ロード・キル
- 心理スリラー (8)
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そもそも「殺す理由」などはどうでも良い、ただ「殺す」ことのみが目的なのだから。そんな衝動だけを物語にしたような内容。それゆえにウェインの語りは自己満足でしかないし、誰の耳にも届かない上に、届いたとしても何の意味ももたらさない。僅かに目的を達成できたときの昂奮だけが物語に設えられた起伏に過ぎない。それではあまりにも平板なので、ウェインが目撃した殺人の遂行者が二人、登場し、ウェインの人質となる。つまるところ、ウェインと人質二人の三人による殺人行がこの物語の主題だ。とすればそれはサスペンスの「神髄」のみを綴ったものではあるだろうし、中にはそんな物語に接して「すっきりした」という読後感を持つ者もいるだろう。ただし銃社会では本書にもっと切実な内容を読み取る者もいるに違いない。 | ||||
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偶然目撃した殺人現場で、シリアルキラーの本性が爆発した男。殺人犯のカップルを拉致、連れまわし、今度は自身が連続殺人に手を染めていくというサスペンスドラマだ。 ケッチャムの作品は、本を閉じたくなるような残酷な描写から、スプラッターホラーとして見られがち。しかしながら、心の闇を抉る力強さで、それだけに終わらない奥深い作品となっている。 本作品も、殺人を犯した男女の葛藤や、捜査官の懊悩、被害者となる人々の日々が綿密に描かれていて、読みごたえがある。シリアルキラーのキレっぷりもなかなかで、エンターテイメント性の高い。 | ||||
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終盤でウェインがやっていること,津山30人殺しの「都井睦雄」と同じです。自分の中に潜むサディズムを内省するルール警部補をウェインと対置させながら,DV被害者キャロルを中心に据え,彼女への関わり方を対比させることで,狂気と正気の境を描いた作品と言えます。ケッチャムは,殺人の場面を,被害者の目線,感覚から超スローモーションで極緻密に描くのが特徴です。本書を読んで改めて気づいたのは,ケッチャム自身がそうかどうかは別として,サディズムの対する偏執的関心が顕著であること。ウェインの自宅でルールが発見したコラージュの元は,彼自身のコレクションがネタになっているのは明らかですから・・。Sキングが,アメリカで最も怖い男,と評する理由はこのあたりにもありそうです。 | ||||
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ケッチャム作品の中では、lightだと思いました。 (基準をケッチャムとして…それでも他と比べると残忍さはピカイチ) 暴力夫殺す→その殺人を『奴』に目撃される→クレイジーな『奴』が接触して来て… …という物語。 光景が目に浮かび、この本も、映画化でいけそうだな、と思いました。 ラストは、これじゃ可哀相過ぎるよ…嫌だなぁ… と、思いながら読んでいたら、意外で涙しそうでした。 ケッチャムもたまにはラストに希望の光を少しはさしてくれるのか。 | ||||
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「ロードキル」というタイトルですから、内容は想像つきます。まさにそのとおりのシリアルキラーものなのですが、犯人の内面や境遇などがあまり描かれておらず、殺人も行きあたりばったりという感じになっているので、ぞっとする恐怖になっていません。ホラーとしては今ひとつ。 | ||||
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