シスターズ・ブラザーズ



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    初公開日(参考)2013年05月
    分類

    長編小説

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    シスターズ・ブラザーズ

    2013年05月11日 シスターズ・ブラザーズ

    粗野で狡賢い、冷血漢の兄・チャーリー。ふだんは心優しいけれど、切れると大変なことになる弟・イーライ。悪名轟く凄腕の殺し屋シスターズ兄弟は、雇い主の“提督”に命じられ、ある山師を消しにサンフランシスコへと旅立つ―理由はよくわからぬまま。兄弟は何に出遭い、何を得て、そして何か失うのか?ゴールドラッシュに沸くアメリカ西海岸、名高き殺し屋シスターズ兄弟の、目も当てられないダメな旅路。総督文学賞など4冠制覇、ブッカー賞最終候補作。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

    シスターズ・ブラザーズの総合評価:8.50/10点レビュー 16件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (4pt)

    シスターズという兄弟

    とぼけた感覚が面白かったです。

    わたろう
    0BCEGGR4
    No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (8pt)

    流される血の多さの割に、悪くない読後感

    聞いたことが無い作家だし、ブッカー賞の最終候補作になったという触れ込みなので、果たしてミステリーと呼べるかどうかと疑問を持ちながら読んだのだが、そんなジャンル分けがまったく無意味に感じられる、非常に面白い小説だった。
    ちょっとふざけたタイトルの意味は、チャーリー・シスターズとイーライ・シスターズの殺し屋兄弟が主人公だからという、ひとを食ったところが、この作品の奇妙な風合いを良く表しているといえるだろう。
    物語の舞台は、1851年のゴールドラッシュに沸き返るアメリカ西海岸。凄腕の殺し屋兄弟「シスターズ・ブラザーズ」は雇い主である“提督”から請け負った、ある山師を消す仕事のためにオレゴンからサンフランシスコへと旅立って行く。一獲千金を夢見る男達が集結した半ば無法地帯で、凄腕兄弟は知恵と度胸を駆使して暴れ回り、苦労の末に目的の山師に遭遇する。そして二人は・・・
    言ってみれば、一種の西部劇であり、悪漢小説であり、青春小説でもあり、アクションミステリーでもあり、ユーモア小説でもある。最初から最後まで血まみれで、数え切れないほどの殺人が、それも非情な殺人が描かれているにもかかわらず、それほど悪い読後感ではなかった。その理由は、一人称語りで物語を進めて行く弟のイーライが人の好さを残した憎めない悪人で、苛酷な環境の中でも新たな生き方を見つけようとする、ある種の成長物語とも読めるところにある。
    「面白い小説」をお探しの多くの方にオススメしたい。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.14:
    (4pt)

    ロードノベル

    西部劇というよりも、まずロードノベルという印象。行く先で何か起きて解決するなり逃げるなりして進んでいく。解決方法が銃ってところと時代が西部劇ってだけ、っていう印象だが、確かにこの兄弟を主人公にして現代劇は描けはしないだろう。
    本質的にはブラックコメディとして非常によくできていると思う。
    シスターズ・ブラザーズAmazon書評・レビュー:シスターズ・ブラザーズより
    4488010040
    No.13:
    (5pt)

    ページをめくる楽しみとゾクゾク感!

    粗暴でハチャメチャな展開、暴力・殺し・恐喝‥「これってちょつと酷いんじゃない!?」という物語が馬の速度で進んでゆく。ゴールドラッシュ時代のアメリカと言えば西部劇、あまり好きなストーリーじゃないよなと思いつつもどんどん読むペースが上がってゆく。気がつくと主人公の人間性にすっかり魅了された自分がいることに気がついて、ページを閉じる度に「次はどんな事が起こるのかな?」とハラハラ。空も飛ばないし、魔法も無いけど読者を魅了する読む楽しさに溢れている。日常生活での雑事に疲れた人にこそ読んで欲しい一冊!
    シスターズ・ブラザーズAmazon書評・レビュー:シスターズ・ブラザーズより
    4488010040
    No.12:
    (2pt)

    新品ではない…

    新品と書いてあったのに、届いたのを確認したら
    傷がついてるし、どこが新品なのかよくわからないです。
    シスターズ・ブラザーズAmazon書評・レビュー:シスターズ・ブラザーズより
    4488010040
    No.11:
    (4pt)

    良作

    普通に面白いオススメの一冊です。
    ただ海外で非常に高い評価を受けた理由は不明。 文化圏の違い故でしょうか?
    終始、弟の視点で語られますが「優しい」と言われる通り、
    兄に比べはるかに真っ当な神経の持ち主故に安心して読めます。
    オチもおおむねハッピーエンドと言えるでしょう。
    幕間に関しては意味不明。  向こうの文化特有のものかな?
    シスターズ・ブラザーズAmazon書評・レビュー:シスターズ・ブラザーズより
    4488010040
    No.10:
    (5pt)

    シスターズは苗字でした。

    Amazonお勧めでなかなかに面白い表紙デザインの本があり前から気になっていた。
     その本のタイトルが『シスターズ・ブラザーズ』という奇妙なことにも惹かれて「このミステリーがすごい!」で少し調べたら2014年(海外編)第4位だったので入手してしまった。
     本書の著者パトリック・デウィットは1975年バンクーバー生まれ。
     皿洗い、バーテンダーなどの職を経て、『みんなバーに帰る』で作家デビュー。
     2011年発表の『シスターズ・ブラザーズ』はブッカー賞の最終候補作に選出されたほか、カナダで最も権威があるとされる総督文学賞をはじめ四冠を制覇し、現在はオレゴン州で妻と息子と暮らす。
     と、表紙カバー裏に記してあった。
     この奇妙なタイトル『シスターズ・ブラザーズ』が、事実上の出世作となつたのであるが、その後は短編を三作書いたという情報しかないようである。
     本書の物語は、アメリカ南北戦争10年ほど前の1851年に、オレゴン・シティ(アメリカ北西部オレゴン州)から二人兄弟の殺し屋がサンフランシスコへ向かう旅で始まる。
     この二人「シスターズ」という変わった苗字だったから、このようなタイトルになったのであることを訳者あとがきで知って納得した。
     サム・ペキンパーも真っ青という物語の内容であるが、ネタバレになるから評者はここで詳しく書くことを避けたい。
     悪漢の見張り役の少年でも容赦なく撃ち殺してしまうという物騒な兄弟なのだが、この殺し屋兄弟に感情移入しているからそんな非情な殺しも憎めなくなってしまう。
     兄のチャーリーと弟イーライの性格を見事に対峙させながら、弟イーライの「おれ」で始まる一人称でこの物語を語ってゆくのだが、このイーライの語り口にはなんとも言えないペーソスを感じさせるから、著者の人物造形には、「お見事」としか言いようがない。
     西部劇と言えば言えないこともない作品であったが、たんなる西部劇に終わらせてはいないミステリの新しいジャンルとして読むこともできる作品である。
     最近読んだミステリの中では楽しめた一冊であり、著者のユニークなストリーテラーとしての才能を高く評価したい。
    シスターズ・ブラザーズAmazon書評・レビュー:シスターズ・ブラザーズより
    4488010040



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