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粘膜兄弟
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粘膜兄弟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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前作「粘膜蜥蜴」のような傑作を再び読めると期待して購入してみたものの、読後の満足感は前作とは程遠かった‥ 粘膜シリーズではあるものの、各作品の繋がりは薄く、本作から読み始めても全く問題ない。 前作同様、本作も河童や爬虫人のような奇怪な人外が登場するが、それら人外がストーリーに生かされていないような気がする。前作のようなミステリ要素もなく、最後にどんでん返しが起こるかと期待したが、特に驚きの展開はなかった。 | ||||
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粘膜シリーズ3作目にして、おそらく飴村行の最高傑作でしょう。 おおむねは、例によっての粘膜ワールド。 暴力・セックス・お笑いという、男のロマンが3拍子揃った、濃密な話です。 ただし前2作は、「所詮はバカ話だから」と笑い飛ばせる軽さがありました。 それはそれで楽しいけれど、今回は重い要素が含まれます。 バカで怠惰な双子の青年、磨太吉と矢太吉。 ブタ好きの変態老人・ヘモやん、毒舌のホステス・ゆず子。 読み始めた当初は、どいつもこいつも不快な人物でした。 しかし彼らの波乱万丈の冒険が、マラボウ、いやベラボウに面白い。 それを読むうち、いつしか彼らが愛おしく思えてきます。 なので、全てが丸く収まった終盤には、「このまま幸せに終わればいいな」と思いました。 でも「そんなわけない、きっと嫌な事が起こる」という予感。 だって、粘膜だもの。 案の定、残りページわずかで、メチャクチャ嫌な事が起こっちゃうわけです。 これが本当に、ショッキングで悲劇的。 どうでもいい奴が酷い目に遭えば笑えますが、磨太吉やゆず子は違うので・・・・。 けれど、吉太郎様が名言連発するエピローグがいい。 「人間なんてこんなもんだ」という達観と、人智を超えた世界への希望が示されます。 読後には、何か不思議な納得感が得られました。 これこそエログロナンセンスの果て、飴村行が行き着いた到達点ではないかと。 読後には思わず、マラボー、いやブラボーと叫んでしまいました。 いや、叫ばないけど。 | ||||
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前作が面白かったのでこちらも拝読しました。 ホラー要素はかなり薄く(無いに等しい)、時代モノのファンタジーモノ、という感じ。 序盤はとても面白くて読み進めてしまったけど、後半になるに連れ「なんでもありだな…」のやっつけ感が… 小説を沢山読む人からしたら駄作と言われるかもしれない。 私は最近本を読み始めたので、良い勉強になりました。 | ||||
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ホラー好きではないのですが読み放題にあったので粘膜人間を読んでみました。エログロバイオレンスホラーファンタジーといった感じで、私はストーリー重視のためおもしろく感じませんでした。読み放題なので蜥蜴を飛ばしてこの兄弟を読んだ所、まさかのミラクルヒットです。序盤の「ヘモトタロウ」から少しずつ作者のギャグに翻弄され始め、「双生児とソーセージ」のくだりで死ぬほど笑いました。呼吸困難になるかと思いました。その後、作者の本をすべて購入したので、結果的に読み放題に入れたのは正解のように思います。 作者の突き抜けたエログロが好きな方が多いようですが、私はギャグセンスに最も重きを置いています。ですので、他の作品のストーリー性(特に粘膜蜥蜴と爛れた闇は良かったです)も素晴らしくまぎれもなく天才的なのですが、ギャグの面ではこの粘膜兄弟が一番好きです。蜥蜴でも見られた「~だわ!」の突込みが非常にツボです。ちなみにホラーで爆笑したのは小林泰三先生の短編「本」以来です。私のアホな家族に双生児のくだりを読み聞かせた所、爆笑しておりました。作者にはぜひこのギャグホラー路線を突き詰めた作品をまた書いていただきたいです。 | ||||
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何が粘膜なのか良くわからなかったけど、心理描写秀逸だと思う。やたきちの生き方にそれが運命なんだと言うまたきちの言葉が人生を生きてる意味でその通りだと思った。常に最善を選んでるつもりなのに。それを受け入れた上でハッピーエンドを期待していたが、ある意味期待を裏切られた。本質をついている分力業でハッピーに持っていって欲しかった。またきちカッコいい! | ||||
