正当防衛とはいえ、人を殺したことに苦しむヴァランダー。警察官を続けるか否か悩む彼のもとへ、友人の弁護士が訪ねてきた。

九カ月の娘と農場で暮らすピーターとリナのデッカー夫妻のもとに、子供と泊まりに来たリナの旧友。

1860年、日本使節団の来航に沸き返るニューヨークで勃発した奇怪な連続殺人。

ついに日本使節団が到着し、ニューヨーク市をあげての空前の祝賀行事が催される中、新たな殺人事件が発生する。

はやてがあやめさんと出会ったみたいに、人と本だってとってもすてきで、すごく大切な出会いをすることがあるの。

カンザスの村で起きた一家4人惨殺事件。

事故で妻を失ってから、私には他人の背後霊が見えるようになった。霊は実に表情豊かで、色々なことを教えてくれる。

あたし、夏美。19歳、んでギタリスト。

世界最強のクライマー・山野井夫妻を襲った「一瞬の魔」。しばしの逡巡の後、宙吊りになった妻の頭上で迫られた究極の決断とは。

乱歩賞作家が満を持して放つ驚異の歌舞伎ミステリー。京都と東京―同じ日、同じ時、遠く離れた舞台上で、二人の名優が怪死した。

鳥取藩士・深尾角馬は短躯ゆえの反骨心から剣の道に邁進してきた。いまでは藩の剣法指南役も勤め、藩主の覚えもめでたき身。

狂信的指導者ザラズィと天才的な戦術家ツラビーに率いられた反政府軍は、たくみな地上戦をくりひろげて、兵力を拡大していった。

鬼が女の頚に、ぞぶりと噛みついていた…。平安の都に次々起きる怪事件。

首のない屍体が、びくりと背を反らせる…晴明と博雅は俵藤太らとともに、平将門の死の謎を追ううちに、彼の遺灰を盗み出した者がいたことを突き止める。

永井姉妹と森口兄弟は、姉と兄、妹と弟が同級生同士で、常に互いの消息を意識してきた。

「多重債務者」に「高額所得者」、「エステ会員」に「かもリスト」…。

浮気調査を依頼され、使用人を装って山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。

水島月菜と夫・良城は結婚八年目。表向きは仲睦まじく見える二人だが、実は大きな悩みを抱えていた。

真面目に生きることが嫌になった3人が企てる、「人道的かつ絶対安全な」誘拐―?『慟哭』の著者がユーモアとスピードたっぷりにおくる、誘拐ミステリの新境地。

落魄した石田三成の娘の前にあらわれた盲目の法師。

静かな叙情で都会の憂愁を綴る。ブラッドベリの名作ミステリ。

地球温暖化の影響で東京は熱帯の都市へと変貌した。都心の気温を5℃下げるために東京は世界最大の森林都市へと生まれ変わる。

30世紀、人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶をソフトウェア化して、ポリスと呼ばれるコンピュータ内の仮想現実都市で暮らしていた。

