特急北アルプス殺人事件
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
特急北アルプス殺人事件の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
特急北アルプス殺人事件の総合評価:
5.00/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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十津川警部のトラベルミステリーを、1978年の「寝台特急殺人事件」を嚆矢とするならば、それから8年目の初期作品に当たる。
初期の作品ほど、列車の種類、種別も多かったので、時刻表を用いたトリックはよく練れていて面白かったものだ。
ただ、初めて十津川警部シリーズに触れたのが本作だった人には、十津川警部シリーズはつまらない、何が良くて好評を博しているのだろうという感じになるだろう。はっきり言って駄作。ハズレということ。
高山本線を走る特急は、国鉄(のちJR東海)の「ひだ」と、名鉄の「北アルプス」があった。本作が世に出た当時、「ひだ」はキハ80系、「北アルプス」はキハ8000系を使用し、そして名鉄特急の北アルプスは、「ひだ」と同じく国鉄色の塗装をしていた。名鉄特急が窓が大きいので、それを知っていれば違いがわかるが、遠目から見たり、鉄道に詳しくない人には同じように見えたのかもしれない。
話の展開としては、「特急北アルプス」に乗っていたから、犯行不能とアリバイを主張し、同行者(鉄道に詳しくない)も「北アルプス」に乗っていたと証言した。「北アルプス」の名前が印象的だし、それに乗って帰ると言っていたので、実際には「ひだ」に乗って帰ったのに、同行者は「北アルプス」に乗って帰ったアリバイ成立の補助をしてしまったわけだ。
しかし、当時のことを知る者からすれば、高山本線の特急は「ひだ」と「北アルプス」の2つ、外観が似ているというのは有名なので、こういう最初に考え付くこと(犯人が左利きとか)で決着というのは締まらないな。
最初にこの作品に当たれば、十津川警部シリーズをその後、読もうという気が小さくなる。もう分かると思うが、特急北アルプスの中で何か起こったり、そのダイヤを用いてのトリックがあるわけでもない。タイトルに「特急北アルプス」が付いているだけ。ジャケット買いするなら、中公よりも角川かな。または、2012年の新装版ジョイ・ノベルスか。
2001年に廃止された「北アルプス」もだが、上越新幹線の「あさひ」が登場するのが懐かしい。