シャボン玉ピストル大騒動
- ロードノベル (31)
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原題は『The Boy Who Invented the Bubble Gun』で,70年代の前半にアメリカにて出版, 日本では1977年に翻訳され,40年近く経った2013年に新訳で再文庫化されたのが本作です. とある事情で家を飛び出した少年の旅と成長を描く,いわゆるロードムービースタイルで, 大陸移動バスに揺られながら,同乗する人たちの事情も織り交ぜていく群像劇の一面もあり, 時に楽しく,時に刺激的,そして時に切なく,旅特有の雰囲気を乗せてバスは出発,動きます. バスとともに進む物語は,小さな少年の大きな冒険のようで,出会う人々とのやり取りは, 喜びや不安,多くの経験と感情を彼に与え,そして旺盛な好奇心とおませな言動の数々には, 思わず自分の子供時代を思い出し,懐かしくて恥ずかしい,不思議な気持ちが湧いてくるよう. また,乗り合わせた人たちの大小,いろいろな事情も,多かれ少なかれ絡みはするものの, あくまでも旅の中の一コマ,クセのない読みやすい訳も手伝い,気持ちよく流れていきます. 終盤,『大人への一歩』で済ませるには,あまりにも厳しいできごとが少年を襲いますが, 言葉はおろか,自身でも消化できない中,それでも思い出されるのは旅のことばかりであり, ふとしたきっかけからすべてを受け入れ,あふれ出る感情を爆発させる姿は強く胸を打ちます. 彼の受けた行為は許されないものであり,期待される結末とも少し違うのかもしれませんが, それでもわずかな光が差し,決して旅の前では見られなかったであろう姿がそこにはあります. | ||||
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小さな発明家ジュリアン9歳は、シャボン玉ピストルの特許を取るために夜行バスに乗ります。 たった一人のバス旅行、道中さまざまな人たちが乗り合わせます。 前半は、登場人物の紹介といった感じで淡々と流れていきますが、中盤にある事件が起こります。 そこからはもうノンストップ。一気に最後まで読んでしまいました。 ほのぼの物語かと思っていたら、うれしい裏切りです。 旅を通してジュリアンは大きく成長します。決して押しつけがましい物語ではなく、 読んだ後の余韻にしばらく浸っていたくなるようなそんなロードノベルです。 | ||||
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