新入社員のふとした言葉に課長は

赤ん坊の頃、実の父親から硫酸をかけられ顔に大火傷を負ったジョーは、施設にいるところを政界の実力者ウィルに引き取られた。

登山家、筧井宏はネパールの山中で得体の知れない男、デヴィッド・マクスウェルと出会い、彼の予言めいた言葉に導かれるように、ヒマラヤ国際登山隊に加わることになる。

所有者に富と名声をもたらすと言われる伝説のルビー「マンダレーの夕日」。

放射線科医・石原祥子のもとに搬送されてきた心筋梗塞の患者は、かつての恋人・羽根田医師の妻、緑だった。

島の夏を、美しい、とふいにあたしは思う―強くなりたいな。強くて優しい大人になりたい。

二・二六事件前夜。置屋の密室で芸者が刺殺された。

キュートな女子大生会計士・藤原萌実と新米会計士補・柿本一麻が監査の先々で遭遇する奇妙な事件。

終戦から六年後のある日の夕方、ひとりの男が新聞社に勤める私のところに訪ねてきた。

時は幕末、処は江戸。貧乏旗本の次男の身ながら、その才を見込まれて大身の入婿となった彦四郎。

おさな子のやわらかい肌。いたぶる自分、止められない!女子高生と刑事。

あたしはどうして変なの?奇妙な自分のチカラに怯える同い年の女子高生、陽子と理砂と寛美。

竜崎伸也、四十六歳、東大卒。警察庁長官官房総務課長。

どんな職場にも忙しい時期と暇な時期がある。珍しいことに南方署は暇だった。

哀切な胡弓の調べと幽玄な踊りで全国的に有名な富山・八尾町の「風の盆」祭り。その直前、老舗旅館の若旦那が謎の死を遂げた。

緑深き峠の写真が招く連続殺人事件。

東京都内の高級ホテルで、不動産ブローカーの男性が殺された。

春遅い雪の飛騨高山で若い女性が殺され、つづけて身元不明の男の他殺体が発見された。

最新鋭戦闘機「ファントム」が、南アルプス山中に墜落した。

死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら…。病院でバイトをする大学生の「僕」。

息子アーチの反抗期は転校を機におさまったものの、今度は夫のトムが、仕事のことで落ち込み気味。

様々なジャンルで活躍された作家・都筑道夫氏の少年小説を集めたコレクションがついに刊行になります。

働き盛りの46歳で突然死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、美女の肉体を借りて七日間だけ“現世”に舞い戻った!親子の絆、捧げ尽くす無償の愛、人と人との縁など、「死後の世界」を涙と笑いで描いて、朝日新聞夕刊連載中から大反響を呼んだ感動巨編、待望の文庫化

「殺しは仕事にしたことがない。殺しをしなかったとはいわないが」。

安保闘争で負った癒えることのない傷、時代に取り残されても捨てられない故郷への執着、基地が撤退しても消せない米兵への恋慕…熱い想いを抱き、戦後転換期の巨流に翻弄されながらも、強くしなやかに人生を守り抜いた女たちを描く傑作短編集。

