森の惨劇



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    6.00pt (10max) / 1件

    Amazon平均点

    4.00pt ( 5max) / 3件

    楽天平均点

    3.00pt ( 5max) / 2件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    1pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2010年07月
    分類

    長編小説

    閲覧回数2,272回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数1

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    森の惨劇 (扶桑社ミステリー)

    2010年07月31日 森の惨劇 (扶桑社ミステリー)

    ベトナム戦争から帰還したリー・モラヴィアンは、心に深い傷を負って現実生活に適応できなくなり、人里離れた山の中で犬とともに暮らしていた。マリファナを栽培しながらの生活のなかで、リーは戦争の後遺症から、しばしば現実と戦闘中の記憶が混乱していた。そこに人気作家ケルシーを中心とした仲間6人がキャンプにやってくる。ケイシーの愛人さ交えた微妙な人間関係とはいえ、各人はそれぞれの思いを秘め、キャンプを楽しんでいた。しかし、彼らが偶然マリファナ畑を見つけたことで、キャンプは一変する…。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    森の惨劇の総合評価:8.00/10点レビュー 3件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.3:
    (4pt)

    グロさは薄味だが良い作品

    いつものグロさは薄いですが、良く書けている作品です。
    主人公の心の動きや、ネコの描写などはさすがです
    森の惨劇 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:森の惨劇 (扶桑社ミステリー)より
    4594062482
    No.2:
    (3pt)

    ケッチャムの中では・・・

    鬼畜ホラー作家のジャック・ケッチャム。
    かなりなハードゴア描写で、反吐が出る程胸糞悪くなったりするのですが、力強さと引き込まれる度が高く、ついついファンになってしまいました。
    この「森の惨劇」は、ケッチャムにしては、かなり大人しい残酷描写でした。
    ファンとしては物足りなさを感じますが、切なさや悲しみが深くて、ケッチャム初心者には向いてるかもしれません。
    森の惨劇 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:森の惨劇 (扶桑社ミステリー)より
    4594062482
    No.1:
    (5pt)

    消えぬ悪夢が生み出すさらなる悪夢

    序文のなかで、著者ケッチャムの本小説にかける、ただならぬ思いが伝わってくる。兵士達がベトナムで何を感じ、どう人生を狂わされ、今もどんな精神で生きてるのかを描こうとする思いが。

     主人公はベトナム帰還兵のリー・モラヴィアン。無許可離隊で追われる身であり、同時に自らが正気を失い他人を傷つけることを恐れて森に入り、マリファナを育てて生きている。その生き方はこの世からの消滅を求めるかのようで、リーに連れ添う妻は「私があなたの死体を見つけるような自殺はしないで。」と願っている。そんな妻も新たな子を身ごもった事を機に森を出る。

     その森にセレブたちがキャンプにくる。中心人物は作家のケルシーである。彼の成功のきっかけは、記者時代にベトナム戦争に従軍した経験で描いた本で受賞したことである。それにケルシーの妻とケルシーの浮気相手のモデル、エージェントと古い友人、そして野心的なカメラマン。元兵士の苦しみの対極を生きるこのセレブ達が、リーのマリファナ畑を見つけた事でリーの戦いが始まる。

     小説の中で視点は変わり続ける。リーの視点からケルシーの視点へそして他のセレブの視点へ。そこにリーのベトナム時代の悪夢が割って入る。恐怖と復讐心で女子供だけの村を焼き尽くしたことや、無邪気な優しさを保ち続けた兵士の最後が蘇る。

     リーはボーガンしか持たない。それに対してケルシー達は数丁のショットガンを持っている。
     圧倒的な武力を前に自分の領地を守ろうとする戦いは、ベトナム戦争のアナロジーであろう。実際にリーはベトコンの戦術を用いて応戦し、神経戦で相手を追い込んで行く。

     リーの回想とセレブたちの恐怖を通してベトナムで戦った兵士達の恐怖を描き、セレブと対比することで元兵士の苦悩を際だたせ、さらにベトナム人の苦悩や怒りを感じさせる。この心理描写は秀逸である。

     また、神経戦を描いた本書はスリラーとしても申し分ない作品である。
    森の惨劇 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:森の惨劇 (扶桑社ミステリー)より
    4594062482



    その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク