帰りなん、いざ
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秩父の山奥の集落を舞台にした田園小説の意匠を纏ったハードボイルド小説か。田園小説とは英国文学が本場なのだが、本書は日本の田舎を舞台にした、故郷小説ともいうべき農耕文化がそこここに挟まれ、日本人の魂の根源を感じさせられる。 | ||||
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三十六歳独身の翻訳家、稲葉が東京から八ヶ岳山麓の村に移住してくるところから、物語は始まる。 都会の喧騒を逃れ、緩やかに時が流れる村の生活をエンジョイし始める稲葉。 ハードボイルド作家志水らしからぬ、平和なムードで話が進むが、もちろんそのままでは終わらない。 掃き溜めに鶴、とでも言うべき都会的美女の登場と、彼女との間に芽生える淡いロマンス。 しかし彼女の家庭事情は複雑で、村の実力者であるその父は、何かを隠している。 そして稲葉もまた、村人に悟られてはならない何かを秘めている。 やがて、奥底に眠る利権、村の闇が暴かれていくと同時に明らかになる、稲葉の過去。 過去のしがらみからの刺客が、彼に襲いかかる。。 横溝正史のようなドロドロした怪奇譚にはならないが、すっきりともしない。やはり、ハードボイルドであった。 果たして、タイトルの「帰りなん、いざ」とは、誰の、いつの、どこへの帰還のことを指しているのだろうか。 読む人によって、色々な解釈が成り立ちそうだ。 | ||||
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