嵐の直撃で交通が途絶したフェア島で殺人が発生。故郷である島に偶然帰っていたペレス警部の捜査が始まる。

濃霧に包まれたロンドンに暗躍するメフィスト殺人犯と警視庁きっての知恵者マクドナルド主席警部の対決。

結婚式の日、お父さんのハルさんは思い出す、娘の成長を柔らかく彩った五つの謎を――児童文学の気鋭が、頼りない人形作家の父と、日々成長する娘の姿を優しく綴った快作!

一人娘のトーヴェは思春期の難しい年頃。彼氏がいることも打ち明けてくれなかった。

凍てついた雪野原。地平線に立つ木の枝に、奇妙な物体がぶら下がっていた。

マイルズのクローンのマークも、バラヤーに戻ってきた。

皇帝の結婚式を前にバラヤーに戻ったマイルズは、コマールで出会ったエカテリンに求婚しようとしていた。

ポオをはじめカーや横溝など古今東西の推理作家はもちろん、ミステリ・ファンをも魅了してやまない密室。

周囲は「名探偵マコちゃん」と呼ぶけれど実は、ゴスロリ少女が謎解きをしているなんていえぬ。

ある不穏な噂と少女の失踪が人々を変えた。封鎖された団地での二千人規模の暴動、監禁、そして殺人。

ルースは父を知らずに育った。憎き母の死をきっかけに、彼女は「計画」を携えスコットランドの小都市を訪れる。

忌まわしい〈バスカヴィル家の犬〉の伝説、全身から光を放つ巨大な生物の目撃談……。

銀座の文壇バー『ミューズ』に、 大御所ミステリー作家・サンゴ先生は夜な夜な現れる。

時間理論を応用してつくられた超高速移動機の内部に亀裂が発見された。そこからは別の時間、別の世界が覗き見られるという…。

実力派漫画家、正統ヤクザ、善意の老夫婦エンジニア──犯人と福家警部補の対決やいかに。

(株)魔泉洞に次々に持ち込まれる事件を鮮やかに解く大人気占い師、摩耶優麗。果たして彼女の力は本物なのか……。

ニューヨークで発生した証券会社の経営者ベンスンの射殺事件に、類例のない心理的推理手法で挑むファイロ・ヴァンス。

歴史上のミステリーの新説で、豪華商品をゲットするのだ!扇ヶ谷姫之、朝比奈亜沙日、そして留学生アナスタシア・ベズグラヤは歴史好きの女子高生三人組。

地位も名誉もある男たちの事故死。病院に入院している少女の不審死。

「赤痣の女」をはじめとする、警視庁鑑識課技師・緒方三郎もの全短篇などの本格推理作品を収録。

カリブの島国に流れついたスターク青年は、死んだ通信社の記者が遺した手がかりを追いかけるうち、さらなる死体と遭遇する──マクロイが創造した二大探偵が共演する異色の快作。

夫殺しを自白したアレクサンドラ。しかし彼女は弁護士のラスボーンにさえ、犯行に至った真の動機を明かそうとはしない。

看護婦のヘスターは、友人のイーディスの兄であるカーライアン将軍が置物の甲胄の鉾槍に胸を突かれて死亡したと知らされる。

収賄容疑で逮捕された同期の刑事が処分保留で釈放された。無実だ、親友の桐谷は確信していた。

江戸川乱歩は執筆に行き詰まったあげく、通りかかった異人ホテルに身を隠す。

のどかな田舎町レメルケンプ・ミルでアンティーク・ベア盗難に博物館館長殺害!? おやじギャグとテディベアをこよなく愛する元腕利き刑事&愛妻の、おしどり探偵シリーズ。

