(短編集)

七つの棺



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初公開日(参考)1992年10月
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七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる) (創元推理文庫)

2013年03月09日 七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる) (創元推理文庫)

ポオをはじめカーや横溝など古今東西の推理作家はもちろん、ミステリ・ファンをも魅了してやまない密室。7つの短編全編が密室殺人という、ファンには堪えられないデビュー短編集。新装版。 (「BOOK」データベースより)




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七つの棺の総合評価:8.29/10点レビュー 17件。Bランク


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(7pt)

案外ミステリ初心者向けかも?

本作は当初「鮎川哲也と十三の謎」と題されたシリーズで『五つの棺』のタイトルで刊行された連作短編集だったが、文庫化になった際、2編足され、そして題名もそれに併せて変更された物。
デビュー作『倒錯のロンド』が凝りに凝った叙述ミステリだったのに対し、本作は実にオーソドックスな本格ミステリ短編集である。主人公は黒星警部で、本書が第1作目。この警部はシリーズキャラクターであり、叙述ミステリではない折原作品で主役を務める(全てではない)。

ただオーソドックスと書いているが、こだわっているのは全てが密室殺人を扱っている点だ。これは本歌取り(ほとんど題名のみだが)したジョン・ディクスン・カーの『三つの棺』に倣ったものと思われる。実際、収録作の一編には「ディクスン・カーを読んだ男たち」というものさえある。
七編全てを覚えているわけではないが、この「ディクスン~」と1編目の「密室の王者」は未だに覚えていた。前者は確か某F原S太郎氏のトリック暴露本シリーズと云われる推理クイズの1つに取り上げられていたように思う。
後者は“No Smoking”の意味が印象的で、これは未だに駄洒落で使っているくらいだ(厳密に云えば、若干違うのだが)。
本書で初登場した黒星警部にも実は特徴づけが成されてあり、それは本格ミステリ好きの警官で、特に密室殺人に目がないというちょっと御茶目な男である。したがって「密室」と聞くと居ても立ってもいられなくなり、さらに単純な事件でもわざと難しく解釈してあわや迷宮入りさせようとする、実際にいれば絶対に同僚にしたくない人間ではある。
この後、黒星警部のシリーズは主に長編が書かれ、短編は確か今の時点で『模倣密室』1冊しかないはずだ。個人的にこの本は楽しめたので、出来ればこの路線でまだまだ作者には短編を書いてもらいたいものである。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.16:
(1pt)

読後感が良くないです。本格推理短編小説としては良い物と悪い物があります。

惜しいかな、この短編集は読後感が良くありません。例えば、最後の短編では、女性がリフトの
乗り物の中で男性から性暴力を振るわれそうになるという展開がありますが、女性が軽くそれを
許してしまうというーー 読んでいて≪女性に対する性暴力が無視される≫という最悪の女性差別的な
書き方をしているな、とぞっとしました。こういう書き方はやめるべきです。
内容が良いか悪いか以前の問題です。良さそうなアイディアの短編もあるのに、これでは。。。
おすすめはできませんね。
七つの棺―密室殺人が多すぎる (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:七つの棺―密室殺人が多すぎる (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488409016
No.15:
(2pt)

よく調べずに買った私が悪いのですが…

「7つも密室殺人のトリックが読めるのか」と期待して購入してしまったため期待を裏切られました。たしかに密室物の作品が収録されているのですが、本格物とは言わないんじゃないかと思います。
密室殺人を扱った過去の有名な作品のパロディ、過去のそれらの作品にひっかけた話、ユーモアのある主人公など遊び心をたくさん感じさせる作品だと思います。
たぶん高評価してる方々は折原一さんのファンなんだと思います。私の好みではありませんでした。
七つの棺―密室殺人が多すぎる (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:七つの棺―密室殺人が多すぎる (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488409016
No.14:
(5pt)

著者デビュー作 ライトだが非常に面白い

叙述トリックの第一人者である折原氏のデビュー作の改訂版で、記念すべき著者の本格ユーモア路線の人気キャラである黒星警部のデビュー作でもある。
短編集で、いずれもパロディ趣向の効いたギャグテイスト風味で、最後まで楽しく読める。
のちの叙述トリック風味は微塵もないストレートな本格路線だが、実はこの黒星警部シリーズも氏のトリックメイカーとしてのテクニシャンぶりが堪能できる。最後でどんでん返しがさく裂するパターンが多いのもこの著者のその後のテイストを予感させるものがある。
デビュー作ということもあり、稚拙ではあるが、そのストレートな無邪気さがいいベクトルに向いた作品と言える。
七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる) (創元推理文庫)より
4488409032
No.13:
(3pt)

余りにも普通。

「〜の奇想」や「倒錯の〜」のような、禍々しい雰囲気は微塵もありません。

作者の実質的なデビュー作であり、かつ短編集ということもあるのでしょうか、トリックについては大した事は無く、むしろ拍子抜けする感じのものでした。思いついたネタを余り練らずに作品に仕立てた感じです。結構無理のあるトリックも多く、かなりの部分で「偶然」に頼っています。ロジック重視の人には向かないかも知れませんね。

また、各話の最後にオチのようなものがついていますが、私としてはこれを「オチ」と呼ぶには抵抗があります。私見ですが「オチ」には必然性が不可欠だと考えているからです。それがないと物語が完結しないとか、それがあるお陰で物語が締まるなどの必然性です。

しかし、掲載話の殆どのオチには必然性が感じられません。多くは「裏ではこの様な事が起こっていた」というもので、それがなくても物語としては問題なく成立します。また、それに対する伏線も感じられず、物足りないから追加しましたという印象を持ってしまいました。ハッキリ言って蛇足です。

全編に黒星警部という人物が出てきますが、それ以外のストーリー上の繋がりは、各話の間にはありません。
七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる) (創元推理文庫)より
4488409032
No.12:
(5pt)

有名作家のパロディー

横溝、ディクソン・カー等の作品をパロディー化した作品です。
トリックはシンプルかつ最後にオチがついているので楽しめますし、主人公密室好き警部が金田一シリーズに登場する警部を思わせます。
異色の作品です。
七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:七つの棺【新装版】 (密室殺人が多すぎる) (創元推理文庫)より
4488409032



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