いまひとたびの



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初公開日(参考)1994年07月
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長編小説

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いまひとたびの (上) (大活字本シリーズ)

2003年10月31日 いまひとたびの (上) (大活字本シリーズ)

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いまひとたびのの総合評価:8.82/10点レビュー 17件。Bランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.17:
(4pt)

何たる名文

図書館の予約している本を待つ間の
積ん読本の整理
相当前に友人が置いていった本を
先に読んでいた母の本棚から探し出して読了
母は読んだ 本が気に入ると
私がまだ読んでいないのに
自分の本棚に納めてしまうので
うっかりすると
忘れてしまう
読みながら参りました
もしかして私が今読むためにあったのか
ちょうど同じ世代の人の心境の
今のこと
昔のことを
季節の景色や花の描写も交えて
実に上手い文章で
ぐぐぐ〜っと心に迫ってきました。
そして解説は北上次郎
書いた当時は30年前で
まだこの短編集の
一つのテ-マになっている死からは
ほど遠い若々しい解説で
その彼も今や向こうの人だと思うと
余計に切ない
いまひとたびの (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いまひとたびの (新潮文庫)より
4101345120
No.16:
(5pt)

20年ぶりに志水辰夫さんを読んでいます。

私は71歳の男です。
志水辰夫さんは、1936年生まれの方でご存命です。
以前( 2002年頃 )数冊本を読んだようです。
布団の中で読める本はないかなぁと思って志水辰夫著『いまひとたびの』を読み始めました。
短編集だし丁度いいかなぁと思って読み始めました。
以前数冊読んだ志水辰夫氏の記憶では、『 50歳代初めの自分には重たい 』と思っていました。しかしそのうちもう一度読んでみたいとは考えておりました。
精神安定剤と睡眠導入剤を服用して眠気が襲うまでと毎日ちまちま読んでいました。
思った以上に感覚的に合うのを感じました。
志水辰夫さんが1990年代の後半に書かれたと思われる作品が今の自分にフィットするのです。
書かれたのが60歳過ぎで( あろうと思う )、その頃の定年や寿命から感じておられたであろう風景が今の自分に合うのです。
どの小説の中の風景だったかは定かではありませんが、『 北海道の厳冬期の凍てつく平原、その中に独り住む老いさらばえた男 』って感覚が20年前の自分には受け入れられませんでした。もっとも、その小説が何であってどの描写かまでは記憶にありません。
今回手にした『いまひとたびの』中の10編の短編のうちまだ4編しか読んでいません。その中にでてくる各々異なる主人公が何かしら今の自分と同じものを持っている感じがするのです。その寂寥感がたまりません、20年前感じていた違和感はきっと自分が歩む道だと思っての違和感なのでしょう。今はそれが共感に変わっています、そして20年前の違和感は“ 無明 ”のような感じだったのだとわかるのです。
“ 無明 ”・・・無知とは違い将来の闇がわかっていながらのそれから抜け出ることのできない人間の業のような感覚、それを20年前の自分は違和感として感じていたのだと思います。
20年前に読んでいた『きのうの空』、それに対して“面白い本だった”と日記に書いている自分がいます。次には『きのうの空』を読んでみようと考えています。
寝床の本から素面の自分が“ 志水辰夫 ”さんに対峙したいと今は考えています。
いまひとたびの (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いまひとたびの (新潮文庫)より
4101345120
No.15:
(5pt)

続きが読みたかったのでこれから読みます

この作者の「花ならアザミ」をリアル本で、購入して、読まずに、本棚に置いたままだったのですが、「今ひとたびの」を少し読んで、改めて読もうとして、本棚で発見して、又どこかに、置いたまま(家のどこかに、あるのは確かw)まだ発見出来てないので、どうしても、読みたくなって、Kindleで、サンプルを読んで、又、有りそうな場所を探して、まだ発見出来ず、Kindleで、電子版買っちゃおうかなー?!wと思っているバカな私が笑える!wでも意地になって、リアル本まだ探すつもりです!。早く発見したいです!w。
いまひとたびの (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いまひとたびの (新潮文庫)より
4101345120
No.14:
(5pt)

いい短編集

ハードボイルド系短編の名手。いい短編集。どの作品も巧いです。シミタツさんがもうこういうものを書かなくなっているのは、残念です。
いまひとたびの (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いまひとたびの (新潮文庫)より
4101345120
No.13:
(4pt)

田舎の空気感が伝わってくる

作者は父母と同世代。昭和を生きた男ですね。田舎の独特の空気感を都会との対比で書くのがうまい。
「この国では故郷という言葉が死にかけていた。繁栄に対する寂寥、盛に対する衰というものがあるだけ」
(P203)とか、あるいは「やはりこのめまぐるしいテンポは、人間本来の動きをはみ出しているような
気がしてならない。認識なり思考なりの方が引きずられてしまうのだ」(P18)とか。田舎を田舎として
書くのではなく、様々な角度から眺め相対化することによって紡ぎ出される空気感は作者ならではだ。

都会との単純な比較ではなく、こうした地に足の着いた田舎の描写に「家」を絡ませることにより一種独特な
世界が展開されていく。反面、都会や同僚(サラリーマン)を軸にした話は「田舎」を軸にした作品に比べる
といまひとつだったように感じる。

二十数年前、日本じゅうにコンビニエンスストアが林立し出し田舎が変貌したことを、ツーリング仲間と大変
憂えたような記憶があるが、今回これを読んで田舎はこうした「夾雑物が込み」になった世界なのだなと今更
ながら感じた。ディスカバージャパンではあるまいし、適当に利便性の効いてる田舎なんてもうないのだ。
あるのは「都会が矮小化された田舎」と「限界集落もしくはそれに近い田舎」だけである。
いまひとたびの (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いまひとたびの (新潮文庫)より
4101345120



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