高名な女性セラピストの不可解な死。関係者はなにやら事情がありそうな女性ばかり……。

1年前、25年ぶりにアメリカから帰国し、爵位と地所を継いだジョン・ファーンリー卿は偽者であり、自分こそが正当な相続人であると主張する男が現れた。

まだ見ぬ人知を超えた存在と巡り合うため、二千年の歳月を生きる謎の男サイモン・アークの旅は続く。

依頼人からサーカスの入場券を貰ったバーニーは大喜びの息子チャーリーを連れてチェットとともに出掛けたが、なんと「本日休演」の張り紙が。

クリストファーは世界中の人々の眼前で死からの復活を果たし、自らがイエスの再来であることを証明した。

クリストファーは暦をニューエイジと改め、バビロンに新しい国連本部を建設した。

高校時代「ルピナス探偵団」と称して様々な謎解きに関わった三人の少女と少年一人。

法廷弁護士にして裁判官である美貌の修道女フィデルマが、鋭い推理で数々の難事件を解決する。

探偵作家アマンを担当する鹿堀は、雑誌ナゾーン誌上で読者の「謎」を募集する。

僕、宮野隆也が通うさいたま工科大学附属高校の選抜クラスに、転入生としてやってきたのは二足歩行のロボットだった。

東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。

夏の終わりの夜明け前、サンドニの遺伝子組み換え作物の試験場が放火された。

理由もわからず故郷プレンティスタウンを追われた少年トッドは、宇宙から来た少女ヴァイオラとともに、ひたすら逃げた。

ヴァイオラが出合ったレジスタンス組織。それは、かつてスパクルとの戦いで活躍したアンサー部隊だった。

アレクサンドリアの町は感謝祭シーズンのまっただなか。

さる旧家の美人姉妹のさや当ての果てに“強欲な羊"はこの世に生まれた。

聖王の第三王子が死んだ。手篭めにしようとした侍女に殺されたらしい。

イジャダの護送中、イングレイは何度も彼女を殺そうとする。だがそれは彼の意志ではなく、何者かが植えつけた呪だった。

クリスマスの季節、あたしはとっておきのサンタクロース捕獲計画を立てている。

東天高校文化祭初日、謎のDJによるラジオ放送が突如スタート。軽快なトークや企画で盛り上げていくが、どこか怪しい。

納骨堂での壁画の修復中に墓場泥棒に遭遇したアニー。

福の助は二つ目ながら、若手真打ちが主に出演する落語会にお呼びがかかり、予告した演目を変えられないこの会で『厩火事』をかけることに。

その人の落とした『虚無への供物』が、英都大学推理小説研究会(EMC)入部のきっかけだった―。

まだ早い春の日、思い出の山を登るひと組の男女。だが女は途中で足を挫き、つかの間別行動をとった男を突然の吹雪が襲う。

ミステリ作家とその卵、ファンや作家エージェントの交流会である病院到着時死亡会議。

ニューヨークでとくに目的意識もないまま、留学と称した無気力な生活を送っている恭平と篤郎のもとを、意外な人物が訪ねてきた。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

五番街にある“フレンチズ・デパート”のウィンドウに展示された寝台から、女性の死体が転がり出た。

出色の脚本を得て名プロデューサー復活の狼煙を上げるはずが、誤算続きのピーター・ダルース。

私の苦心の自信作が、外国作家の作品に酷似している…?!舌先三寸で生きる男が、死者のバッグを盗んだばかりに、嘘に嘘を塗り重ねる危険な綱渡りを演じることに…日本推理作家協会賞を受賞した著者が、ガラリと作風を変え、さり気ない描写の中にミステリの企みを宿した待望の

