閉店時間
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『隣の家の少女』や『オフシーズン』のような 胸糞悪くなるグロテスクホラーが有名なケッチャム。 こちらの中編4編を読むと、グロテスク一辺倒ではなく、 引き出しの多い作家だと再確認させられます。 『川を渡って』は、めちゃくちゃかっこいい西部劇で、おすすめです。 表題作の『閉店時間』も秀作ですよ。 | ||||
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スティーブン・キングが絶賛したという「川を渡って」は、マカロニウエスタン文学の傑作です。 現代社会の歪みや矛盾を暴力を通して表現してきたケッチャムがウエスタン?と読むまではギャップを感じていましたが、そもそも残虐なシーンも余すことなく描き出すマカロニウエスタン映画は、ケッチャムの作風に通ずるところがあり、読み終えた今は、読み終えるのが惜しいと思えるほどの余韻を味わっています。 残虐ホラー映画を文学にした「オフシーズン」からすでにケッチャムの作品は映像的でしたが、「川を渡って」も上手く演出できれば良い映画になるのではないでしょうか。 「ヒッチハイク」も映像的で、毒をもって毒を制すといった内容と言えるでしょうか。 善良な一家が乗る車を襲撃した悪党どもが、家族が聞こえるそばで 「殺るしかねえよ・・しょうがねえな。で、ガキはどうする?」 と、レストランで割り勘の相談をしているように自分たちを殺すかどうかを話し合っている。 なんとも実に恐ろしいシーンだ。 それだけに、悪党どもには「ささやかなフロンティアの正義」が待っています。 上記のとおり子どもまで容赦なく殺害されるシーンをえがくケッチャムですので、どうしても嫌悪感をぬぐえないという方は少なくないかもしれません。 特に「雑草」などは、ケッチャム自身が「これまでに書いたうちでもっとも不快な作品」と述べているほどです。 しかしながら、この作品も実際の事件の犯行状況をそのまま再現した部分があるといいますから、現実は小説よりも恐ろしいということでしょうか。 | ||||
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こほ閉店時間には全部で閉店時間・ヒッチハイク・雑草・川を渡って の 4作品が収められています。個人的には一作目の閉店時間が一番好きなのですが ここまで運が悪いことって重なるもんなんだなあ、と唸ってしまいます。 読んでる途中から結末が分かってしまうのですが、それでも読み続けていくと やっぱりねー、的な結末が待ってます。グロイ表現はなくて読みやすかったです。 ヒッチハイクに関しては、もうアンダーグラウンド満載でウンザリします。 登場人物のイカレっぷりが耐えられない。 でも最後主人公がどうなるか気になって必死で読んでましたw。 意外な結末でした。まあ一応ハッピーエンド?なのかしら・・・。 後の2作品はご自分の目でご確認下さい。 | ||||
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収録の「河を渡って」は、 全ケッチャム作品の中で二番目に好き。 これを読むと残酷残虐非道、一つ休んでまた残酷の ケッチャムが、実は何を書きたいのか、が伝わってくる。 登場人物の誇りや虚飾や命の尊厳も含めた何もかもを剥ぎ取る ケッチャムのスタイルは、 その先の純度の高い人間の気高さに近づくための 手段なのではないか、という気すらする。 この短編が収録されている、という理由だけで、 ★五つ。ええ。偏ってますとも。 | ||||
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短編集とは知らずに購入。 一話目を読んで『いまいちだなぁ』って 思いつつも先を読み進めると 2話、3話でいつものケッチャム感が出てきてる感じでした。 でも、やっぱり長編の方が好きかもな。 キャッチャムファンは読んで損はない作品。 | ||||
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