飢えて狼



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初公開日(参考)1983年08月
分類

長編小説

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飢えて狼 (新潮文庫)

2004年05月28日 飢えて狼 (新潮文庫)

ささやかだが平穏な暮らしが、その日、失われた。怪しい男たちが訪れた時刻から。三浦半島で小さなボート屋を経営していた渋谷は、海上で不審な船に襲われたうえ、店と従業員を炎の中に失う。かつて日本有数の登山家として知られた渋谷は、自らの能力のすべてを投じ、真実を掴むための孤独な闘いを開始する。牙を剥き出し襲いかかる「国家」に、個人はどう抗うことが出来るのか。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

飢えて狼の総合評価:7.27/10点レビュー 11件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

面白くないです

ダラダラしてた。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

飢えて狼の感想

作者初読。
冒険小説かつスパイ小説。
読後にこれがデビュー作だと知って驚いた。
読み手を引き込ませる筆力の高さもそうですが、私が一番驚いたのは題材でしょうか。
雑誌のフリーライター時代に得た知識からでしょうか。
北方領土を舞台にしたソ連のスパイが云々話で、今読むと時代が違うからでしょうか、物語の設定が難しくてよく理解できませんでした。
主人公が国家規模の陰謀に巻き込まれるのですが、何故彼が選ばれたのか、そして何より何故ここまで命かけなきゃならんのかが。
なので、高評価とまではいかないのですが、ただ他の作品も読んでみたい。
そんな気持ちにはさせてくれましたね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

飢えて狼の感想

本書初読は30年位前でしょうか。当時はハードボイルド、冒険小説がブームでした。日本冒険小説協会も解散し、志水辰夫も時代小説、恋愛小説等昔とは題材が変わってしまいました。北方謙三は中国行っちゃったし、佐々木譲は警察行っちゃったし、船戸与一は死んじゃったし。本作もソ連のスパイがどうとか言う話ですから、時代が違うんでしょうけどね。ただハッキリ言い切りますが、無双に面白いですよ!三部構成ですが、特に第二部は秀逸。みんな知らないのかなぁ、読まずに死ねるか!

なおひろ
R1UV05YV
No.1:
(10pt)

渋さ抜群のエンタテインメント

最近は時代小説に活動の場をシフトした志水辰夫ことシミタツだが、昔はハードボイルド路線のバリバリのエンタテインメント作品を書いていた。
私がこの作家を知ったのはもちろん『このミス』。
過去のランクを見るとほぼ毎年作品がランクインしており、しかも1位まで獲っている作家だから注目しないわけがない。
各出版社の目録を当たってみると、私が彼の作品を集めようとした学生時には既に作品が出ており、しかもその多くが書店で手に入りにくい状況だった故、けっこう探し回った記憶がある。
幸い私の故郷福岡は天神界隈に大型書店が軒並みあり、しかも良質の在庫を抱えていたので博多に遠征した時に一気に買いだめした。まだネット書店などない時代である。
とまあ、学生時代の書店逍遥の思い出話はこれくらいにして・・・。

シミタツデビュー作である本書は北方領土問題を交えた国際謀略小説だ。しかし、そんな風に書くと堅苦しく感じるが、それは読後感じる物語の構造であって、読んでいる最中はとにかく息がつまりそうなほどドキドキハラハラする冒険小説だ。
ボートハウスを経営する男、渋谷の許に現れた怪しげな雰囲気を纏った男達。彼らに付回された渋谷は店と唯一の社員の命を奪われる。
男達の1人青柳に接触した渋谷はソビエトの要人の亡命を助けるため、択捉に脱出道具を届けるよう頼まれる。
全てを失った渋谷は引き受け、青柳が用意した案内役の老人とともにソ連領の北方領土の一角、択捉へと向かう。

過去を持つ男がその過去を清算し、つつましながらも人並みの生活を送っていた最中に訪れる過去の亡霊のような仕事。そして手に汗握る択捉島・国後島潜入行にその後、尾行の影を感じる渋谷の緊張感などなど、普通と変わりない日常生活を送る我々には体験し得ない怖さを教えてくれる。
そしてストーリーもさながらその文体はデビュー作にして非常にクオリティが高い。現在シミタツ節と呼ばれている独特の文体が生まれる前の文章は実に堅牢で迷いがない。

これは利用する者とされる者の物語だ。人生の敗残者が生きるために必死にもがく物語だといえよう。特殊な技術を身につけたが故に招いた災禍。なんとも皮肉な運命だ。
さらに物語に厚みを持たせるエピソードにも事欠かない。特に印象に残ったのは主人公の唯一の従業員が亡くなった際にその父親が渋谷と駅で別れる間際に吐露する苦渋の言葉。こういう場面が実に忘れがたい物を心に残す。
また1人、追うべき作家が増えてしまったと苦笑しつつ、満足感を覚えた私がそのときいた。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(3pt)

読んでみて

ストーリーの展開が早い、更に不必要に叙情的表現が見受けられた。
飢えて狼 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:飢えて狼 (講談社文庫)より
4061830848
No.6:
(2pt)

どうして評価が高いのかわからないのだ。

一人称の小説は読みやすいはずなのにどうもつっかえつっかえ読んでしまう。
一番着になったのは主人公が会話で「○○なのだ」という表現の使うこと。バカボンのパパ以外にこんな言葉を使う人間がいるか?後は過剰なハードボイルド的なレトリックを多用していること。基本的に文章が上手くないんじゃないか。タイトルからしてセンスがないと思う(他の作品名「裂けて海峡」「背いて故郷」も)。タイトルからギャグ小説だと思っていた。
この作者の他の作品を読もうとは思えないので☆2つ。
飢えて狼 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:飢えて狼 (講談社文庫)より
4061830848
No.5:
(3pt)

代表作?

ずっと読んでみたいと思っていた作家。でも女の子むきじゃないというかわたしはあまり好きにはなれませんでした。これが代表作なのかよくわからないけど。
飢えて狼 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:飢えて狼 (講談社文庫)より
4061830848
No.4:
(4pt)

捜し物を見つけた気分

かなり以前にこの本を読んだので手許にあるはずが行方不明。
中古本でよいから再読したくて購入。
本の程度も、出品者の言葉「経年による多少のいたみ」に偽りなく
むしろ期待以上だったと感じられました。
飢えて狼 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:飢えて狼 (講談社文庫)より
4061830848
No.3:
(5pt)

華麗なる日本語,激烈なプロット

シミタツのデビュー作。文が躍っていると言うと誤解を招くだろうか。主人公の胸の鼓動に合わせて沸々と燃え滾っていくような,華麗なる日本語。そして激烈なプロット。 自分も小説書いてみようかな,なんて軽々しく考えたことのある己にとどめを刺してくれた。オノレは永遠に読む側の人間だ,そしてそれが幸せだ。 
飢えて狼 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:飢えて狼 (講談社文庫)より
4061830848



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