背いて故郷



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初公開日(参考)1985年09月
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長編小説

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背いて故郷 (新潮文庫)

2004年12月31日 背いて故郷 (新潮文庫)

第六協洋丸、仮想敵国の領海に接近するためのスパイ船。柏木はその仕事を好まず、親友・成瀬に船長の座を譲った。だが成瀬は当直中に殺されてしまう。撮影済みのフィルムを奪われて。禁忌に触れてしまったとでもいうのか?柏木は北の大地を餓狼の如き切実さで駆けめぐった。ただ真相に迫りたかったのだ。彼の前に立ちはだかるのは“国家”、そして―。日本推理作家協会賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

背いて故郷の総合評価:9.18/10点レビュー 17件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

まあまあでした

尻切れトンボ

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(7pt)

受賞作って相性が悪いのかも?

『飢えて狼』、『裂けて海峡』、『背いて故郷』とシミタツの冒険小説三部作と云われており、しかも本作は日本推理作家協会賞受賞作である。前2作は私のお気に入りでもあり、さらにこれはその上を行くのかと期待して読んだが、案に反して琴線に触れなかった。とにかく長いと感じた。しかもなんだか主人公が自虐的ながらも自分勝手な性格で、自分に酔っているという感じが終始拭えなかった。
まあ、本作も海洋業を生業とする人物設定であるから、ちょっと飽きが来たのかもしれない。北国の寒さだけが印象に残った。

Tetchy
WHOKS60S
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No.15:
(5pt)

ハードボイルド好きには読み応えある名著

ハードボイルドな本は数多く読んできたが、その中でも、次はどうなるのか楽しみで、時間を惜しんで読みたくなる、そんな本だった。

密漁を取り締まる船の元船長だった主人公だが、その船が軍事と絡んでいたり、秘められた殺人事件を契機に、主人公が奔走するワクワクするストーリ。主人公はどこか冷めており、そんな心情をうまく描いており、共感するところもあり、面白い。また、話の中で美しい妙齢の女性が2名出てくるが、その描写もとても良かった。

大沢在昌など、ハードボイルド好きは絶対満足できる名著だ。
背いて故郷 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:背いて故郷 (講談社文庫)より
4061842676
No.14:
(4pt)

これぞハードボイルド

あまりハードボイルドを読まないのですが、これは面白かったです。 男性がハードボイルドが好きなのが分かる気がしました。
背いて故郷 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:背いて故郷 (講談社文庫)より
4061842676
No.13:
(5pt)

ラストは2回あっ!と言わせる

第39回日本推理作家協会賞
第4回日本冒険小説協会大賞
週刊文春 1986年 国内7位

第六協洋丸の元船長 柏木は、親友 成瀬の殺害事件に責任を感じていた。柏木は、スパイ船の任務に嫌気がさして、成瀬に後任を引き受けてもらっていたのだ。自身のけじめのため、柏木は、成瀬の死の真相を探ろうとするのだった ・・・

なるほど、叙情的な作風で知られる作者だけに、登場人物たちの心情が、とても細やかで巧みに描写されている。凍てつく北国の風景などは、思わず寒気がするほど、臨場感たっぷりだ。

ストーリーは、中盤まで間延びした展開に感じる。柏木と、成瀬の妹 早紀子、成瀬の妻 優子との関係をじっくり描いているからだろう。甘ったるくなる一歩手前ではあるけれど、ハードボイルドや冒険小説としての怒涛の展開を期待していると、多少退屈する。もっとも、ここが、後から効いてくるのだが。

後半、舞台を北海道に移してからは、緊張感が俄然、高くなってくる。そこらのハードボイルドと違って、柏木が、肉体的にも精神的にも、それほど強くないのだ。追いつめられ、いたぶられ、命からがらの脱出行。死を決意した決戦前夜、柏木が早紀子にドロドロとした心の内を吐露する場面は、感情移入のピーク。胸がアツくなる。

くさいセリフ、ストイックな生き方、必然性のない暴力沙汰は皆無。ラストは Finishing strokeに近い。2回、あっ!と言わせてくれる。
背いて故郷 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)Amazon書評・レビュー:背いて故郷 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)より
4575658502
No.12:
(5pt)

ラストは2回あっ!と言わせる

第39回日本推理作家協会賞
第4回日本冒険小説協会大賞
週刊文春 1986年 国内7位

第六協洋丸の元船長 柏木は、親友 成瀬の殺害事件に責任を感じていた。柏木は、スパイ船の任務に嫌気がさして、成瀬に後任を引き受けてもらっていたのだ。自身のけじめのため、柏木は、成瀬の死の真相を探ろうとするのだった ・・・

なるほど、叙情的な作風で知られる作者だけに、登場人物たちの心情が、とても細やかで巧みに描写されている。凍てつく北国の風景などは、思わず寒気がするほど、臨場感たっぷりだ。

ストーリーは、中盤まで間延びした展開に感じる。柏木と、成瀬の妹 早紀子、成瀬の妻 優子との関係をじっくり描いているからだろう。甘ったるくなる一歩手前ではあるけれど、ハードボイルドや冒険小説としての怒涛の展開を期待していると、多少退屈する。もっとも、ここが、後から効いてくるのだが。

後半、舞台を北海道に移してからは、緊張感が俄然、高くなってくる。そこらのハードボイルドと違って、柏木が、肉体的にも精神的にも、それほど強くないのだ。追いつめられ、いたぶられ、命からがらの脱出行。死を決意した決戦前夜、柏木が早紀子にドロドロとした心の内を吐露する場面は、感情移入のピーク。胸がアツくなる。

くさいセリフ、ストイックな生き方、必然性のない暴力沙汰は皆無。ラストは Finishing strokeに近い。2回、あっ!と言わせてくれる。
背いて故郷 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:背いて故郷 (講談社文庫)より
4061842676
No.11:
(5pt)

今なお光り輝く作品

志水辰夫のによる冒険、ハードボイルドの金字塔とも言うべき作品。
なにやら失敗作の「行きずりの街」が売れているようですが この作品と比較したら本当に同じ作者が書いているのか?と驚くでしょう。
それほどこの作品は優れています。 やりきれない終幕そしてシミタツ独特の文体、主人公の独白には衝撃を受け痺れます。
とにかくシミタツの初期作品。「飢えて狼」「裂けて海峡」は切れまくっていました。...”
スリルを味わい方「行きずりの街」で失望した方に是非読んでもらいたいものです。
背いて故郷 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:背いて故郷 (講談社文庫)より
4061842676



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