裂けて海峡
- 日本冒険小説協会賞優秀賞受賞 (1)
- 海峡 (1)
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裂けて海峡の総合評価:
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最後が曖昧 | ||||
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なんともやるせない物語。 | ||||
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最後まで、読みごたえがありました。 | ||||
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歳末である。 スーパーや地元唯一のデパートへ行くと、ジングルベルの音楽が流れる。 な~んか、すごく久しぶりに聞いた。 テレビでは、ラストクリスマスやマライア・キャリーの『All i want for christmas is you』、山下達郎のクリスマス・イブのクリスマスソングが流れ、映画では、ウィンター・ワンダーランドが流れる時代が続いていた。 ボクの子供の頃だと、この季節はジングルベル一色になった。あとは、ホワイト・クリスマスだった。 ハードボイルドという語源は、固ゆで卵からだったと思う。 半熟が美味で、消化にも良いとされているけれど、ボクの好みは、お湯がグラングランになるくらいまで茹でた、黄身がカチンカチンになるくらいがちょうどよい。 いつのころからか、ハードボイルド小説が好きになった。 ミステリの読書の順番だと、クイーン、カー、クリスティーの順だった。 もちろん、その前に、松本清張や乱歩を読み、その前に黒岩重吾のような風俗小説風の都会派ピカレスクロマンにも、どっぷり浸った。 一人の作家にはまると、その作家の作品を読み漁るという行き当たりばったりの読み方だったので、ジグザグ模様の読書遍歴である。 海外本格ミステリもそうだったが、ハードボイルド小説も、ハメット、チャンドラー、ロスマクの順番を守って読んだ。 なぜだろう。 さて、固ゆで卵の茹で加減の固さなら、やはりハメットがその代表になるだろう。 ボクは、ロスマクの小笠原 豊樹さん訳の『ウィチャリー家の女』や『縞模様の霊柩車』の端正な作風が、好きだった。 もちろん、訳者の文章が滑らかで、素敵だったこともある。 チャンドラーは、カリフォルニアの陽光の中で、気障なセリフが飛び交い、あまり乾いているとはいえない感傷が揺曳する物語が、彼の作風だった。 妙に余韻が残ることに、抵抗があった。 たぶん、自分の感性への近親憎悪というヤツだろう。 あるべき姿としては、ハメットがハードボイルド小説の王道だと思っている。 鎧の下からチョロリどころか、メランコリックな描写が散見されるチャンドラーは、やはり、とても気になる作家だった。 時系列に読み進むと、『長いお別れ』が、後期チャンドラーの憂愁の頂点だろう。 和風チャンドラーといえば、生島治郎さんの『追いつめる』や三浦浩さんの『薔薇の眠り』を思い出す。 結城昌治さんの私立探偵真木シリーズは、ロスマクのイメージだった。『暗い落日』など、透明なタッチの乾いた文章が大好きだった。 河野典生さんも、ハメット、チャンドラー、ロスマクの系譜の人だった。 そんな中で、冒険ミステリとハードボイルド小説がクロスオーバーするときがある。 日本でも、そんな作品に、アラ還のころに出逢った。 志水辰夫さんの『裂けて海峡』だ。代表作といわれる『行きずりの街』よりも好きだ。 終章にかけてのパセティックで、破調の文体だが、思うがまま一気呵成に書き上げた迫力に、初老に差し掛かったボクは、打ちのめされた。 な、なんなんだ。この過剰な感傷が気持ちよいのは、なぜ? やはり、ハードボイルド小説のエッセンスは、都会の夜の闇を無鉄砲に生きることを志しながら、タフにはなり切れない心情を、誰かに向かって伝えたいという一点にあるのではないか。 人生の残りを意識するのはさみしいことだけれど、映画を見て、読書し、そして楽しく酒が飲め、ゆっくりとまったりと、何事もなく生きていけるのは、とても幸せなことだ。(2020.12.14) | ||||
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古い作品ですが、気がつくと没入して読んでいます。地の文が上手い、ととある作家の方が言っており、手に取りました。良いです。一読をオススメします。 | ||||
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話の筋も立っているし、キャラクターもいいですね。 この時代背景とキャラクターの生活様式、行動様式はこの時代を生きた人しか書けないのかもしれない。リアリティも十分で、なかなかの傑作だと思いますが、少し、逃走シーンがくどいかなぁ。 | ||||
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闇の社会の恐ろしさをまざまざと見せ付けられた作品でした。 主人公である長尾は ある男のトラブルがきっかけで闇社会から 目をつけられてしまい、結果的に長尾は殺人を 冒してしまいます。 出所した彼に突きつけられたのは 彼の弟の怪死と 彼が乗っていた船の失踪でした。 確かに後半の部分は 闇社会の連中に 果敢と立ち向かっていきます。 でも、決断が余りにも遅すぎたのです。 最後まで不満要素ばかりで 余り爽快とはいえませんでした。 | ||||
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