評の嵐ですね。それも頷けます。
それぞれ指摘はまっとうで、反論の余地もありません。

粘膜シリーズ(飴村)や筒井康孝のグロ系小説は、ユーモアや笑いによってオブラートにくるまれていましたが、本書はそういった救いがありません。
本書の怖さは、スプラッターとは違います。人間の心の闇の恐ろしさです。
主人公が残酷な場面を見せられ続ける話なのですが、主人公は可哀そうになって、そういうことは止めてほしいと思っていながら、どこか続きを見たいと期待しているのです。
読者の心理と主人公の心理が上手に結びあわされてしまうので、自分の醜さをこれでもかと見せつけられます。
本書のテーマは、読者の心の闇なのです。
愛する女性が犯されているのを見て性的に興奮してしまうというような、本来は人間に有るまじき不条理で醜悪だけれども心の奥底に巣くってどうしようもなく、そして取り除くことができない心理を描いたもので、外面的には虐待趣味の変態が書くのと紙一重なので、読むには注意が必要です。
映像化作品もみたのですが、そちらは完全にオブラートにくるまれて怖さが薄まってしまいました。

「気持ち悪くて吐いたじゃないか、金返せ」という言葉は作者にとって賛辞でしかありません。

absinthe
BZLMTCHK
No.1:
(1pt)

悪書

 「ミステリ」でも「ミステリー」でもない。
 「悪書」。

 売り上げを伸ばすために「実話を元に」と、そして中身はほぼ虐待描写のみ。
 インターネットでグロ映像を探してるような変人のみ、この本を楽しめるかもしれない。

 サイトの仕様上1点にしているが0点。

アマくネエぞ
3PXWPUHZ
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.207:
(5pt)

読了後の虚脱感はハンパなかったです。

流れる川に隣接する田舎の景色は美しく、そこで語られる少年たちの青春劇は、映画「スタンド・バイ・ミー」を匂わせる叙情豊かな文章で語られていきますが、希望があるのは「表のスタンド・バイ・ミー」のみ。

本著を絶賛しているスティーブン・キングもあとがきで語っているように、今作は、絶望の未来が約束された「闇のスタンド・バイ・ミー」です。

大人になった主人公デイヴィッドが回想する、12歳の頃にあった、2歳年上の少女メグとの出逢い……それは、甘くほろ苦くも切ないひとときでしたが、青春の輝きは、メグ姉妹を引き取った継母によって無惨に引き裂かれていきます。

継母のルースも最初は、女手ひとつで三人の男子を育て、隣家の少年たちをこころよく迎えていた、よきシングルマザーとして描かれていました。

しかし、事態は新たな家族の登場。

メグと妹のスーザン姉妹を引き取ったことで、彼女の人格にどんな化学反応が起きたのか?

もとより善良な姿として映っていた、シングルマザーは、初めから狂人だったのか?

「虚な目」をはじめ、ところどころ描写される、精神病の症状のような継母のふさぎこむ姿は、まるで彼女がやっている悪行の報いのようでもあります。

ルースの子供達の顛末を読むと、「血の呪縛」のような、精神病やら犯罪やらを起こす要因が、血によって起きる遺伝病のようにも見え、さらにそこに「強烈な体験」というトラウマが加わって、元からあった病気的な因子が表に出てしまう……そして猟奇的な犯罪を生む……ところまで考えさせられるラストでした(似たようなお話は、映画の「ザ・セル」にも出てきます)。

被害者であるメグも、悪に立ち向かうヒロインとして、美しく描かれているのですが……かえって、その善性がルースの邪悪さに火をつけてしまったのではないか……これは善と悪の戦いなのか?……なにか、彼女がこの事態から逃れるすべはなかったのか、と考えてしまいます。

作者のジャック・ケッチャムというペンネームは、処刑人から取られた造語ですが、その名に偽らざる情け容赦のなさで、少年と少女の間に芽生えた愛情らしきものをことごとく粉砕していきます(すべてはミスリードによって起こされる、最悪の結末ともいえます)。

