七つの棺
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作は当初「鮎川哲也と十三の謎」と題されたシリーズで『五つの棺』のタイトルで刊行された連作短編集だったが、文庫化になった際、2編足され、そして題名もそれに併せて変更された物。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
惜しいかな、この短編集は読後感が良くありません。例えば、最後の短編では、女性がリフトの 乗り物の中で男性から性暴力を振るわれそうになるという展開がありますが、女性が軽くそれを 許してしまうというーー 読んでいて≪女性に対する性暴力が無視される≫という最悪の女性差別的な 書き方をしているな、とぞっとしました。こういう書き方はやめるべきです。 内容が良いか悪いか以前の問題です。良さそうなアイディアの短編もあるのに、これでは。。。 おすすめはできませんね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「7つも密室殺人のトリックが読めるのか」と期待して購入してしまったため期待を裏切られました。たしかに密室物の作品が収録されているのですが、本格物とは言わないんじゃないかと思います。 密室殺人を扱った過去の有名な作品のパロディ、過去のそれらの作品にひっかけた話、ユーモアのある主人公など遊び心をたくさん感じさせる作品だと思います。 たぶん高評価してる方々は折原一さんのファンなんだと思います。私の好みではありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
叙述トリックの第一人者である折原氏のデビュー作の改訂版で、記念すべき著者の本格ユーモア路線の人気キャラである黒星警部のデビュー作でもある。 短編集で、いずれもパロディ趣向の効いたギャグテイスト風味で、最後まで楽しく読める。 のちの叙述トリック風味は微塵もないストレートな本格路線だが、実はこの黒星警部シリーズも氏のトリックメイカーとしてのテクニシャンぶりが堪能できる。最後でどんでん返しがさく裂するパターンが多いのもこの著者のその後のテイストを予感させるものがある。 デビュー作ということもあり、稚拙ではあるが、そのストレートな無邪気さがいいベクトルに向いた作品と言える。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「〜の奇想」や「倒錯の〜」のような、禍々しい雰囲気は微塵もありません。 作者の実質的なデビュー作であり、かつ短編集ということもあるのでしょうか、トリックについては大した事は無く、むしろ拍子抜けする感じのものでした。思いついたネタを余り練らずに作品に仕立てた感じです。結構無理のあるトリックも多く、かなりの部分で「偶然」に頼っています。ロジック重視の人には向かないかも知れませんね。 また、各話の最後にオチのようなものがついていますが、私としてはこれを「オチ」と呼ぶには抵抗があります。私見ですが「オチ」には必然性が不可欠だと考えているからです。それがないと物語が完結しないとか、それがあるお陰で物語が締まるなどの必然性です。 しかし、掲載話の殆どのオチには必然性が感じられません。多くは「裏ではこの様な事が起こっていた」というもので、それがなくても物語としては問題なく成立します。また、それに対する伏線も感じられず、物足りないから追加しましたという印象を持ってしまいました。ハッキリ言って蛇足です。 全編に黒星警部という人物が出てきますが、それ以外のストーリー上の繋がりは、各話の間にはありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
横溝、ディクソン・カー等の作品をパロディー化した作品です。 トリックはシンプルかつ最後にオチがついているので楽しめますし、主人公密室好き警部が金田一シリーズに登場する警部を思わせます。 異色の作品です。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 16件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|