黒い波紋



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初公開日(参考)2017年06月
分類

長編小説

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黒い波紋

2017年06月20日 黒い波紋

元刑事・加瀬将造(38)は、借金取りから逃げ回るロクデナシの日々を送る。ある日、子どもの頃に家を出ていった父親が、孤独死したとの知らせを受ける。加瀬は父親が住んでいたボロアパートを訪ね、金目のものがないかと探すと、偽名で借りた私書箱の契約書があり、何者かが毎月30万円を送金していることを知る。さらに天井裏には古いVHSのビデオテープが隠されていた。再生した映像に映っていたのは…。(「BOOK」データベースより)




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黒い波紋の総合評価:6.80/10点レビュー 5件。Cランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(4pt)

ビデオテープの謎

やさぐれた男が、死んだ父親のことを調べていると、父親の家でビデオテープを見つけ、その内容の元である政治家をゆすってお金を受け取っていたことが分かる。

各章は、「ゆする側」と「ゆすられる側」の視点が交互に来る形で進みます。

この小説は読み始めると一気読みで、手が止まらなくなりますが、その理由のひとつが《ビデオテープの正確な内容が、読者に分からないように設定》されていることです。

なので、2つの視点から見る登場人物たちの心情を読みながら、読者は《この人達の過去には、どんな真実が隠されているのだろう》という疑問につながる構成になっています。

帯には「213ページで衝撃」というような書き方ですが、読んでみたらそんなに衝撃ということもなく、むしろ214ページが表紙絵とつながってる事と、ラストシーンのほうが印象に残りました。

曽根圭介さんは『鼻』が未読なので、こちらも楽しみです。
黒い波紋Amazon書評・レビュー:黒い波紋より
4022514760
No.4:
(3pt)

まあまあ。時間があれば…

経歴を見ると早稲田中退の後サウナや漫画喫茶でバイトして作家になったらしい。
しかも色々と賞も取っている売れっ子らしい。

で、この本。まあまあ面白かった。
幼い頃に過程を捨てて家を出た親父が死んだと警察から連絡。
一人で住んでいたアパートを整理していたら見つけたVHSのテープ。
それを再現してみると…。
これは脅しのネタになる…と言う事である政治家に脅迫状を送る。
その政治家が祖父・親父はある程度の政治家だったのに三代目がぼんくらで政治家と言うより社会人としても問題がある。
とにかく金が欲しかった主人公は色々なわなを仕掛けつつ金を手に入れようとするのだが、
その金と地位と政治家としてのメンツがドロドロにまじりあい、話はとんでもない方向に。

さらに加えて、全学連のレジェンドと崇められている人物との関わりまで出てきて、事件は急展開。
結果的にハッピーエンドでもなく、悲しい終わり方をするのだが、読んでいて次の展開が気になり一気に読ませてくれます。

政治家は奥さんがしっかりしていないとダメだ…。
顔で選んでもいいが(笑)、性根の座った極道の妻みたいな人が一番いいと思う。
黒い波紋Amazon書評・レビュー:黒い波紋より
4022514760
No.3:
(3pt)

波紋がどんどん大きくなっていく

30年以上疎遠だった父親が死んだとの連絡を元刑事の加瀬将造は杉並中央署から受ける。加瀬は遺産目当てで遺品整理をしたところ、偽名の私書箱の利用契約書を発見する。そのメールボックスを開けてみると現金が入っていた。出所不明な現金でかなり怪しいがさらに整理を進めたところ、今度は押入れの天井裏からがっちり包装されたVHSテープを見つける。

金や名誉に対する人の欲望と執念が描かれたクライム小説。金欲しさに代議士の脅迫を企てる加瀬と、その代議士の先々代からの懐刀だった貞次郎との攻防は中々スリリングで且つ読みやすい。対決まで盛り上がり、帯の影響もあってここで何か仕掛けがと思ったのですが、意外な幕切れとはいえ決着にはやや呆気なさと消化不良を感じました。最後は人間の業の深さがメインテーマだったような気がします。
黒い波紋Amazon書評・レビュー:黒い波紋より
4022514760
No.2:
(4pt)

面白い

スルッと物語の世界に入り込み、ページを捲る手が止まらずあっという間に読了。リーダビリティは毎回さすがです。
黒い波紋Amazon書評・レビュー:黒い波紋より
4022514760
No.1:
(3pt)

中盤から終盤にかけての展開がいまひとつ物足りなかった

序盤から中盤は、元刑事の加瀬将造が、亡くなった父親の家からあるネタをみつけて国会議員である臼杵浩太を脅迫する展開と、臼杵家に大恩がある元運転手の生方貞次郎が脅迫の送り主を探す展開が交錯して楽しめた。

中盤から終盤にかけては加瀬の父親の別の小遣い稼ぎの話が加わってきてさらに話が交錯しておもしろくなるかと思いきや、それは臼杵家とは独立した感じで描かれていたのが残念だった。

また、臼杵家に大恩ある貞次郎の終盤の行動が納得できなかった。その行動に至るまで心理描写がほしかった。最期もあっという間に幕引きがされたのも物足りなかった。
黒い波紋Amazon書評・レビュー:黒い波紋より
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