本著を通じて、ケッチャムが最も描きたかったのは、「普通の人間にひそむ邪悪さ」であり、それは事件の中心的人物であったシングルマザーのルースが抱える暗闇だけでなく、ごく善良なデイヴィッド少年を通じて、我々読者は、他者への無関心と無力さ、自己保身によって最悪の事態をまねく、ガン細胞のようなわたしたち自身の暗闇を見せつけられます。

最後に、「読了後の虚脱感がハンパなかった」と書きましたが、どんな感じかというと、「第一次世界大戦で、日本兵が中国の民間人を虐殺して、その首を並べたまえで笑顔で撮影している」写真をみたときと似たような虚脱感でした(笑顔の奥底にひそむ底抜けの闇です)。

彼岸を超えた彼らにとっては、人の姿をしても、敵は人ではなく、それゆえにどんな残酷な行いでも容認できる、サイコパスな意思決定が行われているのでしょう。

願わくば、人間の善性を信じて、本著をただ「気持ちの悪い、胸糞がするスリラー」以上の教訓として心に留めておきたいと感じました。
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)より
459402534X
No.206:
(3pt)

吐きそう

読まなければよかったかもしれない。
おそらく一生脳に刻みつけられるトラウマ。

ここに描かれている心理描写と残虐性こそが、
大陸の先住民を大虐殺して、それを開拓
などと掲げて、領地を侵略、強奪したり、
大東亜戦争時の大空襲、広島長崎に原爆を
投下して、民間人を大虐殺していまだに
悪びれない、アングロサクソン人
の精神性の根幹だと想像する。

日本の事件でも、昭和後期あたりから、同じ
匂いのする残虐性と破壊衝動を感じ取るのは、
国民丸ごとが、異文化に毒されてしまっている
からだろう。排他的で個人主義的でそこから
落ちていく退廃的な精神性が社会を蝕む。

本書は実話をもとにして、エンターテイメント
として書かれたものだろうが、読後感から
成功しているとは言い難い。
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)より
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No.205:
(1pt)

期待したけどゴミみたいな本

刺激を期待するなら 導入までが長すぎる
100ページ近く無駄な内容を読まないと始まらない

登場人物無駄に多い 覚えるのめんどくさい

そして、見所であるはずの部分もただただ虐待するだけの変わり映えがない

お金の無駄 読む価値なし。
惰性で読んだが後悔している。もっと狂うならとことん狂ってないと読めない。

おかしいやつらが虐待するだけそれだけ

とあるユーチューバーの紹介で読んだがこの本が面白いとかどうかしている。

ということで星すらあげたくないが、これ以上被害増えないようにレビューしておきます
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)より
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No.204:
(5pt)

文章力が高く、一気に読めてしまう

カエルを熱湯に入れると逃げ出すが、水から徐々に温度を上げていくと逃げずに茹で上がってしまう。窯の中で空気を主人公と一緒に茹でられるような体験でした。最初は「折檻」の範疇なのですが、次第にエスカレートしていくが、何もできない主人公。読者目線で見ると腹立たしい感じですが、等身大の子供なんてこんなものだとも思いました。文章力が高く、光景を鮮明に想像できてしまいます。凶悪な犯罪が世界各地で起こっているので、このような事態は決してフィクションなどではないのです。
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)より
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No.203:
(4pt)

思った程の鬱小説ではなかった。

後味の悪い小説、と検索すればほぼ上位にランクインする小説だったので、意を決して読んでみた。
第一印象は読みやすい、だった。
スタンドバイミーのようなアメリカの悪ガキどもが活躍する、毒がありながらもカラッとした明るさがある感じ。
半分の200ページくらいまではそれの延長で、あれまだ来ないのか?
ってなった、けど
そこから胸くそ悪い描写が来ました。

ただ思った程ではないな‥

そんな気持ちのまま、まぁ文章は読める読めるであっという間に完読。  

単純に持ち上げられ過ぎだな。
たぶんなんの事前情報もなければびっくりしたんだろうけど、精神に異常をきたすだとか、それはないと思う。
とは言ってもエログロ描写はしっかりあるので、苦手な方にはオススメしない。
興味がある方には普通の恐い小説としてオススメします。

にしても最後まだもっとヤバい描写があるのかと思って一気に読んだから、読み終わってあれ終わりかよって思った瞬間、一気読みした疲れがどっと出て、ある意味そっちの方でげんなりした。
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)より
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