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粘膜兄弟



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【この小説が収録されている参考書籍】
粘膜兄弟

粘膜兄弟の評価: 3.84/5点 レビュー 32件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21~32 2/2ページ
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No.12:
(5pt)

粘膜の虜

抜群の世界観、安定感を誇る粘膜シリーズ第三作目。
相変わらず「イっちゃった」感じの世界。
しかし、前二作に比べると登場人物や展開は若干マトモになっているような印象。
私がこの世界観に慣れつつあるのかもしれないが。
それでも残虐極まりないシーンや、因果応報な展開は大好き。


粘膜兄弟Amazon書評・レビュー:粘膜兄弟より
4043913036
No.11:
(5pt)

最高傑作

粘膜シリーズで一番好き。枚数も多いし。意外にも兄弟の青春活劇として読め、エロエグが売りのはずなのに爽やかな作品。といっても、目の拷問のシーンなどは目を覆わんばかりのグロさなのだけれど……。
 物語作りが上手いので、ノンストップで読める。ゆず子を巡る兄弟の恋愛の遍歴としても楽しい。男の情愛がよく書けている。とても質の高いエンターテイメント。へもやんの変態ぶりもいいし、怪物黒助がなぜ表れるようになったのか、その結末も納得。最高です。

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No.10:
(3pt)

怖さはない。

やはり妖怪系の奇妙なキャラクターが登場する世界での物語。
前作とも一部でリンクしている。

もともとホラー的要素の少ないシリーズだったが、本作ではほとんど怖さがないと言えるかもしれない。
それでも「目の光」など独特の表現やテンポのいいセリフ回しは心地よく、読んでいておもしろい内容ではある。

この著者の作品はどれもそうだが、はじめにプロットを用意しているのではなく、書きながら考えているという印象を受ける。
そこが逆に飽きさせないのかもしれない。
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No.9:
(1pt)

物足りない・・

昭和レトロでメルヘンな感じがお気に入りだった粘膜シリーズ。
3作目は、グロさ、構成ともに、イマイチ感がぬぐえない。
ヘモやんのこ狡さを期待して、どんでん返しを求めていたのに、ヘモやんが最後まで変態のままでがっかり。
ヘルビノは、超かわいいけど。
途中から、黒助はどうやっておさまりつけるの〜?って思ってたけど、そこはやっぱりメルヘンオチなんだな、と一人納得。
個人的には、粘膜蜥蜴が一番面白い。どちらも分量あるけど、蜥蜴は中だるみしないで一気読みできた。
粘膜兄弟は、戦争云々の部分がすごく長く感じる。
兄弟の性格分けもあんまりなくて、双子じゃなくてもよかったんじゃないかと思う。
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No.8:
(2pt)

あぁ、枯渇したぁ!

超傑作の前作、前々作から経て、第三作目の本作にて早くも筆者の才能が枯渇してしまいまいた!「粘膜」の名を冠する意味も失せて、特有の世界感も全く消え失せて、「単なる戦時中の双子の兄弟の破天荒な旅物語」という趣きに成り下がってしまいました。それでも文章力は高く、展開も面白いので、凡百の小説に比べれば全然楽しめるんですけどね。。オドロオドロしい怪物たちが殆ど登場せずに、あれだけ過激だったアナーキーな描写も薄くなってしまった。前二作が秀逸だっただけに、残念です。でも、次回作に期待出来る何かがある、のもまた事実です。
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No.7:
(3pt)

粘膜人間→粘膜蜥蜴↑→粘膜兄弟↓

前作の粘膜蜥蜴が傑作だったために、今回の最後の終わり方を考えると、ちょっと残念。それでも昨今のただグロイ描写だけが売り物のクソホラー小説に比べたら、作者独特の文学に対する思いが感じられて、読んでもまあいいと思う。
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No.6:
(5pt)

飴村行版「いとこ同士」

ジェラール・ブランのいとこ同志 [DVD]を方筒とさせる設定。
多分、この映画へのオマージュなのかな?知らんけど。。。。
もう、このシリーズは一度はまると抜け出せない。。。
完全な中二病文学の金字塔!!
飴村先生どこまでもついて行きます。
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No.5:
(3pt)