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二作目の粘膜蜥蜴までは独立していだけれど今作は前作との繋がりがあって新鮮でした。似通ったシーンや使い回しと感じてしまう知識で作られているので若干しらける場面はありました。それでも世界観や表現、構成は素晴らしいです。 | ||||
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粘膜人間が大変素晴らしかったので期待しましたが、タイトルの通りです。 特に気になったのが唐突な展開で、例えば都合よく戦闘から逃れたり助けられたり、仇が現れたり、裏切ったりするところです。もう少し書き込んでほしかったです。また、ナムールの蜥蜴人との絡みも順調すぎ、こちらの想像を凌駕した粘膜人間には及びませんでした。とは言え、ゆず子との恋の成り行きや、ヘモヤンのぶっ飛びキャラの描写はさすがです。 | ||||
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最後まで読んで、これは読みたい小説ではなかったことがわかりました。 粘膜人間、粘膜蜥蜴と読み、この粘膜兄弟を読みました。 まず、これはホラーではない。一部恋愛、一部つまらないエロギャグ、その他暴力表現があるだけ。 ヘモやんというキャラクターのエロギャグセリフは読み進むにつれイライラが募った。 そして、つまらないというのかなんだそれ?という展開がたくさんでした。 ・頭が割れた際の暴力表現が同じものばかりでつまらないこと、 ・万能薬「ふぐり汁」の万能さの理由がわからないこと(これがあるために命の価値が下がっている)、 ・主人公らを罵倒しまくっていた女はあっさりと(主人公の手にかからずに)死ぬこと、 ・「サソリやムカデはでかいから気をつけろ」の後、唐突に大サソリが出現しモブキャラたちを殺害すること、 ・黒助の謎のこと(え、それでいいの?ってオチでした)、 ・しつこいポン太(しつこい)、 …ただ、フラグを立てて話をつないでいるだけじゃないか! 架空の話だからって、創作すればいいってもんじゃない。主人公がたとえピンチであっても”どうせ助かるんでしょ?”と感じさせる”主人公不死身設定”を匂わせる展開ばかり。そこに怖さは感じず、ただ加害者側の暴力行為に不快感を覚えるだけ。だから感情移入もできないし、話のなかで状況が好転しても納得感というかスッキリ感がないのです。 つまらないゲームか漫画のような内容。ページが進むにつれつまらなくなる。 初めから最後まで、父を死に追いやった悪役への復讐劇にまとめているほうが面白かったのでは? 粘膜蜥蜴は面白いと思ったので、この作品にはがっかりした。 | ||||
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はまっちゃって、他の小説ではもうだめです。とにかく面白い。だけど、人には薦められない。 | ||||
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粘膜シリーズは外れがなく、この作品も大いに楽しませてもらいました。グロテスクな中にもミステリー要素があり、世界観が絶妙です。 | ||||
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細かく評価するなら3.6くらい。 独自の世界観を分かりやすい物に置き換えて 読みやすくしてくれてます。暴力、性、河童等々。 良い所は、先がどうなるのか分からなくて グイグイ引き込んでくれるところ。 悪い所というか、満足できなかったのは キリは良いのですが、一巻という短さの為か え?このキャラのお話はここで終わり?とぶつ切りっぽい所でしょうか あと、巨大な暴力の象徴の義弟が、最初の方の描写が少ないためか あまり酷い敵とは見えない所でしょうか、もしかしたらそこは作者が わざとしてるのかもしれませんが。 結論としては、グロホラーとして読むならオススメです 特に読み放題に入ったはいいけど、何を読んだらいいのか迷ってる人には良いかと思います。 5ページも読めば、自分に合ってるかどうかわかると思いますし。 | ||||
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粘膜シリーズがすきです 独特の世界が面白い! シリーズで読むのがオススメ | ||||
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粘膜シリーズ第三弾。「粘膜人間」と「粘膜蜥蜴」にストーリー上の関連性がなかったのに比べ、本作は明らかに前作「粘膜蜥蜴」を意識した作りになっています。前作を読んでいなければ話が通じないということはありませんがヘルビノやナムールなど懐かしい言葉が出てくるので既読であればより楽しめるでしょう。 一人の女を男二人が取り合う構図、ナムールでの戦争、前作のお付きのヘルビノを髣髴とさせるヘモやんなど、設定や大筋の流れは前作と似ています。もちろん相違点も多々ありますが、前作のクオリティが高すぎただけにこうも共通点があるとどうしても比べてしまう。伏線や飽きさせない展開には一日の長がある作者ですが「粘膜蜥蜴」と比較すると本作は粗が目立っています。しかし本作単体で見た場合はホラー小説として充分水準以上の作品になっていると思います。グロ描写は控えめですがお約束の拷問描写もあり。 個人的には蜥蜴>人間>兄弟かな。主人公がタフなこともあってホラー感は作中一番薄い。読んでいてドキドキハラハラはするので冒険小説として楽しみました。ギャグも入れつつ怖いところはしっかり怖いです。☆4。 | ||||
