つばくろ越え



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初公開日(参考)2009年08月
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長編小説

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つばくろ越え

2009年08月22日 つばくろ越え

流通機構の拡充に迫られた幕末、飛脚問屋は変り種をあみ出した。その名も「通し飛脚」。中継抜きで列島を単独横断する韋駄天たち、束ねるは蓬莱屋。携える金品の「事情」を一人で背負い続けるその行程は、過ぎゆく土地の心の襞に分け入る道行きだった…。 (「BOOK」データベースより)




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No.4:
(4pt)

目の付け所がいいですね

飛脚達を主人公にして、若干の脚色を交えて、当時の旅の様子をも描くシミタツの技量がこういう形で表現されるとは思いもよらなかったです。思い出したのが、池波の仕掛人シリーズ。あっちは架空の話ですが世界観がきっちりしていた。この飛脚モノも、通し飛脚がきちんとした世界観で描かれていると思う。秀作です。
つばくろ越えAmazon書評・レビュー:つばくろ越えより
4103986050
No.3:
(3pt)

テンポのよい時代劇エンタメ

テンポのよい時代劇エンタメ小説でした。それなりに面白いけれど、続きをもっと読みたいという程でもなし。文化的な深みがあまり無いからでしょうかね。
つばくろ越えAmazon書評・レビュー:つばくろ越えより
4103986050
No.2:
(3pt)

まるで幕末の日本にタイムスリップできるような・・・

志水辰夫の連作短編時代小説「蓬莱屋帳外控」シリーズ第1作。
シリーズ2作目を先に読んでしまったのだが、その時「新しいシミタツの世界が始まった」と感じた。
このシリーズ1作目を読んで、改めてそれは何かと考えてみると、一番の理由は文体の変化にあると思う。
志水辰夫は『飢えて狼』をはじめとするハードボイルド小説で知られる作家だ。そしてその個性的な文体が「シミタツ節」と言われ、愛されてきた。独特の抑揚をもった叙情溢れる文章だ。
それが、この「蓬莱屋帳外控」シリーズでは、違ってきている。よりリアリスティックな、叙情をできるだけ抑制した文章になってきているのだ。
1冊目では、まだちょっとだけシミタツ節が顔を出す。4編目「彼岸の旅」の中、
「めぐる季節。
 いつかの春。
 いつもの春だ。」
シミタツ節である。
しかし、2冊目の『引かれ者でござい』では、これがかなり姿を消してくる。
その分、客観的でリアリスティックな描写が増え、人物や風俗がまるでドキュメンタリーフィルムを見ているような感すら覚えるほど生気をもって活写される。
これが面白い。幕末の、特に庶民の風俗、田舎の風景を、タイムスリップして見ているような面白さがあるのだ。

筋立てや登場人物像は、以前のシミタツとそんなに変わらない。過酷な自然を舞台にした追跡劇、追いつ追われつ命がけのサバイバル。芯のある男。血に飢えた男。哀しい女。
これまでのシミタツの哀感たっぷりの叙情もいい。泣かせる。でもこのシリーズの、リアリスティックな描写も面白い。読ませる。
そして、それでも読後、やっぱり哀愁や郷愁が横溢してくるのだ。
違う文体からでも、一種独特の叙情性に到達する、これが新しいシミタツの世界なのではないかと思っている。
シリーズ3冊目も出ているし、これは今後もちょっとシミタツにつきあっていきたいと思う。
つばくろ越えAmazon書評・レビュー:つばくろ越えより
4103986050
No.1:
(3pt)

職人の目

ときは幕末。蓬莱屋なる飛脚問屋に所属する飛脚たちを主人公にした連作短編集。本作以降も蓬莱屋シリーズとして書き継がれているようです。

主人公たちはいずれも、クールで機転が利いて、クールさの裏には人情を秘め、度胸とそこそこの腕っ節があって、難儀な目に合う弱いものをしょうがねえなあとこぼしつつも見捨ててはおけない、、、、、。時代小説に出てくるええ男の定番のひとつでしょう。

飛脚なので当然舞台は江戸にかぎらず、各地方になります。主人公たちの目から見た、その地方の描写がいい。地形から家の造りまで、普通の人じゃそこまで観察はしないだろという細かい部分まで、きっちり見落としません。実用的で抜かりのない職人の目です。

もっともそれが会話になると、なにせ皆抜かりがなく一を聞いたら十を知るのが当たり前なので、一を聞いたら一を知るだけのおれは、ときどき筋を追いきれなくなるのですが、、、。

表紙の画がいいです。これぞええ男やね。渋いっす。
つばくろ越えAmazon書評・レビュー:つばくろ越えより
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