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枯葉色のノートブック



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【この小説が収録されている参考書籍】
枯葉色のノートブック (光文社文庫)

枯葉色のノートブックの評価: 3.89/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

ー落葉色と枯葉色ー32歳の爽香

このノートを初出は落葉色(茶色に赤みを帯びた色)で、最期は枯葉色(黄みの茶色)という。
色の表現は心象風景の象徴なのであろうか?赤みを帯びた落葉色の方が希望があり、黄みの茶色の方が土に戻る死をイメージなのか? 世界が狭く…すぐ悲観して思い詰めるてしまう若さは、枯葉色?落葉色?

パパ活の高校生の少女に振り回され破滅するオヤジの話。高校生は、大人の様な子供である。この未熟で危うい美しさは、若さ失ってしまった大人たちの羨望を集めオヤジを狂わせるらしい。
プロローグは物騒な買い物をするオヤジと、爽香の会社へのタレコミ電話で始まる。この謎解きはエンディングで種明かしされる。
印象的な台詞は、爽香が16歳の少女に説教するシーンです。人生に絶望して自殺しようとする美智子(16歳)に「学校が何なの?人生のほんの一部でしかないわ」「大人って、見かけほどはしっかりしていないのよ。慰めや救いが欲しくて、いけないと分かっていることに手を出すこともあるわ」と。
大人は身に着けた経験やたくさんの思い出があって良いイメージや自信もあるけれど、確かに「見かけほどはしっかりしていない」ですね。
枯葉色のノートブック (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:枯葉色のノートブック (光文社文庫)より
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No.8:
(5pt)

分岐点なる1作

第1作「若草色のポシェット」から数える事18作目にして、記憶が正しければ、初めて誰も死ななかった作品(--;)
もはや、ミステリーというよりは、人間ドラマと呼ぶにふさわしい感のあるシリーズ('Д`)
それでも、惹きつけられるのは、爽香が仕事や、家族、果ては今まで関わった人々までにも深い愛情を持って
接しているからなのでしょう。

相手の事を考えてしまうから、時には窮地に立たされる事もあるのですが、彼女の人柄に惹かれた多くの人々によって
なんとか、今回も着地点にたどり着きます(^_^;)
問題だらけ、お騒がせな兄夫婦の長女の問題噴出で次回につながり、爽香の心が落ち着くのには、まだまだのようですが、持ち前の優しさと強さ
で、この難題を夫の明男と伴に乗り越えて欲しいなあと、長年のシリーズのファンは切に願うのでありました(^-^)
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No.7:
(5pt)

楽しかった。

やっぱり
裏切らない世界でいつも楽しんでいます。早く実際の出版本まで追いついて頂きたいと切に願っています。
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No.6:
(5pt)

☆5つの訳

殺し屋が登場するのに殺人事件がなかなか起きないのは何故だろう。
赤川次郎には、いつも、はぐらかされているような気になる。

主人公と仲がよいからといって、犯罪者ではないとは限らない。
杉原莢香の夫が殺人犯だったこともあるくらいだから。
警察官が浮気をしていたくらいだから。
高校生があぶないところに出入りしているくらいだから。

ほとんど何でもありのようで、何かを守ろうとしている。

枯れ葉色のノートブックに書かれた記録は、
書き手の自意識を守ろうとしていたのだろう。

自分が確かに存在していたということを。
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No.5:
(3pt)

気になる今後

仕事の面ではとても充実している爽香ではあるけれど、その分、気苦労も多いわけで・・・。今回も社内での怪しい動きから事件がはじまります。

このところ、殺人事件に遭遇することはないけれど、だからといって平和に生活できるわけでもないのが爽香の身辺。今回の事件(社員の横領が中心)は、とりあえず解決したけれど、まだまだ心配事が山積み。河村夫妻のこともあるけれど、姪っ子の問題も浮上している。兄夫婦はどうしようもないといえばそれまでだけれど、ほったらかしにもできないし。

今後、爽香自身が妊娠・出産を迎える展開もあるのでしょうか?

ますます、今後が楽しみな作品です。
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No.4:
(3pt)

苦労人

またまた忙しい爽香でした。
兄夫婦、姪、謎の殺し屋など次回につながる問題が気になります。
明男の過去は、毎回爽香の心に暗い影を落としているのですがそれもどうなるのでしょう??
爽香はこの生活をずっと続けていくのでしょうか。
今回は、河村夫妻、今日子の登場は少しでしたが、この夫妻の今後も気になります。
このシリーズは、秋の楽しみなので。
今後もずっと読み続けたいです。
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No.3:
(3pt)

だんだんと。。。

毎年楽しみにしているシリーズですが、ここ何冊かは爽香の忙しい生活が目につきます。あまりに忙しい爽香の様子は読んでいて少し辛くなってくるほどです。もともと周りの人に関する事件に爽香が巻き込まれていくパターンが多いのですが、とにかく登場人物が多い為最近では脇役陣の生活描写に追われていて爽香と明男の描写が少ないのが残念です。初期の頃は殺伐とした事件が起こっても最後は爽香の名前のとおり”爽やか”な読了感があったのに、最近は渋い色の題名に現れているのか、そういう感じになれないのがちょっと。。。
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No.2:
(4pt)

明るい色ではありませんね

年に1冊出版される爽香シリーズ.今回の題名は「枯葉色」.毎回,題名で色名が用いられていますが,ここからも本の内容を予想できるのではないでしょうか.
爽香は,どうしてこんなに悩み事が尽きないのだろうと感じてしまいます.プロジェクト大詰めの仕事,家庭問題に荒れる兄家族,爽香に休みはありません.しかしそれは,周りのみんなが爽香ゆえに爽香を頼り,爽香だからこそ他人のことを思いやることができるのです.
今回,仕事仲間で爽香と気が合いそうな人が登場します.これまでも,医師として働く親友の今日子,夫の明男が爽香を支えていますが,仕事場で爽香が気兼ねすることなく支えてくれる人が存在しなかった気がします.今後,登場があるのかないのかわかりませんが,そんな存在として爽香を応援してくれるといいなと思います.
枯葉色のノートブック (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:枯葉色のノートブック (光文社文庫)より
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No.1:
(3pt)

爽香も32歳・・・

毎年この時期に光文社文庫から出る爽香シリーズです。初期の作品に比べると、謎解きの要素はほとんど無くなりましたね。爽香の仕事、周囲の人間関係などがメインストーリーになっている気がします。
本が出るのを一年待って、数時間で読み終わるということを繰り返しているここ数年。今作は解決されないエピソードもあり次回作が気になります。あまりこういう「引き」は作って欲しくないなあ。
枯葉色のノートブック (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:枯葉色のノートブック (光文社文庫)より
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