“見えないはずのものが見える”能力を持つビデオ製作者のエリックは、93歳の大富豪、キャンベル・ブラッドフォードの生涯を探るビデオ製作を依頼される。

エリックは好奇心から口にしたプルート水の壜が、なぜかどんどん冷えていくことに気づく。

アスラウグは母とふたりで暮らしていた。野草を食べ、薬草を煎じる毎日。

毎朝配達される幻灯新聞が食卓に話題を提供し、港にはエーテル推進機を備えた空中船が着水・停泊。

19歳と14歳の少女がタクシー運転手を襲う事件が発生。逮捕された少女たちは金ほしさの犯行だと自供、反省の色はない。

タクシー運転手殺害で逮捕された少女が脱走、死体となって発見された。単純なはずの事件が一気に様相を変える。

乗り過ごした常磐線の車内で、ふと手にしてしまった詞集。

クラウザーとハリエットが捜査を進めるなか、美しい夏に影を落とす第二の事件。

1780年、ウエスト・サセックスの爽やかな朝。解剖学者クラウザーを、隣家の提督夫人ハリエットが訪ねてきた。

1973年、宗教弾圧と鎖国政策下の無神国家アルバニアで、正体不明の人物が勾留された。

1972年、大学生のわたしと恋人のダニー、その友人のサイモンは、親元を離れサイモンの叔父の家で、三人だけでひと夏を過ごすことになっていた。

優等生の委員長と不良少女の淡い恋、すべてはそこから始まった。

少女が連れ去られたときにローズが居合わせたのは、本当に偶然だったのだ。

三人の若き歴史学者、マルク、マティアス、リュシアンとマルクの伯父で元刑事が住むボロ館に元内務省調査員が連れて来たのは、凄惨な女性連続殺人事件の最有力容疑者だった。

その夏、英国の小さな村では蛇が異常発生していた。獣医のクララはある老人の死に疑問を感じる。

蛇をめぐる事件が村の静寂を破り、住人を脅かしていく。

1929年、春のベルリン。

怒涛の日々を送るベルリン警視庁のラート警部。

君たち、夏休みの宿題は順調かい?―交番の鈴木さんが持ちかけてくれた天空館行き。

不注意から足を骨折してしまったジェーンは、松葉杖片手にガーデニング講習会の講師襲撃事件を親友シェリイと調べつつ、講習会にも参加することに。

曰く付きの屋敷で夜を明かすことにした私が蝋燭の灯りで古の手紙を読み不気味な雰囲気に浸っていた時、突如鳴り響いた鐘―それが事件の幕開けだった。

僕の勤める会社の近所に、突如できた個人経営の美術館。

舞台はヴィクトリア朝エジンバラ。やもめの警部補と義理の息子の新米医師が、奇妙な殺人事件と城壁に隠された柩の謎を追う。

親友スーの娘が大富豪と結婚することになった。

娼婦が何者かに吊された。金髪は切られて口に詰めこまれ、周囲には虫の死骸。

あの名探偵が還ってきた! 名探偵の復活に世界が驚喜した「空屋の事件」を始めとして、ポオの「黄金虫」と並ぶ暗号ミステリの至宝「踊る人形」を収めるシリーズ第3短編集。

リディアが誘拐された！　相棒の命を救うため、ビルは正体不明の犯人に指示されるまま、ニューヨークじゅうを奔走する。

4人の男たちに降りかかった災難。

津上有騎、水瀬鮎子、長岡茉歩、そして葉原美雲―四人の女子高生の不安定な対立感情が極限に達したとき、ひとつの悲劇が起きた。

たったひとりで県立坂越高校文芸部を守る、ハカセこと河本博士に春が来た。なんと、可愛い新入生が入部してきたのだ。

ホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問をつとめた著名なユダヤ人が射殺された。

北の湿地の建物で老人の死体が発見された。現場に残された謎のメッセージ。

この国は戦争に負けたのだそうだ。占領軍の先発隊がやってきて、町の人間はそわそわ、おどおどしている。

昭和四十年―東京オリンピックが開催された翌年の、厳しい雪の訪れを間近にひかえた十二月初旬のこと。

解剖中の遺体から発見された告発文。黒い絨毯の上で踊る死者──大学医学部で次々起こる不可解な事件。

女を襲うカージャック事件が続発。殺された男とシンディの関係は？　何かを隠しているらしい娘の態度にデッカーの苛立ちは募る。

父の猛反対を押し切って警官になった、デッカーの娘シンディ。

町で最後の子どもトッドが出会ったのは、ひとりの少女だった。初めて見る女の子。

ぼくはトッド・ヒューイット。あとひと月で十三歳、つまり正式な大人になる。

フランスの避暑地に暮らす若い女性イヴは、婚約者トビイの父サー・モーリス殺害の容疑をかけられる。

ある日萬朝報に載った『記憶に自信ある者求む』という求人広告。

伝説の魔法使いアトリックス・ウルフ。その呪文でふたつの国の戦いは収束した。

かつて画家として将来を嘱望されながら、間諜に落ちぶれた青年・不破は、自分の運命を狂わせた絵画「ユーディットXIII」を巡る陰謀に身を投じる。

妻を亡くした衝撃からアルコール依存症になり入院中のピーターは、退院すべくリハビリがてら事件の真相究明に当たるが……。