シスターズ・ブラザーズ
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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とぼけた感覚が面白かったです。 | ||||
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聞いたことが無い作家だし、ブッカー賞の最終候補作になったという触れ込みなので、果たしてミステリーと呼べるかどうかと疑問を持ちながら読んだのだが、そんなジャンル分けがまったく無意味に感じられる、非常に面白い小説だった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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西部劇というよりも、まずロードノベルという印象。行く先で何か起きて解決するなり逃げるなりして進んでいく。解決方法が銃ってところと時代が西部劇ってだけ、っていう印象だが、確かにこの兄弟を主人公にして現代劇は描けはしないだろう。 本質的にはブラックコメディとして非常によくできていると思う。 | ||||
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粗暴でハチャメチャな展開、暴力・殺し・恐喝‥「これってちょつと酷いんじゃない!?」という物語が馬の速度で進んでゆく。ゴールドラッシュ時代のアメリカと言えば西部劇、あまり好きなストーリーじゃないよなと思いつつもどんどん読むペースが上がってゆく。気がつくと主人公の人間性にすっかり魅了された自分がいることに気がついて、ページを閉じる度に「次はどんな事が起こるのかな?」とハラハラ。空も飛ばないし、魔法も無いけど読者を魅了する読む楽しさに溢れている。日常生活での雑事に疲れた人にこそ読んで欲しい一冊! | ||||
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新品と書いてあったのに、届いたのを確認したら 傷がついてるし、どこが新品なのかよくわからないです。 | ||||
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普通に面白いオススメの一冊です。 ただ海外で非常に高い評価を受けた理由は不明。 文化圏の違い故でしょうか? 終始、弟の視点で語られますが「優しい」と言われる通り、 兄に比べはるかに真っ当な神経の持ち主故に安心して読めます。 オチもおおむねハッピーエンドと言えるでしょう。 幕間に関しては意味不明。 向こうの文化特有のものかな? | ||||
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Amazonお勧めでなかなかに面白い表紙デザインの本があり前から気になっていた。 その本のタイトルが『シスターズ・ブラザーズ』という奇妙なことにも惹かれて「このミステリーがすごい!」で少し調べたら2014年(海外編)第4位だったので入手してしまった。 本書の著者パトリック・デウィットは1975年バンクーバー生まれ。 皿洗い、バーテンダーなどの職を経て、『みんなバーに帰る』で作家デビュー。 2011年発表の『シスターズ・ブラザーズ』はブッカー賞の最終候補作に選出されたほか、カナダで最も権威があるとされる総督文学賞をはじめ四冠を制覇し、現在はオレゴン州で妻と息子と暮らす。 と、表紙カバー裏に記してあった。 この奇妙なタイトル『シスターズ・ブラザーズ』が、事実上の出世作となつたのであるが、その後は短編を三作書いたという情報しかないようである。 本書の物語は、アメリカ南北戦争10年ほど前の1851年に、オレゴン・シティ(アメリカ北西部オレゴン州)から二人兄弟の殺し屋がサンフランシスコへ向かう旅で始まる。 この二人「シスターズ」という変わった苗字だったから、このようなタイトルになったのであることを訳者あとがきで知って納得した。 サム・ペキンパーも真っ青という物語の内容であるが、ネタバレになるから評者はここで詳しく書くことを避けたい。 悪漢の見張り役の少年でも容赦なく撃ち殺してしまうという物騒な兄弟なのだが、この殺し屋兄弟に感情移入しているからそんな非情な殺しも憎めなくなってしまう。 兄のチャーリーと弟イーライの性格を見事に対峙させながら、弟イーライの「おれ」で始まる一人称でこの物語を語ってゆくのだが、このイーライの語り口にはなんとも言えないペーソスを感じさせるから、著者の人物造形には、「お見事」としか言いようがない。 西部劇と言えば言えないこともない作品であったが、たんなる西部劇に終わらせてはいないミステリの新しいジャンルとして読むこともできる作品である。 最近読んだミステリの中では楽しめた一冊であり、著者のユニークなストリーテラーとしての才能を高く評価したい。 | ||||
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