藁にもすがる獣たち



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    初公開日(参考)2011年08月
    分類

    長編小説

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    藁にもすがる獣たち

    2011年08月05日 藁にもすがる獣たち

    犯罪という名の、人生の好機       大金入りのバッグの忘れ物を預かった男。暴力団への借金に苦しむ刑事。DVをはたらく夫に殺意を抱くデリヘル主婦──其々が複雑に絡み合うクライム・ミステリー (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

    藁にもすがる獣たちの総合評価:9.00/10点レビュー 13件。Aランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (9pt)

    分かるなぁ~、登場人物たちのせこさと悲哀

    2010年から11年に雑誌連載された長編小説。目の前に現れた大金に自分を見失ってしまう小物たちの悲喜こもごもをユーモラスに描いたノワールである。
    自営の理髪店をつぶしてサウナの従業員として働く赤松は、挙動不審の男性客がロッカーに入れたバッグに1億円近い大金があるのを発見した。認知症の母親を抱え日々の生活費にも苦労する赤松はネコババの誘惑にかられる。信頼していた女にヤクザへの借金だけを残されて裏切られた生活安全課の刑事・江波戸は大金を横領した同級生の逃亡を助けることで一攫千金を企んでいた。DV夫に悩まされている美奈はFXの失敗で作った借金を返済するためにデリヘルと工場のパートを掛け持ちし、何の展望もない暮らしを続けていたのだが、客の若者から夫の殺害を持ち掛けられた。夫が死ねば保険金が入るだけでなく、自由になれる…。
    三者三様の理由から金に憑かれてしまった小心者たちが目の前の大金に我を失って思いがけない行動をとり、因果が巡り巡って絡み合い、ついには奈落の底に落ちていく。非常なまでにドライでありながらとぼけたユーモアがあふれる破滅型エンターテイメントである。韓国で映画化されていて、それを観たあとで本作を読んだのだが、それでも最後まで面白かった。
    面白いミステリーを読みたい!という読者に、自信をもっておススメする。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.12:
    (5pt)

    映画化に合わせて買いました

    映画版予告を見て、予習のために買いました。
    関係のなさそうな話が絡み合って最終的にまとまっていく感じ、
    多くの方が思ったとは思いますがパルプ・フィクションのようで面白かったです。

    昨今の映画事情を見るに、日本じゃなくて韓国での映像化でよかったと思います。
    この期待感が裏切られないことを祈ります。
    藁にもすがる獣たちAmazon書評・レビュー:藁にもすがる獣たちより
    4062171341
    No.11:
    (4pt)

    「沈底魚」とは違った、気楽に読めるピカレスタイプの小説

    今までとは趣が変わり、小市民的な悪党?汚職刑事、その愛人でエステ経営者、DVから殺人に走る主婦、大金を拾ったサウナ従業員が少しずつオーバーラップしながら破滅的なラストにむかう。

    とはいえ、それぞれ自業自得という趣があり読んでてあまり暗くはならない。
    何より、凝ったそして時制が微妙にずれた物語は少しずつこちらの読みを上手くずらしていく。

    やはりこの曽根圭介は本当に上手い。
    しかし、こういう肩肘張らない作品もいいが、やはり「沈底魚」のような読み応えのある作品が読みたい。
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    4062171341
    No.10:
    (5pt)

    途中から面白くなってきた

    最初はテンポが遅くてつまらないけど、登場人物の事情を知っておかないとその後が楽しめないのでしばらく我慢が必要。話の展開が奥田 英朗の小説に似ていると思った。
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    4062171341
    No.9:
    (5pt)

    これは、一読されたい

    映像化不可能の面白さ。展開も早いし傑作だよ。騙されたと思って一読してよ
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    4062171341
    No.8:
    (4pt)

    しょうもない人たちの群像劇

    1億円ぐらいの大金を巡って、借金があったり、犯罪を犯したりしてしまって、あとのない人たちがみっともなく足掻く物語。
    複数の登場人物のそれぞれの物語は独立したまま平行して進んでいき、最後の最後で繋がりが見えてくる。
    登場人物はどうしようもないクズばかりなのだが、感情移入できる部分もあり、つい熱を入れて読んでしまった。
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