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粘膜人間が10だとすると、粘膜蜥蜴が6、粘膜兄弟は3くらいの感じでしょうか。 とにかくエログロのパワーが落ちて、普通の小説になり果てています。 残念! | ||||
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飴村行さんの粘膜シリーズの中で一番お気に入りです。 エロ・グロシーンの迫力と、文章力にいつも圧倒させられますが、グロシーンなど表面的な部分だけでなく この粘膜兄弟はさらにストーリーにずっしりと重みがあって素敵だと思います。 読んでいて、話がどこまでも転がっていくような気になるのですが 必ず雰囲気の纏まりが揺るがないところも好きです。 ヤタ、マタ、を私は初めから何故か美少年の双子コンビで想像しながら読んでいました。 双子とヘモやんの掛け合いと過激な言葉でのツッコミもつい面白くて、笑ってしまったり、一冊でとても楽しい時間を過ごせました。粘膜シリーズの中でも粘膜兄弟はページ数が多めですが、飴村さんは本当に書きたいことがたくさんありすぎて堪らなかったのだろうなぁ・・・と感じました。それくらいぎっしりびっしりです。 買ってよかったと思いました。 | ||||
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エロ・グロ・冒険・ギャグ・日本軍と長編に何でも詰め込んだ「粘膜シリーズ」。その独特の世界観に本作では純愛要素が加わり、また別の趣があると思います。磨太吉(マタ)が「ゆず子」の為に戦い、いつも率直に愛を伝える姿には心を打たれます。一方で双子の弟の矢太吉(ヤタ)は見せ場が殆どないです。個人的には「粘膜兄弟」>「粘膜蜥蜴」>「粘膜人間」>>>「粘膜戦士」(サブストーリー集)といった感じですが、3作目まではどれも最高に面白いのです!!(2013年に出るはずだった「粘膜乙女」は一体どうしちゃったんだろう。) | ||||
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粘膜シリーズ一気読み。 作者の文章力が高いせいか。 サクサク読めてしまう。 戦時描写も完璧。 ここら辺は飽きる人いるかも知れませんが、同じことを書いているほかの作家さんと比べてみるといいです。 作者の上手さが引き立ちます。 ただ、自虐史観はやめて欲しい。 (笑)想像の世界観なのですが。 作中の人物に感情移入してしまうので、ラストは悲しい。 とにかく、粘膜戦士も注文しました。 待ち遠しいです。 | ||||
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以前『粘膜人間』を読んでめちゃくちゃ印象に残っていたので読んでしまいました。 なんというかもう、たまりませんねw。カオスとはまた違うんですよね。作品の世界の中ではちゃんと筋が通ってるんですよ。 特筆すべきは「フグリ豚」なるブタさんと交わってしまう「へもやん」の設定。そしてフグリ豚の生態とか。よくこんなこと思い付くなぁと。この飴村さんという人はどんだけ想像力豊かなんだよと。しかも頭が蜥蜴の人間とかサラリと出てくるし、なのに主人公の兄弟はそれほど驚いた様子でもない、、といったところが笑えてしまう。 またラストはラストで一応筋の通った終わり方。SFっぽくもあるんだけど、それよりは日本の神話みたいなことをイメージしてしまいました。 他の粘膜もまた読みますw。 | ||||
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よくまぁこんな残酷な痛々しい描写が思いついてかけるなと。映像で見るエログロより文章のほうがよほど痛々しいですね。でも内容は面白いです! | ||||
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この作家の小説は、4作目ですが、1番面白かったでございます。 2人の兄弟の織りなすコミカルだけど少し哀しいやり取りが、全編を暖かく包んでおり、オカルト小説のような恋愛小説のような、「男はつらいよ 粘膜編」とでもいいますか。 なんとも言えない、感動巨編でございます。 ちょうオススメっす。 | ||||
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