切り裂きジャックの再来か。凶刃の餌食となったのは、思いがけない妊娠に悩んでいた人妻だった。

不思議な竜巻で現代に運ばれた17ڷ

病院で目覚めた医師のマークは、自分が自宅で撃たれ、重傷を負ったことを知った。

かつて恋人だった元FBIのレイチェルの力を借り、再度、身代金の受け渡しに向かったマーク。

『家火災、至急連絡されたし。

こだわりのティーショップを営むセオドシアは36歳。

艶やかに咲く枝垂れ桜の下で、老人が毒を盛られた。容疑者は彼の美しい妻、だが物証はない。

期待のホープ同士の対決に、剣道ファンが注視する全日本学生剣道大会の決勝戦で武南大の副将が殺された。

ロス市警のみならず、FBIからも激しい妨害と警告を受けるボッシュ。

ハリウッド署の刑事を退職し、私立探偵となったボッシュには、どうしても心残りな未解決事件があった。

行員の怪死は、やはり将門の崇りなのか。

伝説の首塚に背を向けた「将門の椅子」に座ると死が訪れる。

美少年にして天才高校生の千波くんと浪人生の“八丁堀”、慎之介の三人組が再び集合。

期待のホープ同士の対決に、剣道ファンが注視する全日本学生剣道大会の決勝戦で武南大の副将が殺された。

十二歳の夏に父を殺されてから、怒りと苛立ちを胸に一人で生きてきた。親を殺された者を見る、好奇の視線に抗うように。

「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。

死者からの手紙が“あかずの扉”研究会に届けられた。

「推理はしないんです。彼は」。

死者の名を刻む手帳。失踪した女優。

「何もかもが面倒くさかった。生

ずぅむ…ずぅむ…ずぅむ…頭のなかにこだまする音。雪深いカナダの山奥で、騎馬警察捜査官ブレイクは狂気の淵に立っていた。

その女性の惨殺死体には首がなかった。またしても犠牲者か。

台湾人からもちかけられた漢方薬の売買によって、歌舞伎町の抗争に巻き込まれたテツとガク。

パリの北にあるフランス海洋学研究所から、証人と証拠を消し去ったうえで、波動力学の実験データが盗み出された。

大西洋を行く客船プロヴァンス号に無線が入った。「貴船にルパンあり。

平戸の青年達が製作した“ウエディングトレイン”が松浦鉄道を走る!取材に訪れたトラベルライター・瓜生慎を、早速難題が待ち受けていた。

ホーモンドにある修道院との間で土地交換が行われ、新たにシュルーズベリ修道院の所有地となった畑地で、朽ちかけた布にくるまれた女性の白骨化した死体が発見された。

夫を亡くした綾乃は、息子を無認可のベビーホテルに預け、クラブのホステスとして働いている。

(クリスマス・イヴに死のう)人里離れた山林に死に場所を求めた「僕」の前に、一台の車が現れた。

「ふたりのシンデレラ」を上演するため、合宿中の劇団を襲う惨劇。

新しいケア付きマンション“レインボー・ハウス”の建設が進み、チーフとして忙しい毎日を送る爽香。

夜な夜な子供の泣き声が聞こえたアパートの一室から、親子3人の姿が消えた。

江戸指物師・橋上清次は、嫁ぐ娘のために姫鏡台を造っていた。ほぼ完成しているそれが仕上げられることはない。

大金を拾ったために、自己破産に向かう女…。借りた金を貸主が受け取らず、時効を目前に苛立つ女…。

幼い日に恋した婚約者は、私の成長を見ずに殺された。彼の仇をとり、志を守るため、本日より刺客となる!心に、黒が満ちてくる。

日々の暮らしの中で揺れ動く一瞬。その心象風景を花々に託して、あざやかに描き出す。

九月。霧舎学園2年生の二学期に入って最初のイベントは京都への修学旅行。

昭和四十年代、子供たちはいつも外で遊んでいた。こっそり忍び込んだ空き家で藁人形を見つけたことから騒動になる「座敷童子」。

映画を見に行くことになったのは妹が死んでしまったからだ。

年齢・職業ともに不詳の童顔探偵猫丸先輩が、日常を“本格推理”する!イラストレーターの家のベランダに毎朝決まって置かれるペットボトル、交通事故現場に集結させられた無線タクシー、密室状態のテントの中で割れ、散乱していた7個のスイカ…などなど不可解で理不尽な謎が

“熱い消防馬鹿”なんか真っ平御免!と言い放つ、二十歳の新米消防士・大山雄大のもとへ飛び込んだ、外国人アパートを襲う連続放火事件。

突然、片目の視力を失ってしまった推理作家・火渡雅は、ある宗教団体の教祖と出会う。彼の身に続々と起こる異様な偶然の連鎖。

素子がいない。そして愛犬ガブも消えてしまった…?喪われたパートナー、書き換えられた記憶。

森林の中に佇立する“伽羅離館”。“超能力者”神居静哉の別荘であるこの洋館を、7名の人物が訪れた。

勘当息子の信太郎が父親になった。その喜びも束の間、幼なじみの元吉が何者かに刺されてしまう。

日本でKGBの諜報活動をしていたヴィクトルは、ソ連崩壊後に解雇され、失意のどん底にあった。

どうして私はこんなにひねくれているんだろうー。

余命短い父を看取るため、二十数年ぶりに故郷の田舎町へ戻ってきたロイ。

1936年、オリンピック開催に沸くベルリン。

ある深夜、青山記念病院の救急外来に自動車事故の重症患者が運び込まれた。

アングラDVDの人体損壊映像と池袋の秘密クラブの関係は?マコトはネットおたくと失踪した親友の行方を追うが…。

雪深い山中で次々発見される首なし死体。一方、市内でも被害者を斬首、その首を警察に送りつける事件が発生した。