粘膜兄弟
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粘膜兄弟の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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前作「粘膜蜥蜴」のような傑作を再び読めると期待して購入してみたものの、読後の満足感は前作とは程遠かった‥ 粘膜シリーズではあるものの、各作品の繋がりは薄く、本作から読み始めても全く問題ない。 前作同様、本作も河童や爬虫人のような奇怪な人外が登場するが、それら人外がストーリーに生かされていないような気がする。前作のようなミステリ要素もなく、最後にどんでん返しが起こるかと期待したが、特に驚きの展開はなかった。 | ||||
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粘膜シリーズ3作目にして、おそらく飴村行の最高傑作でしょう。 おおむねは、例によっての粘膜ワールド。 暴力・セックス・お笑いという、男のロマンが3拍子揃った、濃密な話です。 ただし前2作は、「所詮はバカ話だから」と笑い飛ばせる軽さがありました。 それはそれで楽しいけれど、今回は重い要素が含まれます。 バカで怠惰な双子の青年、磨太吉と矢太吉。 ブタ好きの変態老人・ヘモやん、毒舌のホステス・ゆず子。 読み始めた当初は、どいつもこいつも不快な人物でした。 しかし彼らの波乱万丈の冒険が、マラボウ、いやベラボウに面白い。 それを読むうち、いつしか彼らが愛おしく思えてきます。 なので、全てが丸く収まった終盤には、「このまま幸せに終わればいいな」と思いました。 でも「そんなわけない、きっと嫌な事が起こる」という予感。 だって、粘膜だもの。 案の定、残りページわずかで、メチャクチャ嫌な事が起こっちゃうわけです。 これが本当に、ショッキングで悲劇的。 どうでもいい奴が酷い目に遭えば笑えますが、磨太吉やゆず子は違うので・・・・。 けれど、吉太郎様が名言連発するエピローグがいい。 「人間なんてこんなもんだ」という達観と、人智を超えた世界への希望が示されます。 読後には、何か不思議な納得感が得られました。 これこそエログロナンセンスの果て、飴村行が行き着いた到達点ではないかと。 読後には思わず、マラボー、いやブラボーと叫んでしまいました。 いや、叫ばないけど。 | ||||
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前作が面白かったのでこちらも拝読しました。 ホラー要素はかなり薄く(無いに等しい)、時代モノのファンタジーモノ、という感じ。 序盤はとても面白くて読み進めてしまったけど、後半になるに連れ「なんでもありだな…」のやっつけ感が… 小説を沢山読む人からしたら駄作と言われるかもしれない。 私は最近本を読み始めたので、良い勉強になりました。 | ||||
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ホラー好きではないのですが読み放題にあったので粘膜人間を読んでみました。エログロバイオレンスホラーファンタジーといった感じで、私はストーリー重視のためおもしろく感じませんでした。読み放題なので蜥蜴を飛ばしてこの兄弟を読んだ所、まさかのミラクルヒットです。序盤の「ヘモトタロウ」から少しずつ作者のギャグに翻弄され始め、「双生児とソーセージ」のくだりで死ぬほど笑いました。呼吸困難になるかと思いました。その後、作者の本をすべて購入したので、結果的に読み放題に入れたのは正解のように思います。 作者の突き抜けたエログロが好きな方が多いようですが、私はギャグセンスに最も重きを置いています。ですので、他の作品のストーリー性(特に粘膜蜥蜴と爛れた闇は良かったです)も素晴らしくまぎれもなく天才的なのですが、ギャグの面ではこの粘膜兄弟が一番好きです。蜥蜴でも見られた「~だわ!」の突込みが非常にツボです。ちなみにホラーで爆笑したのは小林泰三先生の短編「本」以来です。私のアホな家族に双生児のくだりを読み聞かせた所、爆笑しておりました。作者にはぜひこのギャグホラー路線を突き詰めた作品をまた書いていただきたいです。 | ||||
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何が粘膜なのか良くわからなかったけど、心理描写秀逸だと思う。やたきちの生き方にそれが運命なんだと言うまたきちの言葉が人生を生きてる意味でその通りだと思った。常に最善を選んでるつもりなのに。それを受け入れた上でハッピーエンドを期待していたが、ある意味期待を裏切られた。本質をついている分力業でハッピーに持っていって欲しかった。またきちカッコいい! | ||||
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