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帰りなん、いざ



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帰りなん、いざの評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

八ヶ岳山麓の理想郷が、やがて、、

三十六歳独身の翻訳家、稲葉が東京から八ヶ岳山麓の村に移住してくるところから、物語は始まる。
都会の喧騒を逃れ、緩やかに時が流れる村の生活をエンジョイし始める稲葉。
ハードボイルド作家志水らしからぬ、平和なムードで話が進むが、もちろんそのままでは終わらない。

掃き溜めに鶴、とでも言うべき都会的美女の登場と、彼女との間に芽生える淡いロマンス。
しかし彼女の家庭事情は複雑で、村の実力者であるその父は、何かを隠している。
そして稲葉もまた、村人に悟られてはならない何かを秘めている。
やがて、奥底に眠る利権、村の闇が暴かれていくと同時に明らかになる、稲葉の過去。
過去のしがらみからの刺客が、彼に襲いかかる。。

横溝正史のようなドロドロした怪奇譚にはならないが、すっきりともしない。やはり、ハードボイルドであった。
果たして、タイトルの「帰りなん、いざ」とは、誰の、いつの、どこへの帰還のことを指しているのだろうか。
読む人によって、色々な解釈が成り立ちそうだ。
帰りなん、いざ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:帰りなん、いざ (講談社文庫)より
406185397X

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