ヘモやんの恋愛もの物語

今回これがホラー文庫であったことを初めて知る。時代設定はいままでと同じく日本に似た日本の太平洋戦争時代とナムールの話。今回の新登場はふぐり豚。なかなか蠍人間がでてこなくて、残念だった。ホラーじゃないとおもうんだよなー。まだまだこの世界の全貌は明らかになっていないので、シリーズ続編をさらに希望。
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No.4:
(4pt)

続編楽しみ

フグリ豚というのを検索したほどへもやんのフグリ節がスゴイ悲劇なんだろうけど、吉太郎や爬虫人やら出てくると粘膜人間、粘膜蜥蜴が思い出されて涙は出るわけもなく。私もただの粘膜です
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No.3:
(4pt)

粘膜ファンを裏切らない3作目

今回もサクサクと読める痛快グロホラー。なかなか面白いと思います。
3作目から読んでも十分面白いのですが
2作目を読んでいると3作目がより深く楽しめます。
今回のラストがシリーズ中、一番好きかな。
粘膜ファンにはたまらない仕上がりだとは思います。
しかし粘膜シリーズは息抜きとしてヘモやんのようなキャラが必須なんだなあ(笑)
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No.2:
(4pt)

銃を撃ちたかったら弾を込めよ !

「粘膜」シリーズ第三弾。時代は相変わらず太平洋戦争時で、ナムール国も出て来る。主人公を務めるのは、「蜥蜴」の雪麻呂を思わせる破天荒なキャラクターを持つ麿太吉・矢太吉の双子の兄弟。ただし、雪麻呂が富豪のお坊ちゃんだったのに対し、二人は人里離れた場所で二匹の"フグリ豚"と言う黄色い特殊な豚を飼う22才の養豚業者。"ヘモやん"と言うメス豚しか愛せない奇怪な老飼育係も居る。万能薬"フグリ汁"の発明者でもある。
第一章は、兄弟の紹介がてら、二人が共に惚れた女給"ゆず子"の争奪戦を中心に、ヤクザも絡んだスラップスティック・コメディが展開される。「蜥蜴」の最終章の前半を想起させるが、ギャグがやや上滑りしている感がある。むしろ、矢太吉を時折襲うという異界の魔物「黒助」の役割が気になる。第二章は、お約束のナムール国での戦闘模様。兄弟が輸送船でナムールに運ばれるシーンで始まるが、船上で出会う聡明な少年正夫の造形が光る。また、続編を強調する意か、兄弟の隣町に雪麻呂の家がある事が示唆される。軍隊組織の狂気・不条理は前作より色濃く描かれ、反戦小説を読んでいるかの様。写実的描写力も健在で、抗日ゲリラとの戦闘シーンは緊迫感に溢れている。そして、思わぬタイミングで登場する「黒助」。何の啓示か ? 作者の一つの持ち味である"気色悪い"描写も巧みな構成で盛り込まれる。その巧みな状況設定によって更に新たな状況が...。
ゆず子やヘルビノの子供の扱いと言い、吉太郎神の霊験と言い、愛と信頼の物語との意図も感じられる。「蜥蜴」程の全体構成の妙は無いものの、「黒助」の趣向も面白く、straight forwordな痛快劇として楽しめる作品。
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4043913036
No.1:
(4pt)

ヘモやんが最高です

ホラーとミステリが融合した粘膜シリーズ第3弾。伊坂幸太郎をして天才と言わしめた飴村ワールド全開です。
主人公は須川磨太郎と矢太吉という兄弟の設定なんですが、間違いなくヘモやんというじじいに決定でしょう。
ヘモやんは兄弟が飼って生計を建ててるフグリ豚という希少価値のある豚の飼育係ですが、キャラが最高。とてもここに書けないような鬼畜の所
行をしているじじいですがまさにフグリ豚に関しては天才。兄弟さえも、ヘモやんは帝大の教授になれると絶賛します。
筋書きも結末も強引な所はありますが、この作品に詳細なプロットが必要な訳でもなく全くマイナスにはなりません。
とにかくヘモやんのキャラを追っかけるだけでも価値がある作品です。
粘膜兄弟Amazon書評・レビュー:粘膜兄弟より
4043913036

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