帝王、死すべし
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帝王、死すべしの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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イジメを受けている中学生の息子の日記を読んだ父親が息子を救おうと奮闘する。 | ||||
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良かった | ||||
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題名はクイーン「帝王死す」から採ったものだろうが、内容は作者得意の叙述トリックものである。日記体を多用していたり、現在の事件が過去の事件を反映していたりするのは何時もの如くなのだが、往時の冴えは全く感じなかった。これだけのpoorなオチを用意するのに450頁以上掛かっている辺りにも作者の力量の衰えを感じざるを得なかった。 本作のモチーフは"いじめ"問題と「***」問題なのだが、主に中学生の日記体で物語が綴られているせいもあって、読者に迫って来る(往年の)作者特有のドロドロとした怨念が感じられず、求心力が乏しく極めて平板な物語展開。錯綜した謎がある訳でもなく、上述した通りオチも極めてpoorなのだ。 作中に、新人賞を取った後、スランプが続き、今では売れない作家が出て来るのだが、その作家の応募作品に対して編集者が以下の様に評する。 「昔のような切れ味や冴えがなく、腕がなまった」 この一節を作者がどのような気持ちが書いたかを推し量ると胸が痛い。デビュー当時からの作者のファンとしては、起死回生の一作を期待したい。 | ||||
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あまりおもしろくないなー。いじめものはつまらない、特に家庭内のは | ||||
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途中からアイツが怪しいとは思っていたが、まさかアレが日記だったとは…。 この作者の作品群は毎回神経を消耗し、何気ない記述も注意深く読まないと 後で足元を掬われる。登場人物の名前や性別、人称、人数、時系列…等々。 「騙されないぞ、見逃さないぞ」と強い決意を持って本作に臨んだが、 終盤に進むにつれてウーンと唸らせられた。ただエピローグで語られる真相は 辻褄合わせにはなるが、やや強引な気もした。 | ||||
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前作の「追悼者」は「東電OL殺人事件」が題材でしたのが、 本作は1999年に実際に起こった「てるくはのる事件」を題材になっています。 出版社に勤める野原実は中学3年生の息子(野原輝久)の日記を盗み読みすることで、 「帝王」と呼ばれている者から人の見えない所で 体に痣が出来るほど痛めつけられおり、自殺寸前の精神状態であることをを知ります。 野原輝久は自身のあだ名「てるくはのる」と「てるくはのる事件」に 運命的な偶然を感じるようになり、てるくはのる事件を詳しく調べるようになります。 野原実は担任に「息子がいじめられいる。帝王とは誰か調べて欲しい。」と依頼しますが 頼りにならない担任に代わって真相を解明しようとし、 息子が計画している企みを阻止しようとします。 折原一の作品は最後の最後に驚愕のネタばらしがありますが 今回も最後の最後まで見事に騙してくれました。 結構気合い入れて挑戦したんですけど駄目でした。 途中で違和感があった箇所があったんですが まさかそれがトリックの糸口だったとは・・・。 表紙とタイトルを見て「ハズレかな?アタリかな??」と購入を躊躇しました。 内容も在り来たりの題材で斬新さもなく正直期待はしていませんでしたが、 読み始めると止まらなくなってあっという間に読んでしまいました。 折原一は叙述トリックが多いので映画化が困難な作家ですが 本作は映画化出来そうなトリックだったと思います。 是非とも映画化して皆さんを驚愕のどん底に叩き落として欲しいと思います。 | ||||
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