帰りなん、いざ



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初公開日(参考)1990年03月
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長編小説

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帰りなん、いざ (新潮文庫)

2008年06月30日 帰りなん、いざ (新潮文庫)

トンネルを抜けると緑濃い山を背景に美しい里が現れた。浅茅が原だ。わたしは民家を借り、しばらくここで暮らすことにしたのだった。よそ者への警戒か、多くの視線を肌で感じる。その日、有力者たる氏家礼次郎、そして娘の紀美子と出会ったことで、眼前に新たな道が開いた。歳月を黒々と宿す廃鉱。木々を吹き抜ける滅びの風。わたしは、静かに胸を焦がす恋があることを知った―。 (「BOOK」データベースより)




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帰りなん、いざの総合評価:6.50/10点レビュー 2件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

爽やかシミタツ!

秩父の山奥の集落を舞台にした田園小説の意匠を纏ったハードボイルド小説か。田園小説とは英国文学が本場なのだが、本書は日本の田舎を舞台にした、故郷小説ともいうべき農耕文化がそこここに挟まれ、日本人の魂の根源を感じさせられる。
北方領土、海男の厳しい戦いを描いたシミタツがこんな老成した境地にまで達したのかと思うと感慨深いものがある。
悪徳不動産業者との戦いが軸なのだが終始爽やかで、派手ではないが美味しい緑茶を飲んだような爽快感がある。

Tetchy
WHOKS60S
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No.1:
(3pt)

八ヶ岳山麓の理想郷が、やがて、、

三十六歳独身の翻訳家、稲葉が東京から八ヶ岳山麓の村に移住してくるところから、物語は始まる。
都会の喧騒を逃れ、緩やかに時が流れる村の生活をエンジョイし始める稲葉。
ハードボイルド作家志水らしからぬ、平和なムードで話が進むが、もちろんそのままでは終わらない。

掃き溜めに鶴、とでも言うべき都会的美女の登場と、彼女との間に芽生える淡いロマンス。
しかし彼女の家庭事情は複雑で、村の実力者であるその父は、何かを隠している。
そして稲葉もまた、村人に悟られてはならない何かを秘めている。
やがて、奥底に眠る利権、村の闇が暴かれていくと同時に明らかになる、稲葉の過去。
過去のしがらみからの刺客が、彼に襲いかかる。。

横溝正史のようなドロドロした怪奇譚にはならないが、すっきりともしない。やはり、ハードボイルドであった。
果たして、タイトルの「帰りなん、いざ」とは、誰の、いつの、どこへの帰還のことを指しているのだろうか。
読む人によって、色々な解釈が成り立ちそうだ。
帰りなん、いざ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:帰りなん、いざ (講談社文庫)より
406185397X



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