枯葉色のノートブック
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このノートを初出は落葉色(茶色に赤みを帯びた色)で、最期は枯葉色(黄みの茶色)という。 色の表現は心象風景の象徴なのであろうか?赤みを帯びた落葉色の方が希望があり、黄みの茶色の方が土に戻る死をイメージなのか? 世界が狭く…すぐ悲観して思い詰めるてしまう若さは、枯葉色?落葉色? パパ活の高校生の少女に振り回され破滅するオヤジの話。高校生は、大人の様な子供である。この未熟で危うい美しさは、若さ失ってしまった大人たちの羨望を集めオヤジを狂わせるらしい。 プロローグは物騒な買い物をするオヤジと、爽香の会社へのタレコミ電話で始まる。この謎解きはエンディングで種明かしされる。 印象的な台詞は、爽香が16歳の少女に説教するシーンです。人生に絶望して自殺しようとする美智子(16歳)に「学校が何なの?人生のほんの一部でしかないわ」「大人って、見かけほどはしっかりしていないのよ。慰めや救いが欲しくて、いけないと分かっていることに手を出すこともあるわ」と。 大人は身に着けた経験やたくさんの思い出があって良いイメージや自信もあるけれど、確かに「見かけほどはしっかりしていない」ですね。 | ||||
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第1作「若草色のポシェット」から数える事18作目にして、記憶が正しければ、初めて誰も死ななかった作品(--;) もはや、ミステリーというよりは、人間ドラマと呼ぶにふさわしい感のあるシリーズ('Д`) それでも、惹きつけられるのは、爽香が仕事や、家族、果ては今まで関わった人々までにも深い愛情を持って 接しているからなのでしょう。 相手の事を考えてしまうから、時には窮地に立たされる事もあるのですが、彼女の人柄に惹かれた多くの人々によって なんとか、今回も着地点にたどり着きます(^_^;) 問題だらけ、お騒がせな兄夫婦の長女の問題噴出で次回につながり、爽香の心が落ち着くのには、まだまだのようですが、持ち前の優しさと強さ で、この難題を夫の明男と伴に乗り越えて欲しいなあと、長年のシリーズのファンは切に願うのでありました(^-^) | ||||
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やっぱり 裏切らない世界でいつも楽しんでいます。早く実際の出版本まで追いついて頂きたいと切に願っています。 | ||||
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殺し屋が登場するのに殺人事件がなかなか起きないのは何故だろう。 赤川次郎には、いつも、はぐらかされているような気になる。 主人公と仲がよいからといって、犯罪者ではないとは限らない。 杉原莢香の夫が殺人犯だったこともあるくらいだから。 警察官が浮気をしていたくらいだから。 高校生があぶないところに出入りしているくらいだから。 ほとんど何でもありのようで、何かを守ろうとしている。 枯れ葉色のノートブックに書かれた記録は、 書き手の自意識を守ろうとしていたのだろう。 自分が確かに存在していたということを。 | ||||
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仕事の面ではとても充実している爽香ではあるけれど、その分、気苦労も多いわけで・・・。今回も社内での怪しい動きから事件がはじまります。 このところ、殺人事件に遭遇することはないけれど、だからといって平和に生活できるわけでもないのが爽香の身辺。今回の事件(社員の横領が中心)は、とりあえず解決したけれど、まだまだ心配事が山積み。河村夫妻のこともあるけれど、姪っ子の問題も浮上している。兄夫婦はどうしようもないといえばそれまでだけれど、ほったらかしにもできないし。 今後、爽香自身が妊娠・出産を迎える展開もあるのでしょうか? ますます、今後が楽しみな作品です。